30卵性『飛べない猪はただの猪』
とべないいのししはただのいのしし
あらすじ これで十二支コンプしたのよ!!
みつばは動物プリントパンツコレクターである。そのみつばがゲットした今年の新作柄。それは猪のパンツであった。これで十二支をコンプリートしたと誇らしげなみつば。だがふたばがそのはき心地を試そうとしたのがきっかけで、パンツを巡っての争いとなる。そしてふたばがクシャミした弾みで二人の手を離れたパンツは、新年の風に乗って瞬く間に飛び去っていった。怒り心頭、ふたばに「醜い鏡餅」と意味不明な罵倒を残して、パンツを探しに出たみつば。
幸いすぐにパンツは見つかった。土手の木の枝に引っかかっていたのだ。だがそこには興奮した様子で獲物を狙う男…佐藤がいた。それは誤解だったものの、めざとく千葉にパンツを見つけられてしまう。大事なパンツを渡してなるものかとばかり、みつばはやむなく自分で木を登って取ることにする。それがはいているパンツを鑑賞しようという千葉の目論見だとも知らずに。おまけに結局苦労して取ったパンツも千葉の手に渡ってしまう。しかしその幼稚な一品は千葉のお気に召す代物ではなかったらしく、放り捨てられてしまった。再び彼方へと飛び去るパンツ。こうしてみつばは街中を走り回りながらパンツを追いかけるハメに。ようやく追いついたかと思われた時、これも神の思し召しか。パンツは神社の賽銭箱にスルリと飲み込まれていったのだった。手を打ち参拝するみつば。捧げたものの価値に見合った、良い1年になりますように。
幸いすぐにパンツは見つかった。土手の木の枝に引っかかっていたのだ。だがそこには興奮した様子で獲物を狙う男…佐藤がいた。それは誤解だったものの、めざとく千葉にパンツを見つけられてしまう。大事なパンツを渡してなるものかとばかり、みつばはやむなく自分で木を登って取ることにする。それがはいているパンツを鑑賞しようという千葉の目論見だとも知らずに。おまけに結局苦労して取ったパンツも千葉の手に渡ってしまう。しかしその幼稚な一品は千葉のお気に召す代物ではなかったらしく、放り捨てられてしまった。再び彼方へと飛び去るパンツ。こうしてみつばは街中を走り回りながらパンツを追いかけるハメに。ようやく追いついたかと思われた時、これも神の思し召しか。パンツは神社の賽銭箱にスルリと飲み込まれていったのだった。手を打ち参拝するみつば。捧げたものの価値に見合った、良い1年になりますように。
データ
扉絵カラー
晴れ着姿の三つ子。羽子板をしているみつば&ふたばと、お汁粉を食べているひとは。柱紹介
登場人物
登場場所
- 丸井家(庭)
- 道路
- 土手
- 神社
アオリ文カラー
おかしな⏎三つ子三姉妹を⏎今年もよろしく!!
アオリ文
今年も⏎パンツ大好き!!
オクリ文
今年もきっと⏎こんな感じ!!
作者コメント
今年もよろしくお願いします。いろいろと頑張りたいと思います。
台詞
キーワード
- 今年の新柄
- 猪パン
- 十二支コンプ
- はき心地
- 醜い鏡餅
- 変態パンツ佐藤
- 凧
- 神様からのお年玉
- 木登り
- カツラ
- 神社
- お賽銭箱
アラカルト
- サブタイトルの元ネタは、ジブリ映画『紅の豚』(1992年)の台詞、「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ」から。ちなみに「飛べない豚」は間違いです。
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※レビューはコミックス収録後に書きます。