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| 夜・道路松岡・ひとは
| 松岡・ひとは | ハロウィンの夜。ひとりで仮装して歩いていたひとはに、松岡が「ちょうどいい所に」と呼び掛ける。
| ひとは | 振り返ったひとはの目玉がボロッとこぼれ落ちる。「ギャッ」
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松岡・ひとは | ガチで驚く松岡だったが、当然ただのドッキリである。
| 松岡・ひとは | ネタばらしされて、一瞬言葉を失う松岡。「な~んだ」と照れてごまかすのかと思いきや…。
| 松岡・ひとは | 「三女さんは3つの目を持っていた!?」と明後日の方向で解釈して、また驚く。
| 松岡・ひとは | ハロウィンを知っているのかとひとはが尋ねたところ、松岡はもちろんと答える。彼女が言うには死者が蘇る日とのことだった。
| 松岡・ひとは | ドヤ顔でハロウィンの説明をする松岡。「へぇ~」。
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松岡・ひとは | 「私はコレッ」と見せてきたので仮装しているのかと思いきや、普段の松岡そのもの。「松岡咲子の仮装?」
| 松岡 | 「もーっ 私は化物じゃないっ」(おこ)
| 松岡・ひとは | 松岡的には、死者に襲われたいから普段通り元気な姿をアピールするつもりのようだ。「陽キャラだからね」。
| 松岡・ひとは | 結局、問答無用で松岡に付き合わされてしまうひとは。
| 松岡・ひとは | 「どうせヒマでしょ?」と言われ、松岡が杉崎家のパーティーに誘われていないことを察するひとはであった。
| 松岡・ひとは | 死体探しに向かうふたり。松岡がネットで得た知識によれば、死体の蘇生術にもってこいの日らしい。
| 松岡・ひとは | 死体なんて見つかるわけ…とひとはが言い掛けた矢先、道端にゴロリと転がる死体を発見。「ギャーー」
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松岡・ひとは | だが当然それはハロウィンのイタズラである。ひとはたちを驚かせて盛り上がる仮装軍団。「ハロウィンだからね…」
| 松岡・ひとは | しかし松岡は事態を理解していなかったらしい。仮装する人々を見て「どれが本物の死体だというの」などとのたまう。
| 松岡・ひとは | 「確かめに行ってよ~」とひとはを促す松岡。それを無理と尻込みするひとは。もじもじ。
| 松岡・ひとは | こんなこともあろうかと。そんな感じで松岡が取り出だしたるは、大量のハエが詰まった虫かご。それで何をするのかと思えば…。
| 松岡・ひとは | 「GO!! フライハイ」 そう叫んでハエの大群を仮装の一団に向かってけしかけたのである!(ハエは死体に群がるという理屈)
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松岡・ひとは | 松岡の目論見も虚しく、夜空に向かって飛び去っていったハエたち。
| 松岡・ひとは | ひとはは慌てて松岡を物陰に引っ張り込む。「ねぇホント……怒られてリンチされちゃうから…」
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| | 墓場松岡・ひとは
| 松岡・ひとは | 次にふたりがやって来たのは墓場。スコップを手に死体を掘り起こそうというのだが…。
| 松岡・ひとは | ひとはに引きずられて連れて行かれる松岡。
| | 上尾中央総合病院松岡・ひとは
| 医者と家族 | 場面は変わって病院。「今夜がヤマです」と家族に説明する医者。
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松岡・ひとは | そこへ現れた松岡は喜色満面で言い放つ。「ホント!?」
| 松岡・ひとは | 「ねぇ…リンチだから…」。もういい加減にしてほしいと言いたげに、松岡をずるずる引きずっていくひとは。
| | かもはし公園松岡・ひとは
| 松岡・ひとは | 公園に来たふたり。松岡は「意外と死体って無いもんよね~」とぼやく。「妥当だよ」
| 松岡・ひとは | 松岡の持っていた虫かごの中で、ハエが一匹死んでいた。
| 松岡 | 松岡は語る。このハエたちは一匹一匹地道に集めて、死体に群がってくれるように調教してきた、ペットのような存在なのだと。
| 松岡 | ペット同然のハエの死に、意外と落ち込んでいる松岡。「かわいそう…私のせいよ…」
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松岡・ひとは | 松岡は「ううっ」と呻いて、ひとはの胸に顔を埋める。「そんなに?」
| 松岡・ひとは | しかし松岡はひとはの胸の鼓動を聞いて、「やっぱ生きてるか-」とガッカリする。
| 松岡・ひとは | このハエを生き返らせてみればと提案するひとは。松岡もその話に乗る。
| 松岡・ひとは | 「生き返っていい死体とめぐり会うんだよ」「見果てぬ夢だね」
| 松岡・ひとは | 蘇生術の準備を始める松岡。材料を混ぜたものを死体にかけて、呪文を唱えればよいとのこと。
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松岡 | 松岡はすり鉢の中に次々と材料を投入していく。
| 松岡 | 投入し終えた材料をゴリゴリとすり混ぜる。
| 松岡 | 出来上がった秘薬をハエの死骸に掛けようとした松岡は、肝心のハエがいなくなっていることに気が付き驚愕する。
| 松岡 | 傍で見ていたひとはは材料として投入されてしまったことを知っているわけだが、松岡本人は何も気付かず超常現象だの何だの騒いでいる。
| ひとは | 案の定のロクでもないオチに、「杉ちゃんちのパーティーに行きたかったな」と嘆くひとはであった。
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