316卵性『残念-泊まってはいけない部屋-』
ざんねん-とまってはいけないへや-

構成私に取り憑いてーーー!!

扉絵スマホのサイトを見て怯えた顔をするひとはと、対照的に興奮した様子の松岡。

柱紹介

登場場所

アオリ文

新・心霊⏎スポット発見ッ!?

あらすじ

休みの日、ひとはと共に矢部の部屋に押しかけてきた松岡。彼女の狙いは実は事故物件だったこの部屋に泊まって霊との接触を図ることであった。なんとか追い返したい矢部は霊に取り憑かれたフリをして、松岡を部屋の外に誘導しようと考えたのだが…。

オクリ文

あなたの部屋は大丈夫?

作者コメント

花粉症か風邪かわからなくてモヤモヤする季節が来ましたね。

キャラクター

松岡咲子(主役その1。心霊目当てで矢部の部屋に押しかけてきて泊まり込もうとする)
  • 「やっぱり三女さんも来てたんだ♡」
  • 「6年前 お風呂場で…」
  • 「間に別の入居者がいる場合は告知義務が無くなるってコンビニ本に書いてあったわ!!」
  • 「よろしくねっ」
  • 墓地や丸井家でも無事生き抜いてるから大丈夫だよ
  • 「大丈夫 バレないバレない」
  • 「シリーズ・監視カメラーー!!」
  • 「んも~チキンハート…」
  • 「まあっ 矢部っちに女性の霊が!!」
  • 今だっ 私に取り憑いてーーー!!
  • 「やっぱ倫理的にねー」
矢部智(主役その2。松岡とひとはの襲来を受ける。自室が事故物件だったという事実を知って怯える)
  • 「居なかったら入っちゃダメだよ」
  • 「共有しないで!! てかなんでひとはちゃん居るの!?」
  • 松岡さんにネット与えちゃダメだよ
  • 「やめてやめて 詳細言うのやめて」
  • 「オカルト知識はコンビニ本で仕入れてるんだね」
  • 「よろしくないよ!!」
  • ひとはちゃんが勝手に上がり込むのも結構ギリだよ?
  • 「形に残すのやめよ!?」
  • 「そうだ ひとはちゃん天才霊媒師って設定だったよね!?」
  • 「わーーわーーっ 聞いちゃった-!!」
  • 「わ…私は… 6年前…死んだわよ…」
  • 「え え ウ ウソでしょ だって きのう」
  • 泊まったよね!? うちに泊まったもんね!?
丸井ひとは(松岡の引率者。先に矢部の部屋に忍び込んでいた)
  • 「ここの合鍵は教室の落とし物BOXに入ってるんですよ」
  • 墓地とうちを一緒にしないで
  • 「どうにもならない… 6年前失恋を苦にした女性が手首を切って自殺した事実は消えない」
  • 「ちなみに我が家には36日間居座りました」
  • 正式には間に”美少女”が入るんですが… (まあいいでしょう)」
  • 「いやいやいやホントに呪われそうで怖いんですけど」
  • 「ガチのやつは無理です」
  • 「チョロ…」
  • 「気絶した先生をベッドに寝かしたあと 我々はすぐ帰りましたよ」
野田(オチでタイミング良く現れ、矢部のお泊まり発言を聞く)
  • 「矢部先生」
栗山愛子(野田と共に矢部のお泊まり発言を聞いて、引く)

ストーリーライン

1
矢部の部屋矢部・松岡・ひとは
矢部休みの日の朝、ドンドンと乱暴にドアを叩く音で起こされる。
栗山を模した眼鏡をかけた抱き枕に「乳マガ」。矢部の女性の好みは相変わらずのよう。
矢部ドアスコープを覗いて外をうかがうと、そこには松岡がいた。
2
矢部無視しようとするが、外から鍵を開けられて驚く。「なんで鍵持ってんの!?」
松岡「なぁんだ居たの」
ひとはいつの間にか部屋に上がり込んで、ベッドにちょこんと腰掛けていた。「ここの合鍵は教室の落とし物BOXに入ってるんですよ」
矢部「少なくとも2本の合鍵が出回っている…」
松岡・ひとはひとはが来ることは松岡も知っていたようだ。「やっぱり三女さんも来てたんだ♡」「こないだ見せちゃったアレ?」
松岡・ひとは「そうそう 事故物件情報サイト!」 彼女たちが矢部の部屋に来たのは、ここが事故物件だったかららしい。
矢部「松岡さんにネット与えちゃダメだよ」
3
松岡・矢部「6年前 お風呂場で…」「やめてやめて 詳細言うのやめて」。怯える矢部。
矢部どうやらガチの話だと知って落ち込む。知っていたら借りていないと震える。
松岡コンビニ本で仕入れた事故物件の知識を披露する。
松岡持ってきた寝袋を広げ、洗面台に自分のカップとハブラシを置く。一連の行動になんら躊躇する素振りはない。
4
松岡・矢部「よろしくねっ」「よろしくないよ!!」 松岡はお泊まりする気満々であった。
松岡・ひとは「墓地や丸井家でも無事生き抜いてるから大丈夫だよ」「墓地とうちを一緒にしないで」
墓地での宿泊はお馴染み、58卵性『ゆうやみ あいぶれーしょん』のこと。丸井家については後述。
矢部1人暮らしの男に家に教え子を泊めるなんて警察事案になりかねないと真っ当な主張。
「ひとはが勝手に上がり込むのも結構ギリ」とも。やはり教師としてこうした自覚は持っていたのですね。そしてこれを聞いたひとはの微妙な表情…。
松岡矢部の訴えも「バレない」と無視して、心霊を撮影するためのカメラを設置し始める。
矢部お泊まり案件の証拠を残されてはたまったものではないと、カメラを撤去。
5
矢部・ひとはどうにかしてとひとはに頼む矢部。しかしひとははどうにもならないと言う。
ひとは6年前にこの部屋のお風呂で起こったという事件について、ペラペラと語り出す。
矢部聞きたくない真実を知ってしまい、もう風呂に入るのが怖いと怯える。
ひとは松岡について「ちなみに我が家には36日間居座りました」
2010年夏の出来事。195卵性『墓地を見おろす黒い家』200卵性『帰路の旅』までのことを指す。
矢部・ひとは矢部は「ひとは=天才霊媒師」という設定を思い出す。「正式には間に”美少女”が入るんですが…」
「美少女」の部分へのひとはのこだわりは、108卵性『うつるんです』198卵性『胸当てを揺らす手』などでも見られたもの。
ひとは矢部に言われ、浴槽に仰向けにさせられるひとは。自殺した女性の霊を取り憑かせたことにしようというのだ。
ひとは割と本気でビクビクするひとは。おふざけならともかく、さすがにガチのやつは無理だと断る。
「似たようなこと結構やってきたじゃない」は、276卵性で仕掛けたドッキリ・284卵性でのハロウィンのイタズラあたりのことか。
6
松岡風呂場に顔を覗かせる。「どしたの?」
矢部突然ガクッとうなだれる。そして女性の霊に取り憑かれた下手な演技を始める。
松岡矢部の演技を見て霊に取り憑かれたのだとあっさり信じる。「チョロ…」
矢部フラフラと外へと歩き出す。松岡を部屋から追い出すべく誘導しようというのだ。
松岡矢部を止めようとしたのか、「はーーっ」の掛け声と共に矢部の首筋を打ち据える。
7
矢部松岡の手刀で気を失い、その場に倒れる。
松岡目を輝かせながら叫ぶ。「私に取り憑いてーー!!」。これが彼女の狙いだったのだ。
ひとは霊を引き寄せようとする松岡の姿を見ながら「やれやれ…」と呟く。
矢部夜、ベッドの上で気が付く。傍らの寝袋に寝ている黒髪の女性を見て、結局松岡を泊まらせてしまったと思う。
6-3教室矢部・松岡・ひとは
矢部1泊だけだからと松岡に念を押す。
8
矢部朝には既に居なかった松岡に、いつ頃帰ったのかと尋ねる。
松岡「なんのこと?」ときょとんとする。
ひとは矢部を寝かせたあとはすぐ帰ったと話す。松岡の反応からも嘘ではないようだ。
矢部それを聞いて、にわかに焦り出す。昨晩自分が見たのはひょっとして…。
矢部嘘だと思いたい矢部。本当は昨晩泊まったと言うように松岡に詰め寄る。その様子を野田と栗山に目撃されてしまう。

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