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| 市営プール吉岡・杉崎
| 吉岡・杉崎 | ナマコちゃんイベントのチケットを手に、まだ姿を見せない宮下を待つ。
| 吉岡 | 母の紗江子が近頃やたらとナマコちゃんを勧めてくるとぼやく。いまだに父の本当の仕事を知らない吉岡に、杉崎は口をつぐむ。
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2 |
杉崎・宮下 | イベントは「ナマコ掴み取り」という意味不明なもの。「謎イベント過ぎる」
| 宮下 | さりげなく会話に加わってきた宮下に驚く吉岡たち。「1分ぐらい前からいた」と主張。→杉崎に「ピン付けて」と言われる。
| 杉崎・吉岡 | 杉崎と吉岡は、宮下の脇にいるふたりに気付く。
| メグ・かおる | 杉崎たちに軽く会釈するメグに対して、かおるは怯えたように宮下の背後に隠れて「んじ~」っと見つめてくる。
| 吉岡 | かおるの視線に気付いた吉岡は、お邪魔だからと杉崎を連れてその場を離れる。
| 宮下・メグ・かおる | 残された3人。3人で遊ぶかと宮下が言うと、かおるは無邪気に喜んで宮下の腕にしがみつく。
| メグ | 一方メグは、「ダブルデートしたい」と意外なことを言い出す。
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3 |
メグ | 訝しむ宮下に対して、メグは本気だったご様子。乗ってきたバスで席を譲ってくれた男の子を好きになったらしい。その名も「じゅんくん」。
| 宮下 | 以前自分のことを好きだと言っていたのに、早くも鞍替えしたメグに詰め寄りたい宮下。しかしそれはみじめだと思いとどまる。
| メグ | 気になるのはその「じゅんくん」。メグが指さした先にいたのは…。
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4 |
純次・紗江子 | 台車に乗せられ、紗江子に運搬されている純次であった。奇異の視線も知らず、目隠しされた上に体育座りで大人しく運ばれている純次。
| 宮下 | 何からツッコめばいいのか言葉に窮した宮下。「ツッコミ所多過ぎぃ」と地面を叩くほかなかった。
| 紗江子 | 紗江子はナマコちゃんのイベントを見に訪れたのだと話す。純次の目隠しはもちろん、目の毒になる周囲の女性を見せないため。
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5 |
メグ・宮下 | じゅんくんと知り合いかと目を輝かせて尋ねるメグに、残念ながら既婚者だと伝える宮下。
| メグ | しかし気にしないというメグ。「2番目の女でいいの」。
| 宮下 | その言葉に宮下は、日本の教育システムの崩壊を感じるのであった。
| 紗江子・純次 | 一方、紗江子たちはイベントの関係者に会いに向かう。
| 紗江子・純次 | 関係者として現れた女性(小林さん)を見た紗江子は、一目でその危険性を察知する。「若い 美人 おっぱい」。
| 紗江子 | 純次を彼女に近づけるわけにはいかない。紗江子は宮下に純次を預けて、マネージャーの自分だけで打ち合わせすることに。
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| 市営プール宮下・純次・メグ・かおる
| 4人 | 宮下&かおるのピュアカップルと、純次&メグによる年の差兼不倫カップルでのダブルデートが始まる。
| 宮下・かおる | 宮下と手を繋いで、楽しそうにはしゃぐかおる。
| 宮下・かおる | ソフトクリームを「あーん」→プールで「待て待て~」。ケチのつけようのないカップルぶり。
| 純次・メグ | 一方の純次・メグ組。純次は目隠しされたまま、メグに連れ回される。
| 純次・メグ | ソフトクリームはメグの顔面に→プールでは腰縄で引っ張り回される純次、とふたつのカップルは対照的な光景。
| 宮下 | ふと我に返り、「なんなんだ…」と心の中でツッコミを入れる宮下。
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純次 | フロートマットに乗せられ、どんぶらこと流れていく純次。ところが衝撃でマットは転覆し、純次も水中に転落してしまった。
| 宮下 | 慌ててプールに飛び込み、救出に向かう宮下。しかし純次の姿は見つからない。
| 紗江子 | さらに悪いことに、その場に紗江子が現れる。背後から漂う黒いオーラ。一気に下がる温度。「ちょっと あの人どこよ」
| 宮下 | 無言ながら怒り心頭の紗江子に、しどろもどろになりながら釈明する宮下。
| メグ | ところが幼さゆえか、メグは「奥さんがちゃんと見てないから」と口走りかける。危うし2番目の女。
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8 |
吉岡 | そこにキャーッという悲鳴が。声の主は吉岡であった。
| 純次 | 掴み取りのイベント会場でぷかぷかと浮かんでいる純次。眠ったまま、そこに流れ着いてきたようだ。
| メグ | 吉岡が「パパ」と呼び掛けたことに、ハッとするメグ。
| メグ | 宮下に向かって、はーっとため息をつきながら「子持ちは…荷が重過ぎる」と言い捨てる。こやつ完全にビッチだ。
| 宮下 | 気まぐれな女心に散々振り回された宮下。「なんなんだよォーッ」とやり場のない怒りで地を打ち据えるのであった。
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