344卵性『三百八高地』
さんびゃくはちこうち

構成噂には聞いてたけど…あんた相当うっとうしいわね!!

扉絵カラー日光での修学旅行中のさまざまな場面を写した写真。登場人物多数。

扉絵

    なし

柱紹介

    なし

登場場所

  • 日光

アオリ文カラー

たくさんの笑顔。⏎たくさんの思い出。⏎日光!観光!最高!カラー!!

アオリ文

日光修学旅行、最終日!!

あらすじ

修学旅行編の最終日は自由行動。しょうがない隊の3人と同じ班になってしまった佐藤にとっては恐怖以外の何物でも無かった。頼りになるのは自分を巻き込んだ宮下のみ。そのうっとうしさを遺憾なくする宮下は、佐藤の頼みで緒方たちを遠ざけようとする。しかし佐藤はいつの間にか追い込まれていた。放心状態であるかに見えた伊藤の策略によって…。

オクリ文

修学旅行編⏎完結!!

作者コメント

ようやく歯列矯正の装置が外れました。今はマウスピースをしているので突然殴られても安心です。

キャラクター

宮下(しょうがない隊&佐藤班になり、そのうっとうしさを発揮しまくって嫌がられる。イケメンに扮するも佐藤を守る抜く任務には失敗)
  • 「あたしは宮下☆ 長かった修学旅行もついに最終日!!」
  • お土産選びなど自由行動する班のイカれたメンバーを紹介するぜ!!
  • 「こいつどうしたの?」
  • 「………ああ へぇー そうなんだぁ」
  • 「あっ そーいえばさーーー」
  • お前佐藤に告ってたろ? それからなにか心境の変化とかあった?
  • 「やっぱスッキリしたとか…そういうの? ふんぎりついた的な……?」
  • 「あっ これも吉田から聞いてくれって言われんだけど…」(吉田→吉岡、言われんだけど→言われてんだけど、の間違いだろう)
  • 君は佐藤のことあきらめたってことでいいの?
  • 「恋より友情…的な?」
  • 「んな大げさな…」
  • 「こら」
  • 「あッ 粘着テープが………」
  • 「隙あらばお触りか…」
  • ディフェンスの鬼をなめるなよ!?
  • 「男子… そうか…男子に触ると腐る設定だっけ…」
  • 「あっ…こんな所に帽子が…」
  • 「ちょっとトイレ行ってくるわ……!!」
  • あた…俺は謎のイケメン
  • 「これぞ最強のディフェンス……!!」
  • おおっと 森の妖精がいるのかと思ったぜ~
  • 「あれっ!? 腐らないのか…!? なぜ!?」
  • 「しまった…イケメンすぎたか……!?」
  • 「も一度…」
  • 「あたしは宮下じゃない」
佐藤信也(しょうがない隊と同じ班になってしまい、宮下に護衛を依頼する。しかし最後は伊藤の策略によって、大事なものを失った…?)
  • 「おい もういいだろ その話は!!」
  • こいつに言われるとかよっぽどだぞ
  • 「…あれ!? いつのまに人気のない所に…」
  • こ…こいつが誘導してる…!!
  • 「やばい……連中にどうこうされてしまう…」
  • 「お前だけが頼りだ…!! 俺を守ってくれよ!!」
  • 「え!? ちょ…」
  • 「おい もう行くぞ」
  • 「……ッ…… 粘着…」
  • 全て宮下を排除するための策略……
  • 「たっ…助け…宮下…」
  • ああっ… あーーーーーっ
緒方愛梨(宮下に告白のことに触れられて、しどろもどろに。宮下の噂のうっとうしさを体感して心底嫌そうな顔をする)
  • 穢れた男子に呪いの呪文を唱えられてから 心身に異常をきたしたのよ
  • 「なっ…や… えっ…う…」
  • 「佐藤くんっ…なんて優しいっ………」
  • 噂には聞いてたけど…あんた相当うっとうしいわね!!
  • 「ささっ 早くみんなのいる所に戻りましょっ」
  • 「繊維片を…繊維片をお土産にするのよ」
  • 男子相手じゃないのに心が腐りそうよ…
  • 「こ…こいつどうしちゃったの?」
  • 「ねぇ なんで同じ班になっちゃったのかしら……」
  • 「やめて 腐らないけど触らないで」
  • 「あ 戻ってきた」
伊藤詩織(今回の影の主役。ずっと放心状態で廃人化していたが、それもまた策略のひとつ。佐藤を人気の無い所に誘導し、本懐かつ復活を遂げる)
  • 「ア…ア…ァ…」
  • 終わり良ければ全て良しだねっ
加藤真由美(佐藤のことをあきらめたのかと宮下に聞かれて、答えに窮する)
  • 「え~~いやっ…」
  • 「さぁ…」
杉崎みく(ご明察)
  • 「案外大丈夫じゃないのは宮下以外かもよ?」
吉岡ゆき
  • 「宮ちゃん…大丈夫かなぁ?」
その他女子丸井みつば丸井ふたば虻川貝塚加茂?)
その他男子千葉雄大田渕岡部

ストーリーライン

1
日光宮下・佐藤・緒方・伊藤・加藤
宮下修学旅行の最終日は自由行動。宮下は成り行きで緒方たちと同じ班になり、佐藤もこれに巻き込まれていた。
伊藤伊藤は昨晩、田渕から告白されて心身に異常を来したため、真っ白な放心状態になってしまい車椅子で運ばれていた。
2
吉岡吉岡はいつものメンバーからひとり離れた宮下を心配する。
杉崎それに対し、案外宮下以外の方が大丈夫じゃないかもと言う杉崎。果たしてその見込みは的中していた。
宮下佐藤本人のいる前で、昨晩の告白について緒方に尋ねる宮下。KYの面目躍如である。
宮下・緒方真っ赤になってしどろもどろな緒方に、宮下はさらに質問を重ねる。ヘーイヘーイと囃し立てる始末。
普段の威勢から一転、激しく照れまくって何も言えなくなってしまうおがちん。しょうがない隊という枠の外に対してはこういう普通の子っぽい面も見せていますね。
佐藤さすがに居たたまれなくなった佐藤がそれを止める。
3
緒方自分を庇ってくれたことに感激する緒方。はわわ。ちょっぴり鼻血が漏れている。
宮下しかしこれで懲りないのが宮下という女。今度は加藤に向けて「佐藤のことをあきらめたってことでいいの?」と言ってのける。
雑誌掲載時は2箇所の誤植あり。「吉田から」→「吉岡から」、「言われんだけど→言われたんだけど…」の間違いだと思われます。
「吉岡に聞いてくれと言われた」というのが本当なら、必ずしも宮下だけの問題ではないのですが…でも普通は聞きにくいことを平然と聞いてのける、それが宮下。
加藤YesともNoとも答えづらい質問に、加藤もまたしどろもどろになって誤魔化すほかない。
緒方度重なる宮下の狼藉にとうとう緒方がキレる。「あんた相当うっとうしいわね!!」
宮下思わぬ反撃を受け、さすがの宮下もしゅんとして、いったん大人しくなる。
4
佐藤一方、佐藤は異変に気が付く。さっきのやり取りをしているうちに、いつの間にか人気の無いところに来ているではないか。
佐藤・伊藤意識は無いはずなのに、ぐっと車椅子のハンドリムを握っている伊藤。それに気付いた佐藤は、伊藤がこの場所に誘導してきたのだと理解する。
心身共に腐りきっているのは決して演技ではないのでしょうが、その状況下にあってもこの好機を逃すまいと抜け目ないのは、さすが伊藤さんを言わざるを得ない。
佐藤・宮下周囲は自分を狙うケダモノばかり。佐藤が今頼ることが出来るのは宮下だけだった。
佐藤・宮下自分を守ってくれと頼んできた佐藤に、最初は大げさだと言って取り合わない宮下だったが…。
5
宮下その時、さりげなく佐藤の背に忍び寄る手に気付いた宮下。その手を掴んで阻止する。
宮下・緒方犯人は言うまでもなく緒方。手のひらに粘着テープを貼り付け、佐藤の服の繊維片をゲットしようと目論んでいたのであった。
佐藤と同じ班になるなんて絶好機にも関わらず、狙い目が微妙にセコいというか…。このあたりが慎ましいとも言えなくもない…?
宮下犯行の現場に立ち会ったことで、宮下も佐藤が抱く危機感を理解したのだろうか。「ディフェンスの鬼」の名にかけて佐藤の防衛体勢に入る。
緒方その姿を見た緒方たちは心底煩わしそう。「男子相手じゃないのに心が腐りそうよ…」
宮下「腐る」。その言葉をヒントに、宮下は緒方たちが男子に触れると腐るという設定を思い出す。この設定を利用すれば…。
6
宮下伊藤の膝の上に置いてあった帽子を手に取り、宮下はその場を離れる。
佐藤突然頼みの綱の宮下がいなくなり、焦る佐藤。
佐藤自分を狙うふたつの視線。じりじりと彼女たちから離れようとする佐藤。
緒方・加藤それに対し徐々に距離を詰めていく緒方と加藤。獲物までの距離を測りながら少しずつ迫っていく肉食動物のように。
この時、車椅子に座っているはずの伊藤さんの姿が見えないコマがひとつあります。誰も見ていないこの隙に、オチに繋がる粘着テープの罠を仕掛けたわけですね。
宮下追い詰められた佐藤。その絶体絶命のピンチに救いの手が現れる。
宮下突然森の中から飛び出してきたその人物。それは自称「謎のイケメン」だった。
7
宮下本人はイケメンになりきっているつもりのようだが、悲しいかな、誰がどう見ても正体はバレバレである。
バレンタインにカップルからチョコを奪う「チョコ荒らしイケメン」(267卵性『少女革命ウザナ』)の実績があるので、自信を持つのも無理はないのかも。
緒方・加藤軟派なイケメンを演じ始めた宮下に戸惑うばかりの緒方たち。「こいつどうしちゃったの?」「さぁ」
宮下男性に触れたはずなのに腐らない緒方に焦り出す宮下。その原因が「イケメンすぎた」からなどと宣う始末。
宮下それでも懲りない宮下は、腐らせようと再び緒方たちに迫る。たまらず逃げ出す緒方たち。
佐藤こんな茶番劇に付き合ってられないと、佐藤はみんなのいる場所に戻ろうと車椅子のハンドルを握るが…。
8
佐藤予想だにしない罠が佐藤を待ち受けていた。握ったハンドルには粘着テープが巻き付けられていたのだ。さながら蝶を捕らえる蜘蛛の巣のように。
佐藤佐藤は悟る。都合良く帽子が用意されていたのも、宮下をこの班から遠ざけるための伊藤の策略の一環だったのだ。
伊藤・佐藤伊藤はなおも真っ白で無言のまま。それでもコロコロと車輪は転がり、ハンドルから手を離せない佐藤をどこかへ導いていく。
佐藤・宮下宮下に必死に助けを求める佐藤の声。しかし既に緒方たちを腐らせることに夢中になっている宮下の耳にそのSOSは届かない。
本末転倒という他ない。本来守護るべきものを守護れないようでは、ディフェンスの鬼の名が泣くというもの。
佐藤森の中に響き渡る、佐藤の哀しげな悲鳴。
伊藤・佐藤その後。戻ってきた伊藤はすっかり生気を取り戻していた。一方、車椅子に乗せられた佐藤は魂が抜け落ちたかのように真っ白になっていた。
伊藤「終わり良ければ全て良しだねっ」
修学旅行編ではバスで吐きそうになったり、手が腐ったり、田 渕から告白されて内部から腐敗したりと散々な伊藤さんでしたが、最後の最後でまさかの大逆転。
森の中で何が行われたのかは、当事者たちのみが知る…。直後(345卵性)の搾り尽くされた純次との相関性を考えると、やはり一線を越えてしまったのか…。

コメント

ニヤニヤ 2017年06月15日 01:00

少年少女と、中年同士、ともに性を匂わす描写がありましたね珍しく・・・
先輩に倣って、みつどもえSAGAを描いて欲しい(願望)


みつたま 2017年06月15日 20:00

>ニヤニヤさん
「先生逮捕されちゃうから…」(ひとは談)
伊藤さんはやはり森の中で薄い本的な展開を繰り広げていたのでしょうか。
妄想は広がるばかり!!


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