341卵性『プライベート・咲子』
ぷらいべーと・さきこ

構成ああ~ん 今すぐ来てェェェ~ 早くぅ~~私をめちゃくちゃにしてぇぇぇ

扉絵

    なし

柱紹介

    なし

登場場所

  • 日光(華厳の滝・日光東照宮)
  • バスの中
  • ホテルの部屋

アオリ文

修学旅行編、続行!!

あらすじ

修学旅行編3話目。修学旅行先である日光の名所・華厳の滝を訪れた一行だが、松岡の姿が見えない。霊場探しのためにひとりで勝手に行動していたのだ。TV電話を通じて松岡と交信するひとはたちは、いつ矢部にバレないかと気が気では無い。そしてみんなの心配もよそに、松岡はホテルに戻らずその場でキャンプを張り始めてしまう。

オクリ文

もう1本!!

作者コメント

初めて人間ドックを受けることにしました。気になる結果は…!? 次号を待て!!

キャラクター

松岡咲子(絶賛単独行動中。華厳の滝に打たれたのち、霊場調査に移る。ホテルに戻れずその場でキャンプを張り始める)
  • もしもし コチラ松岡特派員
  • 「私の滝修行はちゃんと撮れたでしょうか?」
  • 「私の背後に霊が写ってたら教えて」
  • この辺は霊場だからしばらく調査する予定☆
  • 「ホテルの場所知ってるから大丈夫大丈夫っ」
  • 「万が一のため キャンプグッズも持ってきたし」
  • 「えーっ 私にも見して見して」
  • 「ほー…へー…ふーん…」
  • 「ありがとっ こっちもお礼に見せるよ」
  • 「さっき見つけた古い首つりロープだよっ」
  • 「やっぱ迷っちゃった☆」
  • 「え!? 見つかるって…」
  • 「何に……!? 霊に!?」
  • ああ~ん 今すぐ来てェェェ~ 早くぅ~~私をめちゃくちゃにしてぇぇぇ
  • 「私のカラダとひとつになって~~~~っ ああ~~~~っ」
  • 「えーーっ しょうがないなぁーー」
  • 「もうすぐ霊に見つかるトコだったのに~」
  • 「あれ… で… 電波…が あ」
丸井ひとは(松岡とスマホのTV電話機能で交信中。修学旅行でもフリーダムすぎる松岡に手を焼く)
  • 「なんか具合悪いからバスで休んでるって…」
  • 「いっぱい撮ってくれって言ってた…」
  • 「あッ 顔みたいなものが………」
  • 「わっ」
  • 「TV電話…」
  • なにやってんのっ
  • 「早くバスに戻って!!」
  • 「予定☆じゃないよ 騒ぎになっちゃうでしょっ」
  • あっ…あの…起こすと面倒だから… ねっ
  • 「万が一があったら困るんだよ」
  • 「ほら…」
  • 「ヒッ」
  • 「ねぇ もう気が済んだでしょ ホテルに戻って」
  • れ…霊的なアレなんで…ご心配なく…
  • 「もしもし まだ着かないの?」
  • 「キャンプしてる!!」
  • 「やっぱじゃないよ」
  • 松岡さん…全裸で寝る派なんですよ
  • 「もっ…もしもし 大変っ 見つかっちゃうよ!!」
  • 「なんとかごまかしたけど 早く戻ってきてっ」
矢部智(クラスを引率。生徒のことを信用していると言うが、残念ながらその思いは裏切られている)
  • 「日本三大名瀑のひとつ 華厳の滝です!!」
  • 「そろそろ戻るよー」
  • 「松岡さんの具合どう?」
  • 「ああ うん…」
  • 「大丈夫ですって」
  • 僕は生徒を信用してますから!!
  • 「こちらが日光東照宮です」
  • 「松岡さんまだ具合悪い?」
  • 「僕も確認していい?」
  • 「具合悪いのに!?」
  • 「大丈夫?」
  • 「げ…元気そうだね…」
吉岡ゆき(見ざる)
  • 「えーっ」
  • 「さっちゃんだコレ!!」
  • 言えないね…
  • 「あっ あれが見ざる聞かざる言わざるだ」
  • 「広いね!!」
  • 「さっちゃーーーん」(ひとはかも?)
杉崎みく(聞かざる)
  • 「霊を撮る大チャンスなのに」
  • 「拡大して拡大 松岡大喜びよ」
  • 「矢部っちに言った方が良くない?」
  • 「ホテルの場所知ってるんなら…」
宮下(言わざる)
  • 「霊といえば…」
  • 「あれ? 松岡は?」
  • 「雑すぎ…」
  • 「まっ…まあ松岡なら大丈夫じゃないか?」
  • 「ここか~」
  • 「やばい」
栗山愛子(具合が悪いと聞いて、ホテルの部屋に松岡の様子を見に来る)
  • 「失礼しまーす 具合悪い子いるって聞いたんだけど…」
  • 「うん 熱はないみたい」
丸井みつば
  • 「やめてよ」
  • 思い出して 栗山っちの扱い方を
千葉雄大
  • 「写真撮ると 滝に霊の顔が写るんだぜ」
海江田
  • 「あんたのクラス大丈夫なわけ!? 問題起こっても頼ってこないでよ」
ナレーション
  • 「果たして松岡さんは無事ホテルへたどり着けるのか!? つづく」
その他女子丸井ふたば虻川志久貝塚沼南
その他男子佐藤信也田渕

ストーリーライン

1
華厳の滝一同
一同日光への修学旅行で華厳の滝を訪れたクラス一同。
千葉写真を撮ると滝に霊の顔が写るという。
華厳の滝が心霊スポットと言われるようになったのは、明治時代、藤村操という学生が投身自殺したことがきっかけ。ただ自殺の名所だったのも昔の話です。
宮下霊と言えば松岡。しかしなぜかその姿が見当たらない。
ひとは隣の席のひとはが言うには、具合が悪くなりバスで休んでいるらしい。代わりに写真をいっぱい撮るように頼まれたとのこと。
2
ひとは早速スマホを滝に向けひとは。撮影した写真を見てみると、本当に顔のようなものが写っているではないか。
ひとは写真を拡大して確認してみると、その顔はとてもよく見覚えがある人物であった。
吉岡「さっちゃんだコレ!!」
ひとはそして撮られたのを見計らったかのように、突然ひとはの電話が鳴り始める。
松岡「もしもしコチラ松岡特派員」。
松岡TV電話モードで画面に映る松岡の姿は、ぐっしょりと濡れた白装束。滝に打たれる修行をしていたようだ。
少なくとも松岡さんは312卵性『行け!鴨小放送部』まではガラケーでしたが、ようやくスマホに乗り換えたようです。
ひとはあまりに自由気まますぎるその行動力に、ひとはも「なにやってんのっ」と電話越しに声を上げずにはいられない。
3
ひとはバスに戻る時間になり、ひとはは焦りながら松岡に戻るように言う。
松岡しかし松岡と来たらまるで聞く耳持たず。このあたりは霊場だからと言って、しばらく調査のために滞在するつもりだと話す。
バスひとは・杉崎・吉岡・宮下・みつば
ひとはバスの中に戻ると、松岡の席には身代わり…というには雑な出来の人形が置いてあった。
ひとは先生たちに松岡の離脱がバレたら間違いなく面倒ごとになる。矢部に松岡の具合を聞かれて慌てて誤魔化すひとは。
杉崎しかしこの調子ではいずれバレてしまいそうである。杉崎は矢部に事実を伝えた方がいいのではと言う。
4
矢部しかし「生徒を信用している」から問題なんて起こらないという矢部の言葉を聞いて、一同を重い空気が包む。
一同ここは「ホテルの場所は知ってる」という松岡の言葉を信じて、ひとまず隠蔽工作を続行することにする。
日光東照宮ひとは・吉岡・杉崎・宮下
虻川たち次にやって来たのは日光東照宮。有名な観光スポットである「見ざる言わざる聞かざる」の前で虻川たちが記念写真を撮っていた。
松岡「見ざる~」を見たいという松岡に、TV電話越しに映して見せるひとは。
5
松岡見せてもらったお礼に…と松岡が見せてくれたのは、木の枝にぶら下がった古い首つりロープであった。
ひとは忌まわしすぎるそのオブジェを見せられ、思わず「ヒッ」と声を上げるひとは。
杉崎たち杉崎たちも青ざめた顔でその映像から目を背けていた。
3猿のポーズを取る杉崎さんたち。見ざる=吉岡、聞かざる=杉崎、言わざる=宮下。反射的に隠しているところがそれぞれのウィークポイントだったり…?
ひとはさすがにもう気が済んだだろう。ひとははホテルに戻るよう松岡に告げる。
ホテルひとは・吉岡・杉崎・宮下・みつば・矢部
宮下松岡人形を背負ってバスから出てくる宮下。
ひとは・矢部まだ具合が悪いのかと心配する矢部に対し、人形を隠すように立ちはだかってお構いなくと誤魔化すひとは。
6
一同ホテルに部屋に入った一同。布団を敷いて松岡人形を寝かせ、とりあえずの体裁を整える。
ひとはまだ着かないのかと松岡に電話を掛けるひとは。しかしTV電話で彼女が見たのは、驚愕の光景であった。
松岡なんと松岡はホテルに向かうどころか、どこかの森の中でテントを張って絶賛キャンプ中ではないか。
どこでも生き抜いていけそうな松岡さんのサバイバルスキルの高さよ。それにしてもこれだけのキャンプセットをどうやってバスまで持ってきたのか…。
松岡松岡はまるで悪びれる様子も無く、あっけらかんと「迷っちゃった☆」と釈明する。
栗山さらに間の悪いことに、突然栗山が部屋を訪れてきた。保健医の彼女は具合が悪い子がいると聞いて様子を見に来たようだ。
一同横たわる松岡人形の元に歩み寄る栗山。このままでは松岡の不在がバレてしまう。慌てふためく一同。
みつば「思い出して栗山っちの扱い方を」。
7
ひとは・栗山みつばに言われて思い出したように、ひとはは栗山の背後からスッと眼鏡を奪い取る。
この「扱い方」は、90卵性『ゆれるおもい』でひとは自身がお見舞いしたもの。栗山っちとの絡みがあまりに久しぶりすぎて忘れていたようです。
栗山栗山は人形の額に触れて「熱はないみたい」と診断。幸いド近眼の彼女にはバレなかったようだ。みつばたちはふーっと安堵の息を漏らす。
矢部しかし一難去ってまた一難。今度は矢部が部屋に現れた。
ひとは矢部が相手では栗山のようにはいかない。矢部を近づけまいとするあまり「松岡は全裸で寝る派」などと若干取り乱すひとは。
ひとは慌てたひとはは松岡に電話して「見つかっちゃう」と伝える。
松岡ところが松岡と来たらひとはの心配も知らず、「霊に見つかる!?」と目を輝かせ始める始末。
矢部掛け布団に手を掛ける矢部。いよいよ万事休すか…!?
8
松岡その時であった。布団の方から突然甘い声で扇情的な台詞が聞こえてきた。
松岡「早く来てェェ」「私をめちゃくちゃにしてぇぇ」「私のカラダとひとつになって~」。
松岡このひわいボイスは自身に霊を降ろそうと浮かれる松岡の声が電話から漏れてきたものだったのだが、いらぬ誤解を招くには十分なものだった。
矢部・栗山背後に立つ栗山からの無言のプレッシャーを感じた矢部は、そそくさと布団から離れる。
一同どうにかこの場の窮地を凌ぐことが出来て、ホッとするひとはたち。
ひとはとはいえ、松岡の不在が発覚するのは時間の問題。ひとはは早く戻ってくるよう松岡を急かす。
松岡不服そうな電話の向こうの松岡。しかし突然電波が乱れ、通話は途切れてしまった。
「さっ…さっちゃーーん」。果たして松岡は無事ホテルへとたどり着けるのであろうか…?!

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