325卵性『Wの喜劇』
だぶるのきげき

構成子持ちは…荷が重過ぎる

扉絵水着姿の3人。手を繋いだ宮下かおる(スク水)、一方でワンピースの水着を着たメグは何か思わせぶりな表情。

柱紹介

登場場所

アオリ文

想いを寄せる…⏎小1女子♥

あらすじ

真夏の恋模様。市営プールメグかおるの1年生ズと合流した宮下は、メグの申し出でダブルデートをすることに。そして気になるメグの恋のお相手とは、ナマコちゃんのイベントに訪れた吉岡純次であった。紗江子の目を盗んでの危険すぎるデートに、宮下は気苦労が絶えない。

オクリ文

おませ…。

作者コメント

猫と共に風邪を引いて寝込みました。

アラカルト

キャラクター

宮下(メグ&かおるの引率者兼、かおるのデートのお相手。おませなメグに振り回される)
  • 「1分ぐらい前からいたよ」
  • 「じゃ…じゃあ 3人で遊ぶか!!(やれやれ)」
  • 「えっダブ…意味知ってる?」
  • 「会ったばっかかよ」
  • 「メグちゃんはあたしのことが好きだったじゃんか って言おうとしたけど すごくみじめなのでやめた」
  • いやツッコミ所多過ぎぃ
  • 「残念だけど…じゅんくん既婚者なんだ…」
  • 日本の教育システム崩壊してんな
  • 「待て待て~」
  • 「なんなんだコレは…」
  • 「その……あの…ちょっと…息抜きを…してもらおうって…」
  • 「あっそうだ じゅんくん実はナマコちゃんの…」
  • 「なんなんだよォーーーッ」
三峰メグ(実質の主演。親切にされた純次に好意を抱いて、ダブルデートに連れ出すが…)
  • 「メグ… ダブルデートしたいなーーっ」
  • 「メグ……好きな男の子できちゃったの…」
  • 「今日来る途中のバスで…席譲ってくれた優しい男の子なの」
  • 「じゅんくんってゆーんだって」
  • 「メグ…そーゆーの大丈夫だから!! 2番目の女でいいのっ
  • 「奥さんがちゃんと見てないからメグが」
  • 子持ちは…荷が重過ぎる
  • 「あっ あの人かっこいい」
日野かおる(憧れの宮下とプールでデートできて、無邪気に喜ぶ)
  • 「ワーイッ」
  • 「わあこれが ダブルデートか~~」
  • 「あーん」
吉岡純次(目隠しされたまま連れてこられ、事情も分からないままメグに連れ回される)
  • 「見たすぎ…」
  • 「あーん…」
  • 「寝てた」
吉岡紗江子(イベントを見に純次と共に来訪。純次を宮下に預ける)
  • めちゃカワでしょ~
  • 「あら ゆきはどーしたの?」
  • 「やはり作者としては今回のイベントは見逃せないと思ってね」
  • 「ああッ 目隠し取っちゃダメよ 水着の女の子ウヨウヨいるからっ」
  • 若い 美人 おっぱい
  • 「マ…マネージャーの私が話を伺いますわ」
  • 「ちょっとあなた この人見ててくれない? 絶対目隠し取っちゃダメよ」
  • 「ちょっと あの人どこよ」
  • 「作者としてナマコの気持ちになって一緒に泳ぐとは…さすがよあなた…」
吉岡ゆき(ナマコちゃんのイベントに来る。後ろにいた宮下に気付かない)
  • 「遅いなー 宮ちゃん…」
  • 「パパの本と同じ出版社だからって最近やたらとナマコちゃん勧めてくるんだよね」
  • 「わっ 宮ちゃんいたの!?」
  • 「わ…私たちお邪魔じゃない? 2人でナマコ捕まえてよっ」
  • 「何やってんの パパッ」
杉崎みく(サービス担当)
  • 「しかしナマコ掴み取りとは…」
  • ちょっとピン付けといてくれない!?
  • 「あら 1年生ズじゃない」
小林(若い 美人 おっぱい)
  • 「じゅんじぃ先生ですか? 私イベントの責任者の小林です」

ストーリーライン

1
市営プール吉岡・杉崎
吉岡・杉崎ナマコちゃんイベントのチケットを手に、まだ姿を見せない宮下を待つ。
杉崎の水着はおそらく17巻冒頭のカラー漫画『みつどもえ アバンチュール準備中』と同じもの。1年前の海で着られなかった分、ここで着ることにしたようです。
吉岡母の紗江子が近頃やたらとナマコちゃんを勧めてくるとぼやく。いまだに父の本当の仕事を知らない吉岡に、杉崎は口をつぐむ。
ナマコちゃんと同じリボンを着けてまでアピールしてくる紗江子さん。家族以外には見せられない姿。
2
杉崎・宮下イベントは「ナマコ掴み取り」という意味不明なもの。「謎イベント過ぎる」
宮下さりげなく会話に加わってきた宮下に驚く吉岡たち。「1分ぐらい前からいた」と主張。→杉崎に「ピン付けて」と言われる。
ヘアピンが宮下の本体」ネタは、存在感という形で蘇った模様。
杉崎・吉岡杉崎と吉岡は、宮下の脇にいるふたりに気付く。
メグ・かおる杉崎たちに軽く会釈するメグに対して、かおるは怯えたように宮下の背後に隠れて「んじ~」っと見つめてくる。
スク水のかおるに対して、ワンピースの可愛い水着のメグ。このあたりにも両者の性格の違いをはっきり描き分けようという意図が窺えます。
吉岡かおるの視線に気付いた吉岡は、お邪魔だからと杉崎を連れてその場を離れる。
宮下・メグ・かおる残された3人。3人で遊ぶかと宮下が言うと、かおるは無邪気に喜んで宮下の腕にしがみつく。
メグ一方メグは、「ダブルデートしたい」と意外なことを言い出す。
3
メグ訝しむ宮下に対して、メグは本気だったご様子。乗ってきたバスで席を譲ってくれた男の子を好きになったらしい。その名も「じゅんくん」。
「連れの人が呼んでた」というメグの話から、紗江子はふたりでいる時には「あなた」でなく「じゅんくん」呼びしているということになりますね。
宮下以前自分のことを好きだと言っていたのに、早くも鞍替えしたメグに詰め寄りたい宮下。しかしそれはみじめだと思いとどまる。
273卵性『スーパーヒーローヒロイン大戦』での話。下級生にモテる宮下も、移ろいやすい乙女心には翻弄される。
メグ気になるのはその「じゅんくん」。メグが指さした先にいたのは…。
4
純次・紗江子台車に乗せられ、紗江子に運搬されている純次であった。奇異の視線も知らず、目隠しされた上に体育座りで大人しく運ばれている純次。
宮下何からツッコめばいいのか言葉に窮した宮下。「ツッコミ所多過ぎぃ」と地面を叩くほかなかった。
紗江子紗江子はナマコちゃんのイベントを見に訪れたのだと話す。純次の目隠しはもちろん、目の毒になる周囲の女性を見せないため。
5
メグ・宮下じゅんくんと知り合いかと目を輝かせて尋ねるメグに、残念ながら既婚者だと伝える宮下。
メグしかし気にしないというメグ。「2番目の女でいいの」。
宮下その言葉に宮下は、日本の教育システムの崩壊を感じるのであった。
紗江子・純次一方、紗江子たちはイベントの関係者に会いに向かう。
紗江子・純次関係者として現れた女性(小林さん)を見た紗江子は、一目でその危険性を察知する。「若い 美人 おっぱい」。
紗江子純次を彼女に近づけるわけにはいかない。紗江子は宮下に純次を預けて、マネージャーの自分だけで打ち合わせすることに。
6
市営プール宮下・純次・メグ・かおる
4人宮下&かおるのピュアカップルと、純次&メグによる年の差兼不倫カップルでのダブルデートが始まる。
宮下・かおる宮下と手を繋いで、楽しそうにはしゃぐかおる。
宮下・かおるソフトクリームを「あーん」→プールで「待て待て~」。ケチのつけようのないカップルぶり。
純次・メグ一方の純次・メグ組。純次は目隠しされたまま、メグに連れ回される。
純次・メグソフトクリームはメグの顔面に→プールでは腰縄で引っ張り回される純次、とふたつのカップルは対照的な光景。
正統派カップルのかおるに対して、メグの方がギャグ要員にされているあたり、今後のふたりの扱いを分ける分水嶺になりそうな場面です。
宮下ふと我に返り、「なんなんだ…」と心の中でツッコミを入れる宮下。
7
純次フロートマットに乗せられ、どんぶらこと流れていく純次。ところが衝撃でマットは転覆し、純次も水中に転落してしまった。
宮下慌ててプールに飛び込み、救出に向かう宮下。しかし純次の姿は見つからない。
紗江子さらに悪いことに、その場に紗江子が現れる。背後から漂う黒いオーラ。一気に下がる温度。「ちょっと あの人どこよ」
宮下無言ながら怒り心頭の紗江子に、しどろもどろになりながら釈明する宮下。
メグところが幼さゆえか、メグは「奥さんがちゃんと見てないから」と口走りかける。危うし2番目の女。
8
吉岡そこにキャーッという悲鳴が。声の主は吉岡であった。
純次掴み取りのイベント会場でぷかぷかと浮かんでいる純次。眠ったまま、そこに流れ着いてきたようだ。
思わず古典的なずっこけ方をする宮下。
メグ吉岡が「パパ」と呼び掛けたことに、ハッとするメグ。
メグ宮下に向かって、はーっとため息をつきながら「子持ちは…荷が重過ぎる」と言い捨てる。こやつ完全にビッチだ。
宮下気まぐれな女心に散々振り回された宮下。「なんなんだよォーッ」とやり場のない怒りで地を打ち据えるのであった。

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