336卵性『姉弟船』
きょうだいぶね

構成パンツ脱がすだとか 服がダサイとか 私が一番嫌いなタイプの男子!!

扉絵

    なし

柱紹介

    なし

登場場所

アオリ文

佐藤家で姉弟ゲンカ発生!!

あらすじ

弟の信也と姉弟ゲンカして家を飛び出した絵理は公園で緒方と会う。絵理の話を聞いた緒方はその「弟」が暴力を振るう上に変態の最低な男だと思い込む。その後絵理たちと共に丸井家に向かった緒方は、電話を掛けてきた「弟」が愛しの佐藤のだとも気付かず、直接文句を叩きつける。それを聞いて喜ぶ佐藤だったが…。

オクリ文

次号、単行本⏎18巻発売記念⏎センターカラー!!

作者コメント

あけましておめでとうございます。今年の目標は猫と生活リズムを合わせることです。

キャラクター

佐藤絵理(弟と喧嘩して家を飛び出す。プチ家出中に緒方と会うが、身バレしないようにあたふた)
  • 「あんた最近お父さんに似てきたわね」って言ったら 急に殴ってきたの
  • 「私は悪くないのに…」
  • 掘り下げない方がよさそう……
  • 「お手軽でいいわね…」
  • 「こいつよ…」
  • 「そうね… 気に入らないことがあるとすーぐ殴ってくるわ」
  • 「いやいやいいわ あなた弟見たら腰抜かすから」
  • 「ちょっと…見切れてるけどこれよ…」
  • 「マズい…写真の服と一緒だわ……」
  • 「顔しか見てないのか………」
  • 「身分隠してSSS隊に潜入してるから」
  • 「と…友達なの…」
  • うるさい
  • マゾメ氏はやめて
  • 「あっ…家からだわ」
  • 「ただいま……」
緒方愛梨(買い物帰りに絵理と会う。絵理の弟の話を聞いて憤慨する)
  • 「あっ マゾメじゃない!!」
  • 「そうなの…姉弟ゲンカを…私もよくするわ お兄ちゃんと」
  • 私の毛を抜いてコレクションしようとするから 「抜けた毛だけにして!!」っていつも言ってるの
  • 「なのに新鮮なやつがいいとか口ごたえばかりで…」
  • 「こんな時は佐藤くんの写真であったまろ!」
  • 「しっかし温厚なマゾメとケンカなんて…どんな弟さんなの?」
  • 「まあっ」
  • 「最低じゃない いくら家族でも女に手を出す男なんてっ」
  • 「私がガツンと言ってやるわ」
  • 「そんなヤバイ見た目なの…!?」
  • 「服がダサイわねーー!!」
  • マゾメ…中学生なのに小学生とばっか遊んでるわね…
  • 「佐藤くんの痕跡探そ」
  • 「あんたらはマゾメの弟さん知ってる?」
  • 「とんでもないモンスターじゃないの…!!」
  • マゾメ…かなり複雑な家庭なのね
  • わたくしお姉さんの友達の緒方です
  • 「あなたねぇ ハッキリ言うけど…最低よ!?」
  • パンツ脱がすだとか 服がダサイとか 私が一番嫌いなタイプの男子!!
  • 「なんなのよ この変態はーーー」
佐藤信也(絵理とケンカ。緒方に嫌われて喜んだのも束の間、変態呼ばわりされてショック)
  • 「ムカツク」
  • 「おが…え!? なん…」
  • 「そうだ…変態集団に潜入してるって言ってたが…ついにバレたか…」
  • 「ホ…ホントか…………!? 嫌いに… なったって…こと……!?」
  • 「も…もう一回……言ってくれっ… 録音するからっ………」
  • ほらっ…もう一回… ねぇ… 嫌いって…ほら…
佐藤あかり(姉弟ゲンカでは絵理を叱る)
  • 「こらこら やめなさいよ」
  • それはお姉ちゃんが悪いわ!!
  • 「謝りなさい!!」
  • 「ほらっ 謝んなさい」
  • 「あなたっ」
佐藤まさのぶ(家族にディスられた上、最後はなぜか謝らされるなど踏んだり蹴ったり)
  • 「なんだなんだ 姉弟ゲンカなんて久しぶりじゃないか(やんややんや)」
  • 「ちょ…」
  • 「謝るようなこと?」
  • えぇ!? な…なんか…すまん…
丸井ふたば(公園で絵理たちと会って合流)
  • 「エリツィーン」
  • 「そーいや そーだった」
  • フーン マゾメ氏姉弟ゲンカで家出かー
  • 「じゃあウチに来なよ!! しんちゃんもしょっちゅう来てるよ!!」
丸井ひとは(買い物帰りに絵理たちと遭遇)
  • 「スパイ…」
  • 「えー…」
  • 「全部ホントだけど…」
丸井みつば(絵理の弟について緒方に語り、ダメ押し)
  • 「えっ…ま…まぁ…」
  • パンツ大好き変態野郎よ 息をするようにパンツを嗅ぐし コタツでもパンツを脱がされたわ もちろんそれを穿くの
  • あんたには言われたくないやつよそれ
緒方一郎太(回想)

ストーリーライン

1
佐藤家佐藤一家(絵理・信也・あかり・まさのぶ)
絵理・信也取っ組み合いの喧嘩をする絵理と信也。
拳を振るうとは穏やかでない。「久しぶり」とのまさのぶの台詞があるので、お互い思春期となった今では珍しいことなのでしょうけど。
あかり・まさのぶそれを止める母・あかり。父のまさのぶも朗らかな顔で姉弟をなだめるが…。
絵理喧嘩の原因は、絵理が信也に「最近お父さんに似てきた」と言ったことためだったらしい。
あかり・まさのぶそれを聞いて固まる父。さらに追い打ちを掛けるように、あかりは「それはお姉ちゃんが悪い」と言い放つ。
なぜこのお父さんはこんなに身内からディスられまくってるんだろう。
2
あかり・絵理絵理に対し謝るように強い口調で促すあかり。当然絵理は不服そうである。
まさのぶ・絵理そんな絵理を抱き留めようと手を広げるまさのぶだったが、絵理はスルーして行ってしまう。いと哀しきは父親よ。
かもはし公園絵理・緒方
絵理ふてくされた顔で、宵闇の公園のベンチにひとり佇む絵理。
緒方そこに現れた人影。「あっ マゾメじゃない」。それは両手に買い物袋を持った緒方であった。
絵理・緒方絵理から事情を聞いた緒方は、兄弟での喧嘩は自分もよくすると共感する。
緒方ただ緒方家の場合は状況が少々異なり…緒方は兄が自分の髪の毛を抜いてコレクションしようとすることに憤っているらしい。
一郎太が緒方の髪の毛を集めているのは、322卵性『悪魔がいけにえ』より。採り立ての魅力には抗いがたいものなのか。
絵理(掘り下げない方がよさそう…)
3
絵理・緒方(絵理を佐藤ファン仲間だと思っている)緒方は、佐藤の写真であったまろうと言う。ホカホカ。
愚痴を聞いてあげたり一緒に暖を取ったりと、おがちんが絵理に気を遣っている様子が窺えます。さすがはしょうがない隊の隊長。
緒方絵理と喧嘩をしたという弟のことを尋ねる緒方。今まさに見ている写真の人物だとは知る由もない。
絵理気に入らないことがあるとすぐ殴ってくると、頭を痛がる仕草をする絵理。
緒方それを聞いた緒方は憤慨する。いくら家族でも女に手を出すなんて最低の男だと。ふんす。
絵理自分がガツンと言ってやるという緒方を慌てて止める絵理。その相手とは他ならぬ佐藤なのだ。
絵理「あなた弟見たら腰抜かすから」。
緒方今度は絵理の言葉に驚く緒方。見たら腰を抜かすとは…それほど恐ろしい外見をした弟なのだろうか。
おがちんの想像の中の”弟”は、筋肉ムキムキの凶悪な貌立ちの男。こんな男臭いやつを前にしたら、おがちんはすぐ腐ってしまいそう。
4
絵理緒方に画像はないかと尋ねられた絵理。スマホの写真から一部を拡大して見せるが、それは失着であった。
絵理スマホの画像、そして今見ている佐藤の写真。両者の服装は同じものだったのだ。このままでは自分が佐藤の姉だとバレてしまう…!
緒方しかし緒方は画像を見てダサイ服だと笑っただけであった。佐藤の顔しか見ておらず、同一人物だと気付かなかったようである。
5
ふたば今度はそこへ買い物帰りのふたばとひとはが現れる。ふたばはベンチの絵理に気付いて「エリツィン」と呼び掛ける。
絵理「!!!」。ダッシュでふたばの元に駆け寄る絵理。
絵理今の自分は素性を隠してしょうがない隊に潜入ミッション中なのだ。自分の正体に繋がるような情報を緒方に与えるわけにはいかない。
絵理ふたばたちは友達だと言ってその場を繕う絵理。
緒方ところが「中学生なのに小学生とばかり遊んでいる」と緒方に呆れ気味に言われてしまう。
絵理「うるさい」。
エリツィンぼっち説。確かに友達の影は見られませんが…剣道部の先輩なんかもいましたし、決してそんなことは…。
ふたば姉弟ゲンカで家出中だと絵理から聞いたふたばは、それならウチに来ればいいと提案する。
ふたばただそれだけならよかったが、「しんちゃんもしょっちゅう来る」というひと言は失言であった。よりによって緒方の前なのである。
読者視点だとやや分かりづらいかもしれませんが、おがちんの前で絵理の弟=佐藤であることを匂わせる発言をしてしまった、という意味での失言です。
6
緒方固まる一同。しかし緒方は佐藤目当てで「自分も行く」というだけで、どうやら絵理と佐藤の繋がりには気付かれずに済んだようだ。
丸井家・リビング絵理・緒方・三つ子
一同丸井家のコタツを囲む三つ子と絵理・緒方たち。
レアすぎる組み合わせ。おがちんが丸井家を訪れるのはこれが3回目です(43卵性『好き好き大好き』287卵性『サンタがどこからもやってこない』)。
みつば緒方に絵理の弟のことを聞かれたみつばは、こう答えた。「パンツ大好き変態野郎よ」。
パンツを嗅ぐは179卵性『スピーチスター』、コタツで脱がされたは270卵性『クッキー ストッカー』、穿くは40卵性『明日、春本が来たら』より。ひでぇな。
緒方ますますおぞましい方向に膨らんでいくイメージの中の”弟”像。「とんでもないモンスターじゃないの…!!」。
緒方・みつば複雑な家庭なのねと呟く緒方。「あんたには言われたくないやつよそれ」。
みっちゃんの台詞が、緒方父(331卵性『賭博愛情録 買い時』)のことを知ってのものなのかが気になるところ。それ抜きでも十分複雑ですけどね。
絵理そのとき絵理のスマホから着信音が。自宅からであった。
7
絵理電話の声の主は弟の信也だった。緊張した面持ちで言葉を待つ絵理だったが…。
緒方一緒に声に耳を傾けていた緒方が、突然絵理からスマホをひったくってしまう。
緒方そして電話の向こうの佐藤に向けて、自分は「絵理の友達の緒方」だと名乗り出る。
佐藤ついに絵理の正体がバレたのだと察した佐藤。しかし続いて出た緒方の言葉は彼にとって意外すぎるものであった。
緒方「あなたねぇ ハッキリ言うけど… 最低よ!?」
緒方電話口で緒方はいきり立っていた。相手が愛しの想い人だとも知らず、「私が一番嫌いなタイプの男子」とまで言い切ってしまう。
ここまで言えるなんて友達思いなおがちん。でも「服がダサイ」は自分の感想じゃなかったっけ? 
一同それを聞く一同は真相を知っているだけに、ただただ居たたまれない。
8
佐藤この予想外の展開に佐藤は浮き足だった。あの緒方がまさか自分のことを嫌いになるなんて。
佐藤この僥倖、なんとしても確実なものとして残しておかなくては。録音するからもう一度「嫌いだ」と言ってくれと緒方に頼む佐藤。
緒方スマホを片手に話を聞いていた緒方は青ざめる。ただでさえヤバい奴なのに罵倒してくれとせがむとは。とんだド変態である。
緒方これ以上は耐えられないとばかり、スマホを投げ捨てる緒方。「なんなのよこの変態はーー」。
佐藤「変態」。その思い掛けない言葉は激しい衝撃となって、佐藤の心を貫いた。
佐藤家佐藤一家
絵理帰宅した絵理。
あかりそれを待って、再び謝るように促すあかり。
あかり「ほらっ 謝んなさい」「あなたっ」
まさのぶなぜかいきなり自分に矛先が向けられて、なんとなく頭を下げてしまうまさのぶ。ただ哀しきは父親である。
なんとこれが記念すべき佐藤夫妻の初会話です! 家族の和を取り戻すために一家の長自ら頭を下げる。これこそが一家団欒の秘訣というやつ…?

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