334卵性『ああ、年が明ける』
ああ としがあける

構成待てよ それじゃああたし 吉岡と永遠に結ばれちゃうの!?

扉絵

    なし

柱紹介

    なし

登場場所

アオリ文

新年を迎え、浮かれ気分の2人だが…!?

あらすじ

初日の出をバックに神社の鳥居の前で2ショットを撮ると永遠に結ばれる…その噂は、お忍びカップルをスクープしようという魂胆から吉岡が流したデマであった。影に潜んでカップルを待ち受ける吉岡&宮下。その前に現れたのは(一人きりでスタンバイする海江田と)みつばたちであった。

オクリ文

新年も『みつどもえ』を⏎よろしくね!!⏎次号につづく!!

作者コメント

いつのまにか冷凍室に野菜が入っていることが頻発して恐怖を感じています。

キャラクター

吉岡ゆき(お忍びカップルをスクープしようとデマを流した張本人。結果的に千葉と杉崎の目論見に利用される)
  • 「あけおめーー☆」
  • 「よしっ ちゃんと初日の出が鳥居の中に入ってる!!」
  • 「この神社の鳥居の中に入った初日の出をバックに2ショットを撮ると 2人は永遠に結ばれるって噂でしょ!?」
  • 大丈夫っ それ私がバラまいたデマだから
  • 「そんなわけでお忍びカップルを待ち伏せしよっ」
  • スクープは待つことあるのみ!! 宮ちゃんは帰ってもいいよ」
  • 「ハァーー…誰も来ない… 三十路先生がずっとスタンバってるだけ…」
  • 「ち…千葉くんがっ…!?」
  • 爛れた三角関係だよ~~~
  • 「私が撮ってあげるっ」
  • 「日が高くなっちゃてるけど…」(※「なっちゃってる」の誤記か)
  • 「ええ~~オープンにしちゃっていいの~~!?」
宮下(吉岡と永遠に結ばれた。その後、吉岡の張り込みに付き合う。千葉たちの狙いには途中で気付いた)
  • 「あっ そーいえば学校で話題になってたな」
  • 「それそれ」
  • 待てよ それじゃああたし 吉岡と永遠に結ばれちゃうの!?
  • 「そんな気がしたけどさ」
  • やり口が汚いぜ…
  • 「ほらココア」
  • 「やめろ触れるな」
  • 「というか三十路がいるから誰も来ないのでは…」
  • 「マジ!? マジなやつ!?」
  • 「あっ…三十路が諦めたのか 泣きながら走ってったぞ」
  • 「もうすぐ昼だもんなぁ」
丸井みつば(千葉と杉崎から一緒に2ショットを撮るよう頼まれるモテモテっぷり。まんざらでもない?)
  • 「あんな迷信信じちゃって 幼稚なやつ」
  • 「あら あんたも初詣?」
  • 「は…はあ!? なんであんたなんかとっ…」
  • 「しょ…しょうがないわね…」
  • わかったわかった 私はみんなのものなんだから どっちとも撮ってやるから!!
  • 「吉岡いたの!?」
千葉雄大(みつばにまさかのアタック? と思いきや、狙いはローアングルショットであった)
  • 「あのさ…俺と…撮らねっ?」
  • 「ほら…鳥居に初日の出 入れるやつだよ…」
  • 「まだ…もうちょっと待つか…」
  • 「……よし そろそろいいか」
  • 「うむっ バッチリ写ってるな 真っ白な初日の出でが!!」(※「初日の出」の誤記)
  • 「現像してくれよな」
杉崎みく(みつばの白い初日の出をゲットしたい人2号。考えることは千葉と同レベル)
  • 「ちょおっと待ったーー!!」
  • 「みつばと例の写真を撮るのは私よ!!」
  • 「そうね」
  • 「次は私とよ!!」
  • 「振り向きポーズで撮りましょ!!」
  • 「私のは壁新聞用にひきのばしてね!!」
海江田(背景でスタンバってる人。本編とはまったく関係ありません)
  • 「酒休憩おわり」
丸井ひとは(噂を聞いて、チクビと2ショット写真を撮りに来る)
  • 「チクビと永遠に結ばれますように」

ストーリーライン

1
神社吉岡・宮下
吉岡・宮下新年の神社。鳥居をバックにツーショット写真を撮る吉岡と宮下。「あけおめー☆」
吉岡写真をチェックする吉岡。初日の出が鳥居の中に入っていることが重要らしい。
宮下それを聞いた宮下は、学校で話題になっていたある噂を思い出す。
吉岡それは「この神社の鳥居に入った初日の出をバックに2ショットを撮ると、2人は永遠に結ばれる」というもの。
噂に踊らされ、さっそく自撮り棒片手にポーズを決める海江田先生が…。彼女の存在は本編にほとんど関わりないことが、よりいっそう悲壮感を煽り立てる…。
宮下つまり吉岡は永遠に結ばれてしまうと知った上で、宮下と2ショットを撮ったということ!?
2
吉岡…などということはなく、その噂はなんと吉岡がバラまいたデマだったらしい。
吉岡このデマを流したのはカップルをおびき寄せるため。噂を聞きつけたカップルがお忍びで現れたところをキャッチしようという企みだったのである。
宮下「やり口が汚いぜ…」
吉岡・宮下寒い中、ずっと見張るつもりらしい吉岡に宮下は少々呆れ気味。一方の吉岡はスクープをゲットしようと意気込んでいた。
吉岡さんといえば、「スキャンダル・捏造なんでもありの三流ゲス新聞」(杉崎評)である『ガチ新聞』の片割れ。これも彼女流のジャーナリスト魂の現れなのです。
吉岡宮下が帰ったあとも、物陰に隠れながら張り込みを続ける吉岡。
吉岡・宮下しばらくするとココア片手に宮下が戻ってきた。
こういうさりげない気遣いの出来る今回の宮下氏は、ツッコミポジションの宮下。吉岡さんが暴走する時には欠かせない存在です。
吉岡・宮下そのままふたりで見張っていたが、いるのはずっと一人でスタンバってる海江田だけであった。
宮下「やめろ 触れるな」
3
みつば・ひとは成果のないまま張り込みを続けていたふたりの前に、みつばとひとはが現れる。
ひとはひとはは噂を聞いて、チクビと2ショットを撮りにきたようだ。一方そんなひとはを「幼稚」と笑うみつば。
千葉さらにそこに新たなクラスメイトが姿を見せる。千葉である。
千葉そして現れた千葉は、みつばに衝撃的な申し出をする。
千葉なんと例の噂を念頭に、自分と写真を撮ってほしいというではないか。
吉岡・宮下すわ一大スクープか!? 意表を突かれた吉岡たちは色めき立つ。
4
みつば驚いたのはみつばも同じ。「はぁ!? なんであんたなんかとっ…」
吉岡・宮下まさかマジな告白なのか。物陰でテンションの上がる吉岡たち。
千葉渦中の千葉はと言えば、告白にも等しい発言とは裏腹に妙に冷静であった。なぜか太陽の方を見ながら少し待つかと呟く。
みつばみつばが躊躇いながらも千葉の申し出を受け入れようとした時…。
杉崎そこに待ったを掛ける声が。杉崎その人である。
杉崎杉崎は強い調子でアピールする。みつばと例の写真を撮るのは自分なのだと。
5
杉崎・千葉かくしてみつばを巡って、バチバチと視線を戦わせる杉崎と千葉。
吉岡「爛れた三角関係だよ~~~」
爛れた三角関係。吉岡さんが大好物そう。
みつば人気者は辛いよとでも言いたげに、みつばは両方と写真を撮ってあげるからと二人をなだめる。
律儀にもこの場から一時的に離脱する海江田先生。カップルの存在を感知した場合に邪魔になるので、いわゆる展開上の都合というやつです。
杉崎・千葉昼近くなり天高く上った太陽。それを確認して杉崎と千葉は頃合いだと頷き合う。
みつば・千葉先着順なのか、先に撮ることになったのは千葉。
吉岡そこへ吉岡が飛び出し、自分が撮ってあげると申し出る。
6
吉岡既に高く上った初日の出を鳥居の中に収めるためには、低い位置から撮るしかない。吉岡はしゃがみ込むようにしてふたりを撮る。
宮下その様子を傍で見ていた宮下は、千葉たちの目論見に気付いたようである。
吉岡一方吉岡は何も気付かず、狙い通りの写真を撮れたことを喜んでいた。
千葉写真を確認した千葉も「真っ白な初日の出」がバッチリ写っていることに満足する。
真っ白な初日の出=パンツの隠語。被写体自体は今さらかもしれませんが、いついかなる相手でも標的とするのが彼なりのエロス道なのでしょう。
杉崎順番待ちしていた杉崎はもはや待ちきれないといった感じ。その興奮具合ときたら、もうよだれも隠さず垂れ流すくらい。
吉岡振り向きポーズを取る杉崎&みつばを、思いっきりローアングルから撮影する吉岡。
宮下「もうすぐ昼だもんなぁ」
一同撮った写真を巡って盛り上がる一同。新年早々、懲りない面々であった。缶チューハイ片手に自撮りに戻ってきた海江田も含めて。

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