342卵性『S・ボート』
えす・ぼーと

構成ここは元々女湯だったのか…

扉絵

    なし

柱紹介

    なし

登場場所

  • ホテル(女湯)

アオリ文

男子待望の入浴タイム!!

あらすじ

修学旅行編4話目。念願のお風呂タイム。女子の入浴シーンを覗きたい千葉たちと、佐藤の裸を見たい緒方たちしょうがない隊の騙し合いが交錯する。そしてその狭間で翻弄されたのが佐藤。ひとり女湯から逃げ遅れてしまった彼は洗い場で頭を洗うフリをしてやり過ごそうとするが、お風呂から上がった緒方にバレてしまう。

オクリ文

木霊する悲鳴!!⏎緊迫の修学旅行編⏎次号につづく!!

作者コメント

初めて人間ドックを受けることにしました。気になる結果は…!? 次号を待て!!

キャラクター

佐藤信也(他の男子と共に女湯に入るが、身を隠す場所がなく洗い場で女子のフリをすることに。しかし逃げ出すタイミングを逸してしまい…)
  • 「おい」
  • 「まったく…」
  • 「やれやれ…」
  • 「うッ 隠れるトコが無い…!!」
  • 「来たッ」
  • 「え…?」
  • 「おかしい… なんで男湯に連中の服があるんだ………? 来た時…いなかったよな…」
  • 「やべっ…逃げ遅れた…」
  • ここは元々女湯だったのか…(高度な騙し合い…)
緒方愛梨(千葉たちに先んじて男湯と女湯を入れ替え、湯船の中に潜んでいた。それと知らず、その場にいた裸の佐藤に触れてしまう)
  • 「佐藤ぐん゛ばぁぁぁぁ」
  • 「ていうかなんであんたたち入ってきてんのよ」
  • 「だって私たち お風呂時間の10分前に…」
  • こののれんを入れ替えれば…… 佐藤くんが女湯に入ってくるって寸法よ!!
  • 「ウソ…」
  • 「も~最悪よ お湯の中じゃなんにも見えないし」
  • 「詩織と真由美は…どこに隠れたかしら?」
  • 「ねーちょっとのぼせちゃったから一旦出よ」
  • 「ねえっ 牛乳でも飲んで作戦を…」
  • 「あ あ」
千葉雄大(男湯と女湯ののれんを入れ替え、他の男子たちと共に潜んでいたが、のろしの煙であぶり出される)
  • 「念願の風呂だーーーッ」
  • 「んな幼稚なことするわけねーだろ」
  • 「今だッ」
  • 「よっしゃ これでまだ来てない女子が男湯に来るぞ!!」
  • 「脱いだ服はどっかにしまえ!!」
  • 「隠れろーーッ」
丸井ひとは(松岡にホテルの場所を伝えるため、のろしを上げる)
  • 「ダメ…」
  • 「のろしをあげるんだよ 松岡さんがホテルの場所わかるように」
丸井みつば
  • 「お風呂は携帯禁止だって」
  • 「あれ? 先に来た女子いなくない?」
  • 「ああ洗い場にいるわ」
  • 「じゃああれはSSS隊か」
  • 「露天サイコーー!!」
  • 「なにやってんのよ?」
  • 「ずっと見られてたってこと!?」
  • 「ずっと湯の中に!?」
  • 「いや のれん 女湯になってたけど…」
  • 「ああ 一人洗い場にいたわよ」
丸井ふたば
  • 「おがちんたちの服があったよ」
  • 「お邪魔しまーっス」
  • ノーおっぱいか~~(ノーライフっス)
  • 「しんちゃんいなかったよ」
杉崎みく
  • 「ギャーーーーッ」
  • 「最悪~」
  • 「ホテルの人が気付いて戻したんじゃない?」
吉岡ゆき
  • 「どう? さっちゃんの携帯つながった?」
宮下
  • 「なんで男子がいんだよ」
松岡咲子(まだ放浪中)
  • 「はっ」
  • 「あ…あれは…!!」
虻川
  • 「のぞきとかすんなよなー!?」
ナレーション
  • 「果たして松岡さんはホテルに戻れるのか!? そしておがちんの意識は戻るのか!? つづく」
加藤真由美(湯船の中に潜んでいた)
伊藤詩織(浴場の扉の影に潜んでいた)
その他女子志久貝塚
その他男子田渕ほか)

ストーリーライン

1
ホテル・浴場千葉・佐藤・田渕
千葉「念願の風呂だーーーッ」。浴場の前で意気込みを見せる千葉たち。
虻川たちそんな彼らに向けて虻川たちが「のぞきとかすんなよなー!?」と釘を刺して、のれんをくぐっていく。
千葉・田渕千葉と田渕は女子が女湯に入ったタイミングを見計らい、素早く「男」と「女」ののれんを入れ替えた。
2
男子たちこの仕込みによりまだ来ていない女子は、男湯の方にやって来るはず。期待感を満面に浮かべた男子たちは、いそいそと服を脱ぎ捨てていく。
男子たち服も見つからないところに隠し、我先にと風呂場になだれ込む男子たち。
佐藤そんなクラスメイトたちの背中を、やれやれと呆れ気味に見送る男がひとり。佐藤である。
しかしなんだかんだで一緒に着いてくる。それがしんちゃん。
佐藤だが乗り遅れた佐藤が隠れるスペースは既になかった。
ホテル・浴場佐藤・みつば・ふたば・ひとは・チーム杉崎
佐藤そうこうするうちに、脱衣場の扉の向こうからキャッキャッとはしゃぐような声が。男湯と入れ替えられたことを知らない女子たちが入って来たのだ。
ひとは・吉岡声の主は三つ子とチーム杉崎であった。電波が回復せず、松岡にはまだ連絡が付かないらしい。
3
みつば先に来ているはずの女子の姿が見えないことを訝しむみつばだったが、洗い場で誰かが頭を洗っている姿を見つける。
佐藤その人物とは実は佐藤であった。進退窮まった彼は、頭を洗うフリをしてこの場をやり過ごすことにしたのである。
みつば・ふたば一方、緒方たちの服が脱衣かごにあったことから、みつばはその人物がしょうがない隊の誰かなのだと納得する。
この服が男子たちに見つかっていたらどうなっていたことか。後で分かるとおり佐藤を誘導するために風呂場を入れ替えたのに、これでは詰めが甘いと言わざるを得ない。
佐藤それを聞いて今度は佐藤が不審に思う。最初に風呂場に来た時には、誰もいなかったはず…。
4
一同露天風呂に入ってくるみつばたち。わーい(読者の心の叫び)。
ふたば・佐藤お邪魔しまーっスと言って、洗い場にいた佐藤の隣に腰を下ろすふたば。
ふたば・佐藤必死に顔を隠そうとする佐藤だったが、ふたばはじぬろ~っと横目で覗き込んでくる。
ふたば・佐藤よりによって相手は幼馴染みのふたばである。正体がバレたのではと佐藤は気が気でなかっただろう。
ふたば・佐藤しかしふたばは対象がノーおっぱいだと知ると、さっぱり興味を無くしたようにその場を離れていった。
「ノーおっぱい・ノーライフ」。他の壁女子たちに聞かれなくてよかった。それにしても今さらクラスメイトに何を期待したというのか、ふたばも。
5
ひとは・みつば一方、ひとはは風呂場の片隅で火を起こしていた。何をしているかと問いかけるみつば。
ひとは対するひとはの答えは「松岡がホテルの場所が分かるようにのろしを上げる」というものだった。
ひとは・ふたばふたばが息を吹きかけ、もくもくと上がる煙。その煙が思わぬ効果を発揮することになる。
男子たち影に隠れていた男子どもが煙にあぶり出されて飛び出してきたのである。彼らは女子の悲鳴を背に、這々の体で風呂場から逃げ出していった。
6
佐藤一方佐藤はこの騒ぎでも逃げそびれて、その場に取り残されてしまっていた。
「最悪~」と言って扉を閉めるコマの杉ちゃんの横乳…。お、大きくない? 男子の間で「脱いだら意外とある」とか話題になっていたりして。
みつばこれまで覗かれていたことを知って憤るみつばたち。
緒方そのとき突然、誰かが湯船の中から勢いよく飛び出してきた。佐藤目当てで湯船に潜んでいた緒方である。
緒方緒方が言うには、事前にのれんを入れ替え、佐藤を女湯に誘導して覗こうという魂胆だったらしい。奇しくも男子と同じ策であった。
7
佐藤洗い場でその話を聞いていた佐藤は驚愕する。ここは最初から女湯だったのだ。
しょうがない隊にとっては佐藤の裸体を覗き見て至福の時を味わうか、他の男子を見て目が腐り落ちるか(あるいは見つかるか)、命懸けのハイリスクハイリターンな策ですね。
緒方作戦が空振りに終わって落胆した緒方は、長い間潜行してのぼせていたこともあり、湯船から上がる。
緒方緒方はどこかに隠れているはずの伊藤と加藤を探すが見当たらない。
それぞれ潜んでいた場所は、伊藤さんが扉の影、加藤さんが浴槽の中。共にすっぽんぽんのはずですから、男子に見つかったらヤバいでしょうに。
緒方みつばに言われて洗い場にいた「一人」に声を掛ける緒方。
佐藤当の人物…佐藤は呼びかけに返事を返すわけにもいかず、その場で固まるばかり。
8
緒方返事がないことを訝しんだ緒方が、その腕を引き寄せる。
緒方・佐藤とうとう女子に顔を見られてしまった佐藤。しかも見られた相手がよりによって緒方である。もはや万事休す。
このコマもそうですが、おがちんの幼児体型っぷりがすごい。ほのかな影があるくらいでほぼフラットな胸といい、ぷっくりしたお腹のラインといい。
緒方・佐藤緒方の方も相手が佐藤と気付いて絶句する。
松岡そしてお風呂場に響き渡る絶叫。その声は帰還任務中の松岡の耳にも届くほどであった。
かくして予想通り波乱となった修学旅行初日。果たして松岡はホテルに戻れるのか、そして悦びがオーバーフローしたであろう緒方の意識も戻るのか…!?

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