VER.4.0[危機一髪! 初めての家宅捜索!!]
ききいっぱつ! はじめてのかたくそうさく!!

構成そりゃあ…ナデナデしたりペロペロしてもらうんだよ!!

登場場所

  • 森繁製作所

アオリ文

未だに”自称ロボ”!!

あらすじ

森繁製作所に帰宅したイチカちとせ。猫ロボットに意識を転送されたイチカは、自身がメンテされる場面をちとせに見せてロボットであることを証明しようとするが、人にはお見せ出来ない絵面ばかりでそれも叶わず。しかも間が悪いことに、ちとせが誘拐疑惑を通報したポリスが森繁宅に乗り込んでくる。森繁父に迫るピンチ。イチカは自分を守るためにも、猫の姿のままポリスの気を逸らそうとするが…。

オクリ文

監禁マンVSヤバポリス…。⏎次号につづく。

作者コメント

別チャンの『みつどもえ』もよろしくお願いします。今月号は三十路が暴れたり、死体を探したりする話です。

キャラクター

炉端イチカ(帰宅後、中途半端な猫型ロボットに意識を転送され、メンテナンス中。内部のメンテは大股開きでパカーン)
  • 最悪だよ
  • 「やったーーカワイイ猫ちゃんだ!!」
  • 絶対 作るの途中で飽きたろ!!
  • 「あ…そうだ 片乳首失くしたから ちゃんと付けといてね…」
  • 「ねっ! ねぇ博士ッ このメンテ風景をちとせちゃんに見せれば私がロボットだって信じてくれるんじゃない!?」
  • 博士が少女誘拐監禁マンって汚名も晴れるよ!!
  • 「乳首は後でいいからさ!! もっとこう…パカーンって感じで…メンテっぽくやってよ!!」
  • 「ホントに博士 変態じゃないよね…」
  • 「なっ…なんとゆうタイミング…」
  • 「ヒーーッ 突入体勢!!」
  • 「博士がいないと私も緩やかに死んでいくよ…!!」
  • 「わたくしイチカといいまして 実は……博士が作ったロボットなんです!!」
  • 「カッ…カワイイだなんてそんなっ……」
  • 「ねぇっ ポリスが私のこと可愛いって!! ロボットってことも信じてくれたよ」
  • 「ヒッ 嫌だな…」
  • どした
  • 「博士…ヤバイのにマークされてるね」
女性ポリス(ポリさん。1話目に登場した女性ポリス。この話のもうひとりの主役と言える。猫型のイチカにメロメロ)
  • 「邪魔するぞ」
  • 「パンツを返しに来たぞ」
  • 「それと…君のパパが誘拐したっていうあの子はどうした?」
  • 「そっ…そうなのか~~…」
  • あの見た目で…カワイイ物も作るんだなぁ~~
  • 「人は見た目で判断してはいけないな…」
  • 「森繁博士 交渉をしよう」
  • 「先ほどのイチカとかいうロボ(猫)…私にも同じものを作ってくれないか!?」
  • そうすれば色々なことに目をつむってやらんこともない………
  • 「イチカ(猫)は…家族…か…」
  • 「フン…優しい所もあるんだな…」
  • 「じゃ…じゃあ ちょっとだけ触らせてくれ…(ハァ ハァ)」
  • 「一晩だけ預かるってのはどうだ…?」
  • そりゃあ…ナデナデしたりペロペロしてもらうんだよ!!
  • 一緒におねんねするに決まってるだろ 独り身で寂しいんだから
  • 「いっ…いいのか 公安がマークし続けるぞ!?」
森繁父(イチカのメンテを行うが、絵面的によろしくない感じ。イチカ=猫を譲るように交渉してきたポリスに引き気味)
  • 「おかえり 登校初日はどうだった?」
  • 「念のため ボディーの点検をしよう」
  • 「点検中は一旦意識データをスペアロボに移すぞ」
  • 「何があったんだ…」
  • 「そう思われてるのか…」
  • ふむ なるほど…乳首が…
  • 「内部をか」
  • 「ん? パンツがないな~ パンツパンツ」
  • 「えっ 意外だな…」
  • 「い…いやそれは難しい 開発には時間も金もかかったし…」
  • 何よりイチカ(人型ロボ)はたった1人だけなんだ 私の……子供なんだよ
  • 「何するつもりだ」
  • そっ… そんな用途では作ってない…
  • 「うん」
森繁ちとせ(今回は脇役。最後は悔しさで涙)
  • 「え… 何……ラジコン…?」
  • 「痛っ」
  • 「痛い……」
  • 「ロボさん…どこでラジコン操作してるの…」
  • 「痛い痛い痛い」
  • 「あ…ポリさん…」
  • 「今朝はどうも…」
  • 「あたしのじゃないけど…」
  • 「研究室にいると思う…」
  • 「あの…誘拐のこと…」
  • 「ポリさん!?」
  • 「出てってくださいっ」
  • 私の方が… 可愛いのに…

ストーリーライン

1
森繁製作所イチカ・森繁父 ・ちとせ
イチカ・森繁父帰宅したイチカとちとせ。森繁父に登校初日はどうだったと聞かれ、イチカは「最悪だよ」と憤慨しながら答える。
イチカ・森繁父念のためにイチカの点検をすることに。森繁父がプラグを耳に差し込むと、イチカの意識はブツンと途絶え、目からは光が失われる。
イチカ意識が転送されて目覚めたイチカは、転送先のスペアロボが可愛い猫型だったので喜んだが…。
2
イチカその猫型ロボットは足がタイヤという実に中途半端な作りだった。「絶対作るの途中で飽きたろ!!」
Twitterによれば、このロボットのモデルはのりお先生の愛猫マムロン様とのこと。確かに体毛の模様が一致しますね。しっぽも曲がってますし(笑)。
イチカ・森繁父無くした片方の乳首のことを思い出し、森繁父に付けておくよう頼むイチカ。「何があったんだ…」
イチカ・森繁父イチカは物言わぬ体になった自分の姿を見て思い付く。このメンテ風景を見せれば、ちとせもさすがにロボットだと信じてくれるのではないか。
イチカ・森繁父その訴えを聞いた森繁父も納得する。ちとせからの「少女誘拐監禁マン」の疑いも晴れるはず。
イチカ・ちとせさっそくちとせを呼びに行くイチカ。その声に反応するちとせだが…。
イチカ・ちとせしかしやって来たのは見覚えのない猫型のロボット。声はすれども姿は見えず。ラジコンかと思うちとせ。
イチカ早くロボットだと証明したい。その気持ちからちとせを急かしつつ、研究室に戻ったイチカ。ところが研究室で彼女が見た光景は…。
3
イチカ・森繁父上半身を裸にされ、怪しい風体のおっさんに体をいじられる自分の姿であった。思わず言葉を失うイチカ。
※注:あくまでイチカが無くしたという乳首の確認のためです。
イチカ・ちとせ花も恥じらう少女的にはこんな場面、とても人には見せられない。イチカ(猫)は後方に高速ダッシュして、ちとせの足に激突する。
ちとせ「痛い……」。すねを痛打されてしゃがみこむちとせ。
イチカそうしてちとせを足止めしているうちに、イチカはきびすを返して研究室に戻る。
イチカ・森繁父乳首は後回しでいいから、もっとボディをパカーンと開いて、メンテらしいところを見せてと訴えるイチカ。
イチカ・ちとせタイミングを見計らって、イチカは再びちとせを呼びに行く。ちとせはイチカの姿が見えないことを訝しがる。
イチカ・森繁父研究室では、森繁父が希望通りイチカボディを「パカーン」と開いてメンテ中であった。
イチカにとってひとつ大きな誤算だったのは、ご開帳する箇所がよりによってお股だったということ…。
出産時のように大股開きにした少女の股間にうずくまり、堅い棒状の物(※ドライバー)を差し込もうとするおっさん。ロボットでなければ完全に犯罪的な絵面。
こういうネタは『みつどもえ』ではやりづらいでしょうから、まさに『ロロッロ!』ならではのものと言えましょう。
イチカ・ちとせ全力でちとせの侵入を止めに掛かるイチカ。ギュルルルとタイヤでちとせの靴下を巻きこんで引っ張る。「痛い痛い痛い」
4
イチカ「ホントに博士 変態じゃないよね…」。二度にわたってあんな場面を見せられては、不審に思うのも無理はない。
ポリスその時、コンコンとドアをノックする音。ちとせたちの前に現れたのは、今朝、登校中に会ったあの女性ポリスであった。
イチカ彼女の来訪に内心焦るイチカ。まさか今朝の誘拐疑惑の件でやって来たのでは…。
ポリスポリスはパンツをちとせに渡す。飛行する際にイチカが脱いで置いていったパンツだ。これを届けに来ただけかとホッとするイチカだったが…。
ポリスやはり彼女は誘拐の件で来たらしい。ちとせに(誘拐された少女は)「研究室にいる」と教えられ、彼女の目の色が変わる。
5
ポリス銃を構えて、研究室の閉ざされた扉に張り付くポリス。
イチカイチカは青ざめた。もしイチカをメンテ中の姿を見られたら、間違いなく森繁父はお縄だろう。
そしたらイチカをメンテしてくれる人もいなくなってしまうのだ。緩やかな死がイチカの脳裏をよぎる。
ポリスさらに悪いことに、扉の向こうでは森繁父がイチカのパンツを探していた。それを聞いたポリスが研究室に突入するのは時間の問題…!
イチカなんとしてもそれは防がなくては。イチカは思い切ってポリスに声を掛ける。
イチカ・ポリス恐る恐る、自分が森繁父に作られたロボットだと明かすイチカ。それを聞くポリスの反応はというと…。
6
ポリス突然はぁーっとため息を漏らして相好を崩すポリス。自分の告白を素直に信じた彼女に、イチカはちょっと驚く。
ポリスポリスはイチカ(猫)の可愛らしさにすっかり骨抜きにされてしまったらしい。「あの見た目で…カワイイ物も作るんだなぁ~~」
ポリス・イチカ可愛いと誉められてイチカは照れる。一転して、ほのぼのとした和やかな雰囲気に。
イチカは元の自分の姿について、ポリスは今目の前にいる猫の姿について言っているという。この認識のズレがこのあとの誤解を招くことに。
ポリス・森繁父そこへ部屋から出てきた森繁父が。イチカ(猫)を連れて行ってしまう。
ポリス気の抜けた顔を見られて、ちょっと気まずげなポリス。ゴホンと咳払い。
イチカ・森繁父一方、点検が終わり、本来のボディに意識が戻ったイチカ。
イチカ・森繁父ポリスに可愛いと誉められた上に、ロボットだと信じてもらったと嬉しそうに話す。それを意外に思う森繁父。
7
ポリス部屋から出てきた森繁父に、ポリスは交渉をもちかける。
ポリスその条件とは、イチカ(猫)と同じものを作って譲ってくれというものだった。そうすれば色々なこと(誘拐とか)に目をつぶってくれるらしい。
堂々と賄賂を要求してくる公安に引きまくる一同。
森繁父イチカ(人型)は開発に時間もお金も掛かったから難しいと話す森繁父。
森繁父それにイチカ(人型)はたった1人、自分の子供なのだと父は語る。
ポリスイチカ(猫)は家族同然。その話を聞いたポリスは、「優しい所もあるんだな」と森繁父のことを見直したようだ。
8
ポリスそして、ならばせめて代わりにとイチカに「触らせる」「一晩だけ預かる」のではどうかと提案する。
森繁父不審に思いながら、イチカ(人型)を預かって何をするつもりだと問い質す森繁父。
ポリス「そりゃあ…ナデナデしたりペロペロしてもらうんだよ!!」
森繁父イチカ(人型)はあくまで友達ロボットとして作られたのであって、そうしたひわいな感じの機能は備わっていない。ドン引きする森繁父。
ポリスお構いなしにポリスは「一緒におねんねする」「独り身で寂しいんだから」と聞いてもいないことを口走る。
独り身で寝る寂しさあまって、猫のような可愛いもの欲しさに取り乱す…。ああダメな大人の匂いがぷんぷんだ。
ポリスとうとうちとせに追い出され、憤慨しながら去っていくポリス。
結局、森繁父をマークしている公安ってこの人だけなのか…。公権力を渡してはいけないタイプの人ですね。
ちとせ・イチカ騒乱が去った後、「私の方が…可愛いのに…」、そう呟いて涙するちとせ。「どした」。
今回は脇役に回りましたが、意外なところで対抗心を抱いていたちとせ。一人称は「あたし」の間違いと思われます。
イチカ・森繁父「博士…ヤバイのにマークされてるね」「うん」
この話は8ページと短めで、内容も本筋からは外れたもの。のりお先生が仰っていた「増やした1話」はおそらくこの回でしょう。たぶん猫とポリスを出したかった説。

コメント

zenit 2016年10月30日 08:54

ポリさんダメ可愛い大人過ぎ回。
凛々しいルックスの中に可愛いもの好きな乙女の魂が宿っているなんて最高、と思っていたら独り身の寂しさまで隠そうとしないそのガバガバさに惚れました。一応仕事熱心ではあるんですよね。可愛いもので買収されそうですけれど。

森繁博士のテクノロジーが際立った回でもありました。意識データをロボット間でやり取りできるとかただの変態ルックスおじさんではありませんな。あの鉄仮面(溶接マスク?)の下の素顔が見たいものです。そして丸井家に続いて母が不在である理由も・・・。

ロロッロは割と露出多めですね。みつどもえも時々暴走しますが、のりお先生的には中学生かつロボットなので描きたい放題なのでしょうか。

>この話は8ページと短めで、内容も本筋からは外れたもの。のりお先生が仰っていた「増やした1話」はおそらくこの回でしょう
言われてみると確かに。その分マム様を出したり好き放題やった感がありますね。ポリさんの変態性が際立ったので編集部の要請は正しい方向に向かったと思います。マム様を出すにしても適当パーツをくっつけたりとのりお先生のバランス感覚は凄いなと思います。ギャグにしないと落ち着かないのでしょうね。


みつたま 2016年10月30日 18:00

>zenitさん

>ポリさんダメ可愛い大人過ぎ回。
こういうダメ可愛い大人はのりお先生も好きっぽいですよね。途中までクールでグラマーな
ミニスカポリスさんかと思っていたら、あんなふうに一発でデレてしまうとは…w
普段はそういう面を見せないように肩肘張っているんでしょうね。肩こりが酷そう。

>独り身の寂しさまで隠そうとしないそのガバガバさに惚れました。
言わなくてもいいことまでつい言ってしまうその必死さが好き。
あそこまでカミングアウトしたのに断られてしまって可哀想なくらいです。

>意識データをロボット間でやり取りできるとかただの変態ルックスおじさんではありませんな。
バランス感覚が若干おかしい気もしますけれど…w そもそもお尻のジェットとかお友達ロボに必要なのか!?

>そして丸井家に続いて母が不在である理由も・・・。
ちとせがあの父から生まれるとは到底思えないので、ママは相当可愛らしい人だったに違いない…。
草次郎みたいに実はイケメンなのかもしれませんけど。

>のりお先生的には中学生かつロボットなので描きたい放題なのでしょうか。
ロボットは物だから、絵や写真と変わらないみたいな? 描きたいものを描くために用意された設定なのかも。
露出そのものもさることながら、全体的にシチュエーションがヤバすぎですよねw

>マム様を出すにしても適当パーツをくっつけたりとのりお先生のバランス感覚は凄いなと思います。
ページを捲るなり笑わせてもらいました。ちゃんとおたまたまも装着しているのに、足はアレという…。
森繁パパのキャラ立てにも繋がってるわけですし、こうした発想はさすがですよね。


この記事にコメントする

名前 URL 情報を記憶

先頭に戻る