338卵性『ようこそ、棲家へ』
ようこそ すみかへ

構成ギャッ まだいる!!!

扉絵

    なし

柱紹介

    なし

登場場所

アオリ文

引っ越しエピソードは前号参照!!

あらすじ

これまで無断で矢部の部屋に忍び込んでいたひとはだが、矢部が実家に帰ったことで新たに侵入経路を確保することが課題となっていた。霊をダシにして松岡と共に矢部の実家に押し掛けたひとはは、なぜか矢部の母が松岡の宗教じみた話を信じたおかげで宅内に侵入することに成功するが…。

オクリ文

結果⏎オーライ!!⏎次号につづく!!

作者コメント

単行本⑱巻が発売されました! 描き下ろしはキャンプでおしっこなどです。よろしくお願いします。

キャラクター

丸井ひとは(矢部の部屋に忍び込むために、松岡と共に矢部の実家に乗り込む。矢部の母から霊だと認識されることで、目的は達成)
  • 「引っ越ししたんだよ」
  • 「先生 実家に引っ越したんだ だから空室」
  • 「不法侵入だよ」
  • 「土日もチクビに会いたいし…」
  • 殺された時点で可哀想だよ
  • 「妙だなぁ… 先生のアパートから霊圧を感じない…」
  • 「ひょっとしたら…先生自身に霊が憑いていってしまったのかもしれない…!!」
  • 実家攻略作戦スタート…
  • まずは…鍵を探して合鍵を作るか… 先生の部屋への侵入経路を確保…
  • 「ちょ…バ… いきなり霊がどうとか言っても信じないでしょっ」
  • 宗教の人
  • 「私 顔割れてるから…」
  • 「絶対入れてくれないよ…」
  • 「残念ながら…」
  • 「…中に入れたのはいいものの… これから自由に出入りするにはどうしたらいいのか……」
  • 「トントン拍子…」
  • 「みんなで作ったチョコ…」
  • 「イスの下に…」
  • 「商売だめ…」
  • 「本当に視える人だったのかな…」
  • 「どうしよ攻略作戦…」
  • 「そうか…これでいいんだ…………」
松岡咲子(宗教の人。除霊をするという名目で堂々と矢部の実家に乗り込むことに成功)
  • 「矢部っちの部屋の集合ポストが封印されてるわーー!!」
  • 見て 三女さんっ 6年前この部屋で殺された女性の怨念を封じ込めている…とでもいうのだろうか…
  • 「とうとう邪魔者がいなくなったってこと!? 私と悪霊の同棲生活がスタートするってこと!?」
  • 悪霊さん… ひとりぼっちで可哀想ね
  • 「やったっ!!(Yes)」
  • あの…魂の浄化をさせていただきたいのですが…
  • 「奥様…なにか心配事やおかしな出来事はありませんでしたか?」
  • いいえ それは無関係ですね
  • 「奥様っ この悪霊は大変強力ですので 定期的な浄霊儀式が必要になります!!」
  • 「……ニチアサ…日曜の朝に特に強力になるようなので同じ頃に伺いましょう」
  • 「では儀式を始めましょう!!」
  • なんと初回無料です
  • 「え!? でもまだ霊は…」
  • 「奥様 ひょっとして霊感が…!?」
  • 初回無料だからって嘘をついてません……?
  • 「私の儀式 すごいってことよね~~」
矢部智の母(2ヶ月連続での出演。変装したひとはを霊だと思い込み、松岡の浄霊儀式を受ける事に)
  • 「どうぞ…」
  • 「息子がもう23歳にもなるのに一度も彼女が出来たことないんです…」
  • 「妙なんですよね~ これも悪霊のしわざなんでしょうか…」
  • 「定期的に…!?」
  • 「朝なんですか…」
  • 「あのー…費用の方は…」
  • 「いえ あの…もう大丈夫だと思いますっ」
  • 「いいえ もういなくなったみたいです」
  • 「わかりませんが…もう見えませんね……」
  • 「いえいえ ホントに…!!」
  • ギャッ まだいる!!!
  • 「ホントに日曜に来るわ…」
ナレーション
  • 「ひとはは憤っていた 実家に帰ってしまっては矢部所有のガチレングッズを自由に眺められないからだ」
  • 「かくして 霊として自由に出入りすることになったひとはであった」
矢部家の飼い犬

ストーリーライン

1
矢部のアパート前ひとは・松岡
松岡矢部の住んでいたアパートの集合ポストを見て声を上げる松岡。「矢部っちの部屋の集合ポストが封印されてるわーー!!」
松岡・ひとは事故物件であるその部屋で殺された女性の怨念を封じているのではないかと色めき立つ松岡だったが、ひとはは冷静に真相を告げる。
ひとは「引っ越ししたんだよ」
松岡面白みの無い真相を聞かされ肩を落とすかと思いきや、これで邪魔者がいなくなって霊と同棲生活が出来るとポジティブに考える松岡。
ひとは「不法侵入だよ」
2
ひとは矢部が実家に引っ越したことは、ひとはにとっても由々しき問題であった。
ひとはこれまで矢部の部屋に忍び込んではガチレングッズを眺めたり、チクビに会いに行ったりしていたのに、それが困難になってしまったからだ。
ひとは松岡の「霊がひとりぼっちで可哀想」という言葉を聞いたひとはは、はっと思い付く。
ひとは矢部の部屋からは既に霊圧が感じられず、矢部に憑いていってしまったのかもしれないと見解を述べるひとは。
松岡狙い通り、松岡はこの話に乗ってきた。「Yes」。
矢部の実家ひとは・松岡
ひとは・松岡自転車で矢部宅前に駆けつけたひとはと松岡。「実家攻略作戦」スタートである。
自転車で来たということは、矢部宅は歩いていくには少々遠いところにあるようですね。
3
ひとはひとはは矢部の家を眺めながら、どのように侵入するか考えを巡らせる。まずは合鍵を作り、それから部屋までの侵入経路も確保しなくてはならない。
さっきは不法侵入だと松岡さんを止めたくせに、考えていることは完全に犯罪レベルな三女さん。愛はあらゆる障壁(法含む)を超えていくということでしょう。
松岡しかしひとはの計画もお構いなしに、松岡はいきなりチャイムを連打しはじめた。
ひとは慌てて松岡の行動を咎めるひとは。いきなり霊がどうとか言って押し掛けても、普通は追い返されるのが関の山であろう。
松岡それでも松岡は構わず、ドアホン越しに「魂の浄化をさせてほしい」と単刀直入に切り出す。
正面突破というか正攻法というか…。松岡さんの場合は自分の正しさを疑っていないがないゆえに、ただ何にも考えてないだけでしょうね。
ひとは「宗教の人」
矢部の母当然無下に追い払われるかと思いきや、なんと矢部の母が家から出てきたではないか。
ひとは予想外の展開に驚くひとは。矢部の母には顔が割れているので、慌ててマフラーで顔を隠す。
4
松岡矢部の母に対しても臆することなく、家に悪霊が憑いていると主張する松岡。
矢部の母その話を矢部の母は青ざめながら聞いていた。
ひとは絶対に入れてくれないと思うひとはだったが、なぜか矢部の母はすんなり家に上げてくれた。
松岡居間に通されると、さっそく松岡は聞き取りを始めた。最近心配事やおかしな出来事がなかったか。
矢部の母矢部の母は、息子が23歳にもなるのに一度も彼女が出来ないのはおかしい。これも悪霊の仕業ではないかと相談する。
松岡「いいえ それは無関係ですね」。きっぱり。
ひとは一方ひとはは、これから矢部の部屋に自由に出入りするにはどうしたらよいか考えを巡らせていた。
ひとはひとつ策を思い付いたひとは。松岡にこそこそと耳打ちする。もにょろもにょろ。
5
松岡松岡にとってひとはの言葉は霊的アドバイス。言われるがままに矢部の母に伝える。
松岡いわく、この悪霊は強力なので定期的に浄霊儀式が必要になる。いわく、日曜の朝に特に強力になるのでその時間に来る必要がある。
矢部の母矢部の母は霊の存在を本当に信じているのか、松岡の話に異議を挟むこともなく聞いていた。
松岡持参した除霊グッズ(御幣・ろうそく・盛り塩など)を広げ、浄霊のための儀式を始める松岡。
松岡「なんと初回無料です」
ひとは松岡が矢部母の相手をしている隙にその場を離れ、ひとはは矢部宅内の探索を始める。
ひとは矢部の部屋は2階にあった。主不在の部屋に勝手に上がり込むひとは。なわばりも確認。
6
ひとはひと通り確認したひとはは、ベッドに腰掛けフーと息をつく。
初めて上がった部屋でもくつろいだ様子なのは、やはり矢部の匂いが落ち着くということ…?
ひとはふとポケットから包みを取り出すひとは。それはみんなで作った矢部宛のバレンタインチョコであった。
ひとはひとははそれをイスの下に隠して、その場を立ち去る。
サプライズのつもりなのか、ちょっと意図が分からないこの行動。ひとはが勝手に上がり込んだ証拠にもなりかねませんし。次回以降のネタ振りかもしれませんね。
松岡・矢部の母ひとはが1階に戻ると、松岡が儀式を終えたところであった。
7
矢部の母矢部の母は霊はいなくなったようだから、儀式はもういいと話す。
松岡初回無料=次回以降有料だから嘘をついているのでは、と疑う松岡。「商売だめ…」。
松岡松岡は自分の儀式の効果があったのだと浮かれ、意気揚々と家を出ていった。
矢部の母それを見送る矢部の母。その顔はどこか晴れ晴れとした表情にも見えた。
ひとは一方でひとはは、攻略作戦はどうしたものかと悩んでいた。
矢部の母背後にたたずむ人影(ひとは)に気付いた矢部の母。
8
矢部の母「ギャッ まだいる!!!」
矢部の母矢部の母が見ていた「霊」とは、変装したひとはだったのだ。頭を抱えて怯える矢部の母。
矢部母の行動の謎がこれで明らかに。松岡さんの話を信じたのも、儀式で霊がいなくなったと思ったのも、すべてがひとは=霊だと思っていたことで説明がつきますね。
彼女は初登場回(289卵性『恋のテレフォンCALL』)でも化粧したひとはを見てお化けだと思っており、今回のように思い込む下地は出来ていたわけです。
ひとはその隙にスィーと逃げ去るひとは。
ひとは「そうか…これでいいんだ…」
日曜の朝ひとは・矢部の母
ひとはそして迎えた日曜の朝。霊として自由に矢部宅に上がり込むひとはの姿があった。「ホントに日曜に来るわ…」。
矢部が実家に戻ってひとはの通い妻ライフがどうなることかと思いましたが、これにて一件落着。

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