緒方愛梨(兄がサンタへの手紙を渡していないことを知って怒る。まさのぶがサンタではないことを知ってショックを受けてしまう)
- 「よしっ サンタさんへのお手紙書けたっ」
- 「あとは封をして…糊糊… どこやったかしら」
- 「毎年出してる手紙…」
- 「一体 これはどういうことなのお兄ちゃんっ」
- 「お兄ちゃんがサンタさんに手紙を渡してくれてると思ってたのに!!」
- 「封も開けてないじゃない!!」
- 「お兄ちゃん…ひょっとして…まさか…」
- 「やっぱりね…」
- 「いいわ!! 今年は直接サンタさんへ渡すことにしたから」
- 「サンタと知り合いになったってこと」
- 「あら来てたの」
- 「でもよかったわ」
- 「私…ずっと 良い子じゃないから望んだプレゼントが貰えないんだと思ってたの…」
- 「サンタさんがお手紙を読んでくれなかったから 適当なものをくれてただけだったのよ」
- 「あー…あれは…やめたわ」
- 「今年は…うふふっ 内緒よ!!」
- 「さっ!! サンタが佐藤くんの家から出てくるのを待ちぶせするわよ!!」
- 「あっ 来たわ!! サンタさーーん」
- 「おっ…お兄ちゃん…なにを…」
- 「サンタさんになんてことを…」
- 「なに言ってんの サンタ以外考えられないのよ」
- 「これお手紙」
- 「サンタはね……妖精だからノーカンなのよ」
- 「…女性…だから腐らなかった…… サンタじゃ…サンタじゃないんだ…」
- 「今年は直接お渡しすることにしました。失礼があったらゴメンなさい。」(手紙)
- 「どうかお兄ちゃんに素敵な彼女をプレゼントしてあげてください」(手紙)
- 「や…やっぱりサンタさんはいるんだわ!!(どっかで見てるのよ…)」
緒方一郎太(緒方の手紙を手つかずで保管していた。妹の身を案じるあまり、警官にあるまじき凶行に及ぶ)
- 「こ…これはだな…その…」
- 「愛梨の書いたものにハサミを入れるなんてムリ…!!」
- 「お兄ちゃん… サンタに嫉妬しているんだよ…!!」
- 「サンタなんて世界中の子供に愛されているじゃないか!! せめて愛梨だけはお兄ちゃんに愛をおくれ」
- 「なっ…!? それは…どういうことだ!?」
- 「そんなの… 確実に変質者じゃないか…!!」
- 「まっ…待ってくれ愛梨っ…」
- 「愛梨ぃいぃいい…」
- 「メリー… クリスマス」
- 「貴様か…」
- 「この時期多いんだよ サンタを装った凶悪犯罪が…」
- 「愛梨 こいつはサンタなんかじゃないぞ!!」
- 「あ…愛梨はお兄ちゃん以外の男性に触れたら体が腐ってしまうハズ…!!」
- 「バ…バカな…妖精など存在するハズない…… いや…愛梨という名の天使はいるからひょっとして…」
- 「妖精ということは……殺してもノーカン…」
- 「マジでっ!?」
- 「女性とは…つゆ知らず…」
- 「いやぁ 意気投合しちゃって」
佐藤まさのぶ(緒方がサンタだと思っている人。変質者だと思い込んだ一郎太に銃口を突きつけられる)
- 「おや君たちは…」
- 「そ…そうなのよ~~オホホ…」
- 「見たまえ 彼女からの手紙を」
- 「じゃあマタネ♥ 一郎太さん」
伊藤詩織(まさのぶの正体に気付いていた人。窮地のまさのぶを助けるため、咄嗟に女性だと嘘を教える)
- 「帰る?」
- 「今年は何をお願いしたの?」
- 「えーなんだろー気になるー」
- 「ねぇ…真由美ちゃん 私 思ったんだけど……」
- 「おがちんがサンタだと思ってる人… 佐藤くんのパパなんじゃない…?」
- 「佐藤くんちから出てきたわけだし…」
- 「全然似てないからとっさに気づけなかったけど…」
- 「ねぇ!! それなら本当に佐藤くんグッズもらえるかもじゃない!?」
- 「私は佐藤くんの使い古しハブラシ!!」
- 「その人っ… その人女性なんです…!!」
- 「だって本当に殺されそうだったし…」
- 「よくないよ」
加藤真由美(伊藤と同じく、まさのぶの真実にたどりついた人。緒方の夢を守るために一郎太たちに一芝居打たせる)
- 「おがちーん 遊ぼ…」
- 「ああっ おがちんの幼い夢が…」
- 「ええ…」
- 「うーん…」
- 「そっ…そうだよね おがちん良い子だし…」
- 「佐藤くんの…靴下だっけ?」
- 「実は私もそう思う…」
- 「おがちんが触っても腐らないのは佐藤くんの血のせい…」
- 「確かに!!」
- 「わっ…私もサンタさんに佐藤くんグッズお願いする!!」
- 「おがちん!!」
- 「もーーっ おがちんの夢も守れないで情けない!!」
- 「叶えよっ これ」
- 「よかった~~」