323卵性『長靴をはいたトコ』
ながぐつをはいたとこ

構成そうだっ 小生靴履くと…… 足に力が入らなくなっちゃうんだった!!

扉絵ブカブカのレインコートと長靴をはいて水たまりを歩くふたば

柱紹介

登場場所

アオリ文

ふたばの苦手なもの。⏎おばけと…○○!?

あらすじ

梅雨時の雨の日。佐藤が初めてクリアしたゲームのエンディングを観ようと、真新しい長靴を履いて佐藤家に急ぐふたば。しかし裸足ならダッシュで5秒の距離も、靴をはいた状態ではぷりぷり歩きが精一杯。長靴を取るか、ゲーム=佐藤を取るかを天秤に掛けたふたばは…。

オクリ文

わかってないんだから!⏎次号につづく。

作者コメント

単行本⑰巻発売中! 三女と咲子の崖コントや眉毛の相かん図ver.2.0など描き下ろしがたくさん!

キャラクター

丸井ふたば(主役。靴を履いたふたば=鬼に金棒の対義語。賢い小生)
  • 「ダメッ 小生が買ってもらったやつなの!!」
  • みっちゃんの長ぐつ 蟻んこ入ってる時あるからイヤ
  • 履くんだも~~ん
  • 「外は大雨だよ 汚れちゃうもん」
  • 「小生が敵を皆殺しにしたおかげだねっ」
  • 「ダッシュすれば5秒っス!!」
  • 「そうだっ 小生靴履くと…… 足に力が入らなくなっちゃうんだった!!」
  • 「こうなったら逆立ちで… それも時間かかるか…」
  • 「そだ!! 側転なら早いかも!!」
  • 「跳躍力もないから ひとはみたいな側転になるっ…」
  • 「ぐるぐる回って… 遠心力の作用でしんちゃんちへひとっ飛びっス(賢い小生)」
  • 「ああああああああ」
  • 「裸足だと長ぐつ取ってから しんちゃんち行くんでも早かった」
  • そーゆー問題じゃないのっ
  • 「してない」
丸井みつば(長ぐつに蟻んこ。ふたばの新品同様の長靴を拝借しようとして断られる)
  • 「そうだっ ふたばの長ぐつもらっちゃお!! うわーーピカピカ!!」
  • 「1回も履いてないじゃん」
  • 「ウソ!?」
  • 「まったく 意外とキレイ好きなんだから」
丸井草次郎(ゲームで嬉々として殺戮行為を行う娘を嘆く)
  • 「おい 家の中で靴履くのやめろ」
  • 「長ぐつの使い方 知らないのかな」
  • 「物騒なゲームやってる…」
佐藤信也(ゲームをクリアしてふたばを呼びつける)
  • 「ずーっとやってた例のゲーム やっと全クリしたぞ」
  • 「あ エンディングが始まった 見にこいよ」
  • 「おう やっぱ早かったな」
  • 「まあクリア後ならいつでも見れるから…」
  • 「したよ」
佐藤まさのぶ(ゴルフ死ね枠)
  • 「さ~て ゴルフゴルフ」
  • 「えっなに クリアしたんじゃないの?」
丸井ひとは(イケてない側転のイメージ)

ストーリーライン

1
丸井家・玄関みつば・ふたば
みつば雨の日。お出かけしようと履いた長靴だったが、だいぶ汚れてきている。
みつばふたばの長靴を拝借しようと下駄箱を開ける。ペカーッと輝く真新しいふたばの長靴。「うわーーピカピカ!!」。
2
ふたばみつばに奪われまいと長靴を抱きすくめるふたば。未着用だったらしいが、これから履くと主張。
みつば・ふたばみつばは代わりに自分の長靴をあげると言うが、ふたばは断る。理由は「蟻んこが入ってる時があるから」。
みつば結局あきらめて、自分の長靴で外出。プンプンしながら「まったく 意外とキレイ好きなんだから」。
ふたばピカピカと輝く長靴を履きながら、浮かれた様子でスキップを踏むふたば。ルンタッタ。
ふたば・草次郎草次郎は家の中で靴を履くなと呆れ気味に言うが、ふたばは外で汚したくないようだ。
ふたば・佐藤そこへ佐藤からの電話が掛かってくる。以前からプレイしていたゲームをクリアしたから見に来いとふたばを誘う。
草次郎「敵を皆殺し」と穏やかでない発言をするふたばを嘆く草次郎。
3
道路ふたば
ふたば長靴を履いたままなのも忘れて、ダッシュで外に駆け出すふたば。
ふたばしかしその走りはトコトコとしたスローなもの。普段なら5秒で到着するはずの距離にも関わらず、息がすぐに上がってしまう。
50m走6秒(47卵性)のふたばが5秒で着くということは、佐藤家は丸井家から4~50m圏内にあることになります。
ふたば自分が靴を履くと足に力が入らなくなる性質であることを思い出す。
脚注にもあるように、37卵性『スニーカーぶる~ん』(スニーカー)・171卵性『銀盤カレイドズコー』(スケート靴)でも出た設定です。
ふたば今は先を急ぐ身、長靴を脱ごうとするふたばだったがみつばの言葉が脳裏をよぎる。「やっぱり履かないんじゃない」。
ふたば仕方なく靴を履いたまま走り出すふたば。しかし慣れない靴のせいでプリプリした女の子走りになってしまう。
4
ふたばそれならと側転を試してみるが、跳躍力も減衰してしまって勢いがつかない。自分の不甲斐なさにくっと唇を噛むふたば。
ふたばよじよじと電柱を登り始めるふたば。電柱を軸に回転してその遠心力の勢いで佐藤家までひとっ飛びしようというのだ。賢い小生。
「跳躍力」「遠心力の作用」など、この回ではふたばらしからぬ小難しいフレーズが。302卵性の計算と言い、運動絡みに関しては「賢い小生」になるのかも。
5
ふたば体操の鉄棒のように電柱で大回転するふたば。しかしその弾みで長靴がスポーンと脱げて飛んでいってしまう。「あああああああああ」
ふたば跳躍を中断して長靴を回収するか。それともこのまま長靴を見捨てて佐藤の元に向かうか。その2択でふたばが選んだ選択は…。
ふたば「長ぐつーーー」
6
5秒後・佐藤家ふたば・佐藤
ふたば息を切らして佐藤家に到着したふたば。その手にはしっかりと長靴が抱きしめられていた。長靴を回収してから裸足でダッシュしてきたのだ。
ふたば・佐藤お目当てのゲームのエンディングを見ようとリビングに向かうが…。
まさのぶ無情にも映像をゴルフ番組に切り替えてしまうまさのぶ。(ゲームの電源も落としてしまった?)
ふたばまた見れるからとなだめる佐藤にも「そーゆー問題じゃないのっ」と怒る。
頑張りを無にされるとムキになってしまうふたば。こうした一面はハロウィン回の284卵性『魔女の直送便』でも見られました。

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