320卵性『ねことおはな』
ねことおはな

構成この見境のないヘイトは三十路だわ

カラー扉絵輪になって草むらで仰向けになっている6人。四つ葉のクローバーを掲げるみつば。

柱紹介

登場場所

  • 街中
  • 道路(丸井家前)
  • 丸井家(リビング)

アオリ文カラー

これからも⏎応援しなさいよね!

アオリ文

色々気を遣われる⏎お年頃の海江田先生!! ※「海江田先生」にルビ「三十路」

あらすじ

不純な動機から猫アレルギーを克服しようと考えた海江田丸井家を訪れるが、ひとはが強盗だと勘違いする程の重装備の海江田を見たチブサはすっかり怯えてひとはのスカートの中に逃げ込んでしまう。果たして海江田は猫アレルギーを克服して、幸福への一歩を踏み出すことが出来るのか…!?

オクリ文

とんだ変態教師(30歳手前)。

作者コメント

猫の肛門を嗅いでも肛門のにおいを感じなくなってきた。においの慣れって時として生きがいを奪うものなんですね。

キャラクター

海江田(猫アレルギーを解消すべく完全防備の格好で丸井家を訪問。チブサに馴染もうとしてひとはに迫る)
  • 「は!? なによあんたら なんのこと!?」
  • 「聞こえてるからね!?」
  • あなた さっきから辛辣よ
  • 「近い将来出会うであろう旦那様が猫大好きマンかもしれないし…」
  • 「いや 学校で見たことあるから安心して」
  • 「三十路よ」
  • ねえ コイツら帰ってもらったら?
  • 「それを…こっちに寄こしなさい」
  • 「おお~ よしよし…」
  • 「うん まだムズムズしないわ!! ついに素顔を晒すわよ!!」
  • 「飽きてんじゃないわよ」
  • 「やったーー 完全に克服できたわー!!」
  • 「ヒッ…お父様…」
  • 「あのー…こちら…ちょっとお借りしてもよろしいでしょうか…」
  • 「例のイケメンシングルファーザーのお宅に改めて行くことになってるの」
丸井みつば(海江田を自宅に誘う)
  • 「大丈夫よ!! まだまだいい男どっかにいるから!!」
  • 「あっ 今日パパいないからね!?」
  • 「え…ホントに三十路…?」
  • 「おかしい…自分で三十路って言うわけない…」
  • この見境のないヘイトは三十路だわ
  • 「……ということなの」
  • 「あ まだやってたの」
丸井ひとは(チブサを守るべく包丁を手に。その後、妊娠→出産)
  • 「……え? 三十路先生? ホント…?」
  • 「ああ ホントだ」
  • 「ダメ…すごい怖がってる…」
  • あっ…痛っ… 爪が…痛い痛い
杉崎みく(みつばに同行)
  • 「ねぇ 厚いカーテン閉めて」
吉岡ゆき(みつばに同行。吉岡節が炸裂。宮下とカップルを演じる)
  • 「まぁ…そういうことにしとこ…?」
  • 猫は寂しさ 紛れるしねっ
宮下(みつばに同行。今回はツッコミ役。吉岡とカップルを演じる)
  • 「出会うであろう…」
  • いざとなったらあたしが守る
  • 「おもちゃじゃなくてガチの植物かよ」
  • 「絵面がさぁ…」
  • 「まだ三女の服1枚隔ててるじゃん」
丸井草次郎(帰宅して海江田と鉢合わせ。ひとはのパンツを海江田に貸し出す)
  • 「…どなた?」
  • 「え…いいですが…」
チブサ(ある意味主役。海江田に怯えてひとはの懐に潜り込む)

ストーリーライン

1
街中海江田・みつば・杉崎・吉岡・宮下
みつばたち買い物帰りか。みつばたち4人はぐすっと涙を拭う海江田の姿を見掛ける。
みつばたち海江田の涙。そのヒントはビルのテナントにあった。「結婚相談所」
みつば憐れんだみつばは「まだ他にも出会いはある」と海江田に慰めの言葉を掛ける。
「うんうん」と後ろで同意している杉ちゃん。これまで散々からかってきたとは言え、さすがにみっちゃんも居たたまれなかったのか今回はのっけから優しいです。
海江田驚いて、ネコカフェに言っていたからだと本当の理由を言う。
吉岡しかしいまいち信じていない一同。「そういうことにしておこう」を裏で話を合わせようとする。聞こえてるけど。
2
海江田4人と歩き始める海江田。猫アレルギーを克服しようとしていることを話す。猫を飼っているイケメンのシングルファーザーを狙っているらしい。
吉岡「猫は寂しさ紛れるから」と先ほどに続いて悪意なき吉岡節が炸裂。
宮下「狙おうとすんな」「出会うであろう…」 宮下によるツッコミ2連発。
みつばうちに猫がいるからと海江田を誘う。
海江田何やら準備があるからと言って、いったんその場で別れる。
3
丸井家の前みつば・海江田・杉崎・吉岡・宮下
みつばたち丸井家の前で待つみつばたち。しかしなかなか来ない海江田。
海江田全身に何枚も重ね着した一切露出がない格好で現れる。誰かさえも分からない程の不審度。
みつば「本当に三十路?」と思わず確認する。
海江田「三十路よ」と即答するが、自分で言うのはおかしいとかえって怪しまれる。
海江田自分でもしまったと思ったのか、みつばたちが狼狽える様子を見て、カァ…と赤くなる。
みつば・宮下・吉岡みつばがけしかけ、宮下と吉岡をイチャつかせる。「いざとなったらあたしが守る」(イチャァ…
この宮下×吉岡のシチュエーションは、136卵性『なまなましいの』で二人がNAMAの一場面を演じてみせた時を連想させます。
海江田それを見て、途端にイラつく海江田。一発で納得するみつば。「この見境のないヘイトは三十路だわ」
4
海江田厚着してきた理由が、徐々に脱いでいってアレルギー成分に体を慣れさせるためだと話す。
丸井家海江田・みつば・ひとは・杉崎・吉岡・宮下
みつばたちチブサを探すが見当たらない。
ひとは騒ぎを聞きつけ階段を降りてくる。そこで彼女が目撃したのは、不審な人物に脅され部屋内を物色するみんなの姿。
ひとは強盗だと勘違いしたひとはは、その不審者=海江田に対して包丁を向ける。決死の抵抗。
5
海江田包丁を向けられても動じない。ひとはの懐に抱かれるチブサに気付いて「それをこっちに寄こしなさい」
ひとは海江田の動作を見て拳銃を取り出そうとしているのだと勘違いし、震えながらも観念したように包丁を渡そうとする。
みつばひとはに海江田だと教える。しかし半信半疑のひとは。
杉崎・吉岡・宮下杉崎が小声で指示を送る。吉岡を壁ドンしてみせる宮下。
海江田スッと無言で包丁をかざす。怯える吉岡&宮下カップル。「ああ、ホントだ」と納得するひとは。
6
ひとはみつばに事情を説明される。しかしチブサは怖がってひとはのワンピースの中に潜り込んでしまう。
海江田チブサで膨らんだひとはのお腹を「おお~よしよし」と撫でる。
宮下「絵面がさぁ…」
ひとは懐妊の衝撃。ひとはの服装に絶妙な膨らみ加減もあいまって、絵面的にはマタニティドレスを着た妊婦にしか見えません。
海江田アレルギー反応は出ない。まとった重装備を徐々に脱いでいって、ついに残された防具はマスクだけとなる。
7
みつば「あ まだやってたの」 既にみんなは関心を失っていた。
海江田「飽きてんじゃないわよ」
海江田マスクを取ってもアレルギー反応は無し。残されたのはひとはの服1枚だけである。
海江田ペロッとひとはのスカートの裾をめくって覗き込もうとする海江田。その絵面はたいそうひわい。
ひとは出してと言われて、みんなの前で出産を決意。(爪が引っかかる)痛みにはぁはぁと喘ぎながら苦悶の表情を浮かべる。
杉崎その光景に「厚いカーテン閉めて」
チブサチラッと顔を覗かせる。
みつどもえルールではセーフな脱ぎかけ状態とは言え、絵的には限りなくパンチラに近いこのカットにはドキッとさせられます。
8
チブサひとはのパンツを被った状態で出てくる。もそするもそする。
海江田チブサwith縞パンを抱き上げる。アレルギーは完全に克服されたのだ。
草次郎気が付いたら草次郎がジーッと見ていた。「どなた?」
海江田「ヒッ」
海江田チブサをちょっと借りたいと申し出る。OKが出たので早速お目当てのイケメンシングルファーザーのところに向かおうとするが…。
海江田彼女に手渡されたのはチブサ本体ではなく、チブサが被っていたひとはの縞パンの方であった。

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