1 |
| 日光宮下・佐藤・緒方・伊藤・加藤
| 宮下 | 修学旅行の最終日は自由行動。宮下は成り行きで緒方たちと同じ班になり、佐藤もこれに巻き込まれていた。
| 伊藤 | 伊藤は昨晩、田渕から告白されて心身に異常を来したため、真っ白な放心状態になってしまい車椅子で運ばれていた。
|
|
2 |
吉岡 | 吉岡はいつものメンバーからひとり離れた宮下を心配する。
| 杉崎 | それに対し、案外宮下以外の方が大丈夫じゃないかもと言う杉崎。果たしてその見込みは的中していた。
| 宮下 | 佐藤本人のいる前で、昨晩の告白について緒方に尋ねる宮下。KYの面目躍如である。
| 宮下・緒方 | 真っ赤になってしどろもどろな緒方に、宮下はさらに質問を重ねる。ヘーイヘーイと囃し立てる始末。
|
|
3 |
緒方 | 自分を庇ってくれたことに感激する緒方。はわわ。ちょっぴり鼻血が漏れている。
| 宮下 | しかしこれで懲りないのが宮下という女。今度は加藤に向けて「佐藤のことをあきらめたってことでいいの?」と言ってのける。
|
|
4 |
佐藤 | 一方、佐藤は異変に気が付く。さっきのやり取りをしているうちに、いつの間にか人気の無いところに来ているではないか。
| 佐藤・伊藤 | 意識は無いはずなのに、ぐっと車椅子のハンドリムを握っている伊藤。それに気付いた佐藤は、伊藤がこの場所に誘導してきたのだと理解する。
|
|
5 |
宮下 | その時、さりげなく佐藤の背に忍び寄る手に気付いた宮下。その手を掴んで阻止する。
| 宮下・緒方 | 犯人は言うまでもなく緒方。手のひらに粘着テープを貼り付け、佐藤の服の繊維片をゲットしようと目論んでいたのであった。
|
|
6 |
宮下 | 伊藤の膝の上に置いてあった帽子を手に取り、宮下はその場を離れる。
| 佐藤 | 突然頼みの綱の宮下がいなくなり、焦る佐藤。
| 佐藤 | 自分を狙うふたつの視線。じりじりと彼女たちから離れようとする佐藤。
| 緒方・加藤 | それに対し徐々に距離を詰めていく緒方と加藤。獲物までの距離を測りながら少しずつ迫っていく肉食動物のように。
|
|
7 |
宮下 | 本人はイケメンになりきっているつもりのようだが、悲しいかな、誰がどう見ても正体はバレバレである。
|
|
8 |
佐藤 | 予想だにしない罠が佐藤を待ち受けていた。握ったハンドルには粘着テープが巻き付けられていたのだ。さながら蝶を捕らえる蜘蛛の巣のように。
| 佐藤 | 佐藤は悟る。都合良く帽子が用意されていたのも、宮下をこの班から遠ざけるための伊藤の策略の一環だったのだ。
| 伊藤・佐藤 | 伊藤はなおも真っ白で無言のまま。それでもコロコロと車輪は転がり、ハンドルから手を離せない佐藤をどこかへ導いていく。
| 佐藤・宮下 | 宮下に必死に助けを求める佐藤の声。しかし既に緒方たちを腐らせることに夢中になっている宮下の耳にそのSOSは届かない。
|
|
少年少女と、中年同士、ともに性を匂わす描写がありましたね珍しく・・・
先輩に倣って、みつどもえSAGAを描いて欲しい(願望)
>ニヤニヤさん
「先生逮捕されちゃうから…」(ひとは談)
伊藤さんはやはり森の中で薄い本的な展開を繰り広げていたのでしょうか。
妄想は広がるばかり!!