みつ語林(あ~お)

あおあおあおあお

吉岡ゆきは眉毛を細くし再び生えそろうまでの15分間は
ふたばに変身できるのであった…!
吉岡ゆきの驚異的な眉毛の再生速度を表す擬音。
その再生能力はと言うと、完全に剃ってしまっても数分間でうっすらと生え始め(あおあおとしてくる)、15分後には完全に元通りの極太眉毛が蘇る。
当初は母・紗江子の戒めによって眉毛を剃ることを禁じられていたため、このことは吉岡本人も知らなかった。

「ええ!? ほんの数分前に剃って もうこんなに!? すげぇ再生力だな!!」「もう二度と剃らないもん!」

石田いしだ

海江田の高校時代の友人。既に結婚という墓場に旅立っていった。

「今は亡き石田… 小林… 三田…」「名字が変わったからね」

上尾市あげおし

『みつどもえ』の舞台である埼玉県の中規模都市。県庁所在地であるさいたま市(旧大宮市)の北部に隣接する。
桜井のりお先生の出身地であり、前作『子供学級』の舞台でもある。
佐藤まさのぶがJR上尾駅で下車していることから、丸井家鴨橋小学校があるのはこの上尾駅周辺部と見られる。
作中で初めて上尾という地名が出たのは、6卵性の背景(「上尾心霊MAP」「上尾不動産MAP」「上尾食いだおれMAP」のポスター)。
実際に舞台であることが確定したのは、97卵性の回覧板に書かれている「上尾地区 不審者情報」である。
ただし作中に登場する地名や施設(たとえば鴨橋小学校や市営プール)は、一部を除いて実在するものとは名前が異なっている。

いただきマーキングいただきまーきんぐ

しょうがない隊の「本日のランチ」。
マーキングとは動物が自らのテリトリーを主張する目的で、尿などによって自分のニオイをその場に残す行動を指す。
いただきマーキングは、好物である佐藤の上履きを舐めて味わいつつ自らの唾液の匂いも残すという、一粒で二度美味しい行為である。
しょうがない隊の常軌を逸した習性をよく表しているものと言えよう。

一筆乳頭いっぴつにゅうとう

乳首券が発行されていないお色気漫画のおっぱいに、乳首を描き加えて完成させる行為。
コミックスへの収録時に作者自らの手で行われるケースもある。
おっぱい全体のバランスを考慮しつつ、位置や大きさなど適切な乳首を描き加えるためには熟練の技が求められることから、
男子たちはもっぱらおっぱい職人であるふたばに委託している。

「今週も『一筆乳頭』お願いしゃーーーっす!!」

伊藤家いとうけ

伊藤詩織の家庭。家族構成は不明。伊藤本人の申告によると弟がいるらしいが、作中には登場していない(*1)
自宅は2階建ての一軒家。外観を見る限り佐藤家と同等の邸宅であり、杉崎家ほどではないにせよ、それなりに裕福な家庭と見て良さそうである。
「(恋する腹黒)お嬢さん」のキャッチフレーズも伊達ではないということか。
花粉症の佐藤のために大量のティッシュを用意したり、佐藤家に侵入する穴を掘るため掘削機を用意するとサラリと言ってのけたりというように、
伊藤の言動もそのことを裏付けるものとなっている。しょうがない隊の活動を経済的な面からも支えているのかも知れない。
また伊藤の部屋はしょうがない隊のメンバーで集まる際の溜まり場となっており、3人でお泊りしたこともある。
部屋の中は佐藤グッズが飾られているほか、ハート型のクッションやクマ・うさぎ等のぬいぐるみが並んでいたりと、いかにも女の子らしいものとなっている。
(*1)長い付き合いの緒方に対しても弟の存在を言及しているので、一応実在しているのではなかろうか。

「ガチレンジャーショーって遊園地でやってるんだよねー 弟いるから知ってるよ」
「ウチ今日 弟の友達がたくさん遊びに来てて… 足の踏み場がないの」
「事前に言ってくれれば掘削機とか用意したのに」

命の板いのちのいた

ひとはにとってのビート板のこと。泳げない彼女にとって、プールでこれを奪われることはすなわち死を意味する。

「ギャッ 私の命の板が…!!」

淫夢の森いんむのもり

ひわい本界のベストセラー作家・岡ジュン先生の作品。父・純次の職業を誤解している吉岡が、慣れておくためと称して購入した。
部屋で宮下と熱心に読み耽っているところを紗江子に見つかり、結果的に母親との歩み寄りのきっかけとなった。

いんらんいんらん

ひとはのつぶやきから。小学生の身の上にも関わらず、クリスマスに男子を呼んで合コンパーティを開こうと考えるような、眉毛の太い彼女のこと。
身も心もいんらんであると言わざるを得ない。

うお座うおざ

三つ子の星座。一般的な12星座占いでは、2月20日~3月20日生まれがこの星座に該当する。
彼女たちの誕生日に関して唯一明らかにされているという点で、貴重な設定と言えよう。
『みつどもえ』の連載が開始されたのが3月9日であり、うお座という設定もこの日に基づくのではと推測される。

「うちら ふたご座じゃないっスよ?(うお座っスよ)」
「知ってる」

ウコールうこーる

有名下着メーカー。モデルはワコール。社長が麻里奈の親友で、みつばプロデュースのパンツを作成するという与太話に本気で乗ってきた。

「ママね あのウコールの社長さんと親友なの」「ウコールって有名下着メーカーの…」

ウンコ師匠うんこししょう

杉崎みくのこと。杉崎とのウンコぴょんぴょん勝負で敗北を喫したふたばが、本家である杉崎に敬意を表してこう呼んだ。
杉崎のなりきりゴッコの一環で、自身の頭頂部のちょんまげをクルクルとカールさせたふたばだったが、その形状はまさにウンコであった。
このウンコの弾む力を利用してふたばはみつば(の脂肪)とピンポン対決を行い、この弾力勝負を制する。 
もはや向かうところ敵無しかと思われたが、杉崎の技の前には及ばず、本家ぴょんぴょんのバネ力を思い知ることとなった。

「小生の負けです!! 杉ちゃんの方がすごいです!!」「当然よ!!」「ウンコ師匠です!!」「うるさい!!」

エカテリーヌえかてりーぬ

ひとはの寵愛を別のハムスター(実はチクビのぬいぐるみ)に奪われたと思い込み、傷心のあまりひとはの元から走り去ったチクビ
そのチクビを見つけたメグかおるが、新しく付けようとした名前がエカテリーヌである。チクビよりはずいぶんマシな名前ではある。

「エカテリーヌ飼ってもらえるようにママに頼んでみる!!」

エリオットえりおっと

佐藤絵理の呼称のひとつ。この呼称は作中では登場しておらず、のりお先生のTwitterでのみ確認されている。

エリツィンえりつぃん

ふたばによる、佐藤絵理の呼称のひとつ。元ネタは言うまでもなく、元ロシア大統領・ボリス=エリツィン氏である。
絵理本人の前でもふたばはこのあだ名で呼んでいるので、以前から慣れ親しんだ呼び方のようだ。

「ということは…エリツィンをストーキング!?」
「小生 SSS隊OBだからエリツィンは後輩だね!!」「うふふ」

エリックえりっく

ふたばによる、佐藤絵理の呼称のひとつ。「エリザベス」や「エリーゼ」など女性名を使わないのは不思議である。

「あっ エリックがどっか行くっス!!」

エリントンえりんとん

ふたばによる、佐藤絵理の呼称のひとつ。

「よーーし こうなったらニオイでエリントンを探すっス!!」

大石おおいし

宮下が所属するバスケチーム「鴨橋オリオンズ」のライバルチームのひとつ。
ひとはがメンバーに加わった鴨橋オリオンズと対戦した。ユニフォームは白地。胸に「大石」とプリントされている。
メンバーでは、ひとはからファール(ユニフォームを引っ張られる)を受けた背番号5の子が特に印象深い。また(通常バスケでは使われない)背番号3の子がいる。
なお「大石」は実際に上尾市内に存在する小学校の名前であり、この周辺を拠点にしているようだ。

緒方家おがたけ

妹の緒方愛梨と、兄の一郎太の2人暮らし。住居は平屋の一軒屋で、昭和の香りを感じる年季の入った家屋。
リビングにあたる畳敷きの6畳間には、テーブル(冬場はこたつ)・ブラウン管のテレビ・ミカンの段ボール箱・ダイヤル式の黒電話など、
これまた昭和を感じさせるアイテムが並んでいる。
その隣に一郎太の部屋があり、愛梨のスナップショットや抜け毛コレクション、お古の靴下やジャンパースカート、妹の描いた似顔絵など
数々の妹グッズが飾られている。このおぞましい部屋の存在は、愛梨も隠しておきたいものらしい。
両親の存在は長らく不明であったが、別居中の父親(焼きイモ屋)が存命であることが判明した。別居の理由は明らかになっていない。

おがちんおがちん

緒方愛梨の愛称。この呼び方をするのは同じしょうがない隊伊藤加藤と、ふたば
他の子の愛称がせいぜい「○ちゃん」(「みっちゃん」や「杉ちゃん」)であることと比べると、個性的な愛称と言える。

おがちんの下半身が気になってしょうがない隊おがちんのかはんしんがきになってしょうがないたい

隊長は加藤真由美。あまりにも無防備な緒方の下半身の防衛が主たる任務。
決してノーパンで過ごす緒方の下半身方面に劣情を催す人たちのことではない。
隊員には予測不能な緒方のアクロバティックな動きにも機敏に反応できる反射神経、不測の事態にも即座に対応できる的確な判断力、
そしてうっかりジャンパースカートの中身を目撃しても動じない精神力などが求められる。

「それじゃ真由美ちゃんひとりおがちんの下半身が気になってしょうがない隊だよ~」

オカルト研究チームおかるとけんきゅうちーむ

鴨橋小学校で活動するオカルト好きのグループ。「超常現象大好きっ子クラブ」とも。
根津大木坂下熊井の4人、及び自称顧問の松岡で構成される。
児童会選挙に立候補した際に超常的な力を披露したひとはに興味を持ち、松岡を介して接触を図ってきた。
月刊ムフーの読者。 電磁波を防ぐためのアルミ箔で出来た帽子を被ったり、些細なことでも超常現象に結びつけて考えたりと、
やはり松岡の同類だけあって世間の一般常識からはズレている。

おしりマンおしりまん

ある日、1年生のかおるにお揃いのヘアピンを贈られた宮下。しかしそのハート型のヘアピンは自分には似合うまいと悩んだ末に宮下が考え出したのが、
他のヘアピンと組み合わせて人の形をした「おしりマン」に見立てるという斜め下の発想であった。
心をこめて贈ったプレゼントがそんなふざけた使われ方をするとは思わず、ショックを受けたかおるは「違う!」と泣きながらその場から走り去ってしまう。
下級生の想いを踏みにじるような宮下のKYな行為に、杉崎はいたくご立腹であった。

「プレゼントありがとな!! おしりマン!!」

おっぱい査定おっぱいさてい

おっぱい職人・ふたばの持つスキルのひとつ。目測でバストサイズを小数点2位の精度で見極めることができる。
水泳の授業中にミクロレベルのバストサイズ争いをしていたみつば杉崎の雌雄を決するために、その超人的な能力が活用されることになった。
ただし一定以下のサイズは「ない」ものとして計測不能と見なされるようである。

「ふたばは目測でバストサイズ少数点2位まで言い当てることができるのよ!!」
「おっぱい査定させて…私が勝利するんだから!!」

おっぱい枕おっぱい枕

ふたばが愛用している、ふくよかな乳房をかたどった枕。クリスマスプレゼントとしてサンタからふたばへ贈られた。
揺らせばダイナミックに弾むほどのボリュームがあり、その揉み心地は実物にも負けないほど。
長らく親しまれてきたこの枕だが、乳首が取れてしまったためフリーマーケットで処分されそうになっている(未遂)。

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