332卵性『フリーマーケットダンジョン』
フリーマーケットダンジョン

構成詐欺です

扉絵腹巻き・手ぬぐい・法被のテキ屋スタイルで、フリマの呼び込みをするみつば。

柱紹介

登場場所

アオリ文

フリマに出店よ!!⏎見てって見てってーー!!

あらすじ

鴨橋小学校で開催されたフリーマーケット丸井家も参加することに。持参したいかがわしい出品物に代わり、転売できそうな商品を物色し始める三つ子たち。各々売りさばくことに成功したふたばひとはに対し、みつば杉崎家から引き取ってきたみつば型湯たんぽは最後まで売れ残っていた。

オクリ文

商売って難しい!!⏎次号につづく!!

作者コメント

スーパーに行くたび白菜の購入にチャレンジするものの未だ高くて買えず。

キャラクター

丸井みつば(転売のために仕入れた売り物は、杉崎家のみつば型湯たんぽ。ほぼ粗大ゴミ。最後まで売れ残ってしまう)
  • 「私はプロデュースしたパンツ!! ”©丸井みつば”は黒ぬりにしたわ」
  • 「適当なものを安く仕入れて高い値段で転売しましょ」
  • 「変態一家も出店してんの うわっ 中古なのに5万とか…」
  • 「そんなのもあったわね…」
  • 安売りにつぐ安売り!!
  • 「絶対 高値で売ってみせるから!!」
  • 「ろくなもんが集まらなかったわね」
  • 「誰のが一番 高値で売れるか勝負よ!!」
  • 「あっ矢部っち!! コレ買ってって」
  • パンツも付けるから!!
  • 「こ…これ実は貯金箱なのよ ちょっと…小銭貸して………」
  • 「やったーー売れたわーー!!」
  • 「ああッ やっぱりマークされてた」
  • こいつらだって汚い売り方してたんだから!!
丸井ふたば(仕入れには失敗。自宅の中古猫グッズを佐藤グッズっぽく騙って、しょうがない隊に売りつける)
  • 「小生は乳首が取れちゃったおっぱい枕っス」
  • 「売り物がなくなっちゃう!!」
  • 「天才っス」
  • 「しんちゃーん しんちゃーんは何売ってるの?」
  • 「めっちゃ並んでるよ?」
  • 「ポケットティッシュは?」
  • 「オークション始まっちゃった」
  • 「あっ おがちんたちー 見てって見てってー」
  • 「このおもちゃ しんちゃんも遊んでたよ!!(猫と)」
  • 「ああ たまに使ってたよ(猫が)」
  • 「やたー」
  • 「やっぱりこんなの売れないス」
丸井ひとは(吉岡家から仕入れたニット帽を加工して、千葉に高値で売りつける。ついでにみつばも売る)
  • 「私は古いエロ本を出品するよ」
  • 「家計の足しにしようと思ったのに…」
  • 「最低仕入れ値の5倍で…」
  • 「吉岡さんちも…」
  • 「工夫次第で売れそう…」
  • みっちゃんのが一番ね…
  • 「実はこの白いパンダ帽… 耳と鼻を取って… 赤いリボンを付けると…」
  • 「2万円」
  • 「まいど…」
  • 「商才無いしね」
  • 詐欺です
丸井草次郎(エロ本とおっぱいとパンツを売る闇市の売人)
  • 待て待て待て これ闇市だろ どう見ても
  • 「いかがわしいものはやめよう!!」
  • 発想もいかがわしいな…
杉崎みく(麻里奈と共に出店中。安売りはしない女)
  • 「うちは安売りしないから」
  • 粗大ゴミに出しづらくて困ってたのよ
杉崎麻里奈(みつば型湯たんぽをタダで処分)
  • 「前作ったみつばちゃん型湯たんぽも出してるわよ~」
  • 「みつばちゃんならタダでいいわよ~」
吉岡ゆき(紗江子と共に出店中。パンダのニット帽を売る)
  • 「あっ 三女さーん」
  • 「これなら100円でいいよ」
吉岡紗江子ば(熱いナマコちゃん推し)
  • 「ナマコちゃんグッズどう!?」
  • 「ナマコちゃんグッズもあるわよ」
  • 「ナマコちゃんグッズ安くしとくわよ~」
佐藤信也(ティッシュがオークションにかけられ、2万円で落札)
  • 「いや 俺は千葉と待ち合わせを…」
  • 「わあああああああ」
  • 「俺なんも持ってねぇよ」
  • 「おーい千葉ー ティッシュがオークションで2万円に…」
千葉雄大(ひとはが加工したパンツライクな帽子をお買い上げ)
  • 「猫飼ってねーしなぁ…」
  • 「い…いくらなんだ!?」
  • 「高っか」
緒方愛梨(ティッシュオークションには競り負ける。ふたばからニセ佐藤グッズをご購入)
  • 「競り負けちゃったわね…」
  • 「え!? 佐藤くんがこれでッ!?」
  • 「可愛かった…!?」
伊藤詩織(ティッシュを落札できず落胆)
  • 「佐藤くんのティッシュ…」
  • 「じゃ…じゃあコレも…?」
加藤真由美(佐藤くんの砂をゲットして、ヒャッハー)

矢部智(みつばから湯たんぽを押しつけられそうに)
  • 「いらないいらない」
  • より一層いらないよ!!
  • 「……じゃあ1円玉…」
緒方一郎太(草次郎をマーク。湯たんぽを買い上げて交通安全講習で有効活用)
  • 「むっ…これは… ちょうどいいかも…」
  • 「千円で売ってくれないか?」
  • 「…とこのように 赤信号を無視すると 無惨にひかれてしまうんだ」

ストーリーライン

1
フリマ会場・丸井家(鴨橋小学校・校庭)みつば・ふたば・ひとは・草次郎
ひとはフリーマーケットに参加した丸井家。ひとはの出品物は不要になった古いエロ本。
わ~お。エロ本はお馴染みの「エロチカ」。表紙には「スケベ女」「人妻大好き」のキャッチが見えます。
ふたばふたばは片方の乳首が取れてしまったおっぱい枕。
片方の乳首が取れた…というと、『ロロッロ』1話で引きちぎられたイチカの乳首が連想されます。これも一種のクロスオーバー?
みつばみつばは自身がプロデュースした動物プリントパンツ。回収する(?)理由になった「©丸井みつば」は黒塗りで潰した。
麻里奈の勧めでみつばがパンツをプロデュースしたのは、319卵性『パンプロ』でのこと。結局あまり売れなかったようですね。
2
三つ子並べるだけ並べると「そういうことで」と言って三つ子は買い物へ向かう。
草次郎シートに並ぶは、エロ本におっぱいに多数のパンツ。そしてそれを売るのは怪しい風貌の大男の図。
草次郎「待て待て待て 闇市だろ どう見ても」
草次郎こんないかがわしい物など出品できない。草次郎は三つ子を呼び戻し、用意した売り物を撤去してしまう。
三つ子当てが外れた三つ子だったが、適当な商品を安く仕入れて高く転売する作戦に切り替えることに。
草次郎商魂もたくましい娘たちを見て、父は思う。「発想もいかがわしいな…」
3
フリマ会場・杉崎家みつば・杉崎・麻里奈
みつば転売する商品の調達に繰り出した三つ子。みつばは杉崎親子の元へ。
麻里奈商品として出品されていたのは、かつて麻里奈が無駄遣いで作った「みつばちゃん型湯たんぽ」。気になるお値段は…なんと10円。
みつば「安売りにつぐ安売り!!」
うちは安売りしないと言いながら、あっという間の暴落ぶり(48000円→10円)が悲しい。そして素っ裸の股間を隠すように貼られた値札がひわい。
なおこの湯たんぽが作られたのは、268卵性『偉大なる湯たんぽ』。作ったはいいものの、麻里奈もすぐ飽きてしまったご様子。
麻里奈麻里奈はみつばならタダで持っていっていいと言う。でも本音では扱いに困る粗大ゴミだった模様。
みつば自分をモデルにしたものをゴミ扱いされて悔しいみつば。高値で売ってやると持ち帰ることにする。
フリマ会場・吉岡家ひとは・吉岡・紗江子
ひとは・吉岡お次はひとはサイド。会場を見て回っていたひとはを呼び止めたのは吉岡だった。
ひとは出品物の中でひとはが目を付けたのは、パンダのニット帽。工夫次第で売れそうだと、100円でお買い上げ。
一方、終始ナマコちゃんグッズを売り込もうとする紗江子ママ。登場してからこれしか言ってない。
フリマ会場ふたば・佐藤
ふたば最後はふたばサイド。ふたばは佐藤に声を掛ける。佐藤はフリマに参加しておらず、千葉と待ち合わせていただけだったようだが…。
4
佐藤その背後にはしょうがない隊を筆頭にたくさんの佐藤ファンの行列が出来ていた。
「最後尾」の看板を持っているのは、どう見ても男子。女子たちに雇われて持っているだけなのか、まさか参加者のひとりなのか…。
佐藤しかし出品物なんて持ってないと慌てる佐藤。
ふたばふたばが「ポケットティッシュは?」と尋ねるなり、女子たちによるオークションが始まってしまう。
参加者はしょうがない隊の3人、虻川・志久・貝塚ほか。財力に乏しいおがちんは毎回厳しい戦いを強いられているのでしょうね。
フリマ会場・丸井家みつば・ふたば・ひとは
三つ子再び集合した三つ子。
ふたば佐藤グッズのゲットに失敗したふたばは、自宅に戻って猫の使い古しグッズを持ってきたとのこと。
みつば・ひとは「ろくなもんが集まらなかったわね」「みっちゃんのが一番ね…」
三つ子ともあれ商品は揃った。三つ子の中で誰が一番高値で売るかの勝負と相成る。
5
千葉そこを通りがかった千葉。三つ子に声を掛けられるが、興味なさそう。
ひとはしかし彼のニーズを見抜いていたのがひとは。パンダのニット帽をパンツっぽくなるように加工してみせる。
千葉こうして出来た「パンツ帽」を被った千葉は、途端に購入意欲を示す。
ひとはそれをいいことに2万円をふっかけるひとは。高すぎて到底払えるはずもないと思いきや…。
千葉・佐藤千葉は佐藤が手にしていた2万円(ティッシュの販売益)をひったくり、ひとはに支払う。「まいど…」。
相手のニーズに合わせて付加価値を与えた商品を提供する。これこそが商売の王道と言えましょう。
6
しょうがない隊次にやって来たのは、オークションに敗れて意気消沈するしょうがない隊であった。
ふたばカモが来たとばかりに(?)、しょうがない隊を呼び込むふたば。
ふたば「佐藤が使っていた」。ふたばのこの言葉にしょうがない隊の目の色が変わる。
「猫が」はあくまで小声。相手の心理に付け込み佐藤グッズだと誤認させるこの売り方には、景品表示法上の問題がありそう。あとで返品されてもやむなし。
しょうがない隊佐藤グッズだと思い込んだしょうがない隊は、喜び勇んでお買い上げ。ヒャッハー。
ふたばこうしてただの中古の猫グッズを無事売りさばいたふたば。「やたー」。
あとでみつばに「こいつらも汚い売り方していた」と指摘された時に目を背けていたように、ふたばも詐欺同然だったことは自覚していたはず。黒ふたば。
みつば・矢部最後に残ったのはみつばの湯たんぽ。焦ったみつばは前を通りがかった矢部を呼び止める。
矢部しかし「いらないいらない」と即答で断る矢部。
7
みつば今ならパンツも付けるからと、湯たんぽにパンツを穿かせるみつば。
矢部通販でお馴染みのセット販売だが、「より一層いらないよ!!」。
みつば「こんなの売れない」「商才無い」という妹たちの声を背に、ぐぬぬと悔しがるみつば。
みつば追い詰められたみつばは、これは貯金箱だからと偽って、矢部に小銭を貸してと頼む。
矢部矢部はしぶしぶといった感じで1円玉を渡す。
みつば・矢部「やったー売れたわーー!!」。ほとんど分かり切っていたけど、まんまと粗大ゴミを押しつけられてしまった矢部。
ひとはところがみつばが喜んだのも束の間、ひとはに「詐欺です」と通報されてしまう。
一郎太通報を受けて草の影から現れたのは、草次郎をマークしていたと思われる一郎太。「ああッ やっぱりマークされてた」。
8
みつば警官の登場に取り乱したみつばは、「こいつらだって汚い売り方していた」と逆告発する。バツが悪そうに目を背けるふたばとひとは。
一郎太一方、一郎太の反応は意外なものだった。なんとゴミ同然の湯たんぽを千円で買い取ってくれるという。
みつば歓喜するみつば。だが後日…。
後日・交通安全講習会場みつば・一郎太
みつば型湯たんぽは車にひかれて、無惨な姿に変わり果てていた。
みつば交通安全講習における事故の被害者役に転用されたのだ。自身の写し身の悲惨な末路に唇を噛むみつばであった。
この被害者役の初代は164卵性『俺の妹がこんなに可愛いのはなぜ』に登場した「太郎くん人形」。こちらも悲惨な最期を迎えています。

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