海江田(紫外線が怖い三十路教師。室内プールでひとはに水泳を教えることになるが、何を勘違いしたのかひとりトロピカルムードで現れる)
- 「えー… 今日は矢部先生がお休みなので わたくし海江田が水泳授業を行うことになりましたっ」
- 「まずは準備体操よーー!!」
- 「ぅオイッチ・ニ サン・シッ」
- 「ギャッ」
- 「ヒヒーッ 閉めてっ」
- 「紫外線=死よ…」
- 「みんなどいてっ」
- 「コッチヨー」
- 「フフ…これが私流のスパルタ授業よ」
- 「私こー見えても 中学の時は水泳部で 県大会にも出場したことがあるんだから」
- 「室内なら…肌を露出できるわね」
- 「プールなんて大学の時以来だわ…!!」
- 「意外と体型変わってないんだから …って意外ってなによ!!」
- 「みんなー こっちこっち」
- 「本気用プールじゃないのッ」
- 「私だけトロピカル」
- 「言ってよ~」
- 「そ…そうだったわね… 教わりたいのは誰だったかしら」
- 「バタ足はもっと小さく」
- 「ねえ私 小学生の子持ちに見える!?」
- 「よかった~」
- 「平泳ぎの手はこう… 水をかき分けるように」
- 「えっ… えー…と足は…」
- 「こう」
- 「どう? わかった?」
- 「やばいわ~ ますます自ら出られなくなっちゃったじゃないの!!」
- 「私の浮かれっぷりが学校中にバレてしまう!!」
- 「それ…私…」
丸井ひとは(水泳の授業中に溺れそうになったことがきっかけで、海江田に水泳を教わることになる)
- 「ギャーー」
- 「浮かれすぎ…」
- 「嫌だな…」
- 「おぼぼ」
- 「足は?」
矢部智(海江田だと知らず本人の前で「お婆さん」と言ってしまい、血の制裁を受ける)
- 「運動不足解消にと思ってね」
- 「誰かと一緒?」
- 「昨日プールに行ったんですけど…」
- 「帰り際に素敵な水着を着ている女性を水中で見かけたんですよ(花柄の水色で…)」
- 「で… どんな人かなーって気になって」
- 「水から出てみたら…」
- 「しわくちゃのお婆さん!!(わはは)」
丸井みつば(海江田のサングラスを受け継ぐ)
- 「キャンプでもしてんの?」
- 「動いたっ」
- 「高度経済成長期の頃かー」
- 「泳ぎを教えに来たんでしょ そもそも」
- 「ひとはが!!」
- 「もう帰りたい」
- 「あっ 矢部っち」
- 「今ねー みそ…」
- 「…あら?」
杉崎みく(海江田のハイビスカスを受け継ぐ)
- 「じゃあ今度室内プールに行かない? チケット持ってるから」
宮下
- 「おおっ 泳いでる!!」
- 「絶対ウソだろ…」
- 「ここから出られないんじゃムリだろ」
- 「嬉しそう」
- 「哀れすぎて近寄れねぇよ」
- 「水から出たくないらしい」
吉岡ゆき
- 「先生大変っ!! 三女さんが溺れてる!!」
- 「ギャ」
ナレーション
- 「その後 海江田先生は何時間も出てきませんでした」