1 |
| 6-3教室佐藤・千葉・みつば・吉岡ほか
| | 授業中。なぜか防災頭巾を被っている佐藤・千葉たち。
| みつば・吉岡 | 防災頭巾が必要となる防災訓練は明日のはず。疑問を口にしたみつばに、吉岡が「一部の男子で流行ってる」と教える。
| 千葉 | 千葉が言うには「災害はいつ起こるかわからないから」とのことだが…。
|
|
2 |
みつば | みつばは頭巾に使われている布の柄に見覚えがあった。だが思い出せない。
| 千葉 | 触れられるのを嫌がる千葉。彼がみつばを避けるのには理由があった。それは――。
| | 数日前・6-3教室佐藤・千葉・ふたばほか
| ふたば | 数日前のこと。佐藤を呼ぶふたば。なんでも佐藤のために夜なべして防災頭巾を作ってきたのだという。
| 佐藤 | 自分のため、という言葉にちょっと照れながらも頭巾を被る佐藤。
| ふたば | ところがその頭巾は、三つ子の使い古しのパンツを元に作ったものだという。
|
|
3 |
佐藤・ふたば | それを聞いて慌てて脱ぐ佐藤。「パンツ大臣しんちゃんにピッタリ!!」
| 千葉 | そこへ突如現れる一団。千葉・田渕・三好・行田の4人だった。話は全て聞かせてもらったッ」
|
|
4 |
佐藤・千葉ほか | そして新たに4人分の頭巾が完成する。それを被った5人の男子たち。
| 田渕 | 「合法的にパンツ被ってんぞ」と興奮を隠せない田渕。
| 千葉 | それを諫めながらも、千葉自身も「体の奥から湧き上がってくるパッション」に昂ぶりを感じずにはいられないのであった。佐藤以外の男子も同様。
| | 校庭(バスケコート)千葉・佐藤・ふたばほか
| 千葉 | バスケの試合中。ふたばをも置き去りにする勢いでドリブルする千葉。
|
|
5 |
杉崎 | 試合のスコアを見た杉崎は驚く。千葉たち頭巾軍団がふたばを圧倒して居るではないか。
|
|
6 |
| 6-3教室千葉・佐藤・田渕ほか
| 田渕 | しかし田渕は頭巾パワーにも関わらず、相変わらず一番活躍しているのが佐藤であることに納得がいかないようであった。
| 佐藤・田渕 | それを真顔であしらう佐藤。「元々備わってるものが違うんだよ」とのお言葉。男としての格の違いを思い知らされ、田渕も「んキィ~~ッ」。
| 行田 | 佐藤の頭巾だけ違う柄の布が混じっていることに気が付く。
| 佐藤 | ストライプ柄から、それがひとはのパンツであると断言。「三女だ!! 三女のパンツだよ!!」
| 佐藤 | 「なぜわかる」と言いたげな男子たちからの視線に、ちょっと言葉を濁す。
|
|
7 |
千葉 | 貴重なひとはのパンツ。おまけに佐藤の頭巾に縫い込まれていたのは、希少部位であるクロッチ部分であった。
| 千葉 | 千葉による三つ子パンツランクでいえば、これは最上位のレア度に該当する逸品である。
|
|
8 |
佐藤 | 千葉の姿が見えないと聞いて、佐藤は探しにいくと駆け出す。
| みつば・吉岡 | やっぱりいつもと違うと感心する吉岡。一方、みつばは頭巾が怪しいと訝しむ。
| 佐藤・千葉 | 千葉は教室に取り残されていた。苦しそうな様子。
| 佐藤・千葉 | 千葉が言うには、頭巾のせいで力を使い果たしたらしい。これもパンツの副作用、パワーアップした代償ということだろうか。
| 佐藤・千葉 | 自分を置いて逃げろと言う千葉。火はすぐそこまで迫っていた。(※イメージ映像)
|
|
9 |
佐藤 | 親友を見捨てるわけにはいかない。佐藤は自分の被っていたパンツ(※イメージ)を千葉に被せる。
| 千葉 | しかしそれは、佐藤からレア頭巾を奪うための千葉の策略であった。「バカめ騙されたな」
|
|
10 |
チクビ | ひとはパンツ効果なのか、突然ハッスルしたチクビ。頭巾の中で勢いよく跳躍する。
| 千葉 | わけが分からぬまま、急に背後へと引っ張られる千葉。そのまま廊下まで吹き飛ばされてしまった。
| 千葉 | 恐怖した千葉は「レアパンツの祟りだ」と叫ぶ。女子たちが見ていることも知らず…。秘密を知られた彼を待ち受ける運命は…非難訓練?
|
|