丸井ひとは(輪投げの景品のガチレングッズを狙って、焼きイモ屋の親父に勝負を挑む。目がガチ。身を挺して景品をゲットするも…)
- 「まさかふたばがあんなに射的ヘタだとは…」
- 「当たっても穴のあいた景品要らない」
- 「どーせロクな景品ないよ…」
- 「はっ あれは…」
- 「DXガチベース…!! 市場価格2万円のものが最低3百円で…!?」
- 「ううん 1万円を両替してきてくれる?」
- 「あの…この輪だとあそこにある箱 入りませんよね…?」
- 「遠近法……」
- 「焼きイモ屋」
- 「豪華景品は元から当たらないようになっている…」
- 「……ではまずこの子が投げます」
- 「下の段を」
- 「あーーこれは責任を取らないとー」
- 「じゃ体で払うしかないね」
- 「輪投げの景品としてゲットされないと彼女の気が収まりませんね しかしこれでは彼女は入りません」
- 「わかりました」
- 「はて? 何のことです?」
- 「そんなヒドイことしませんよ」
- 「早くしないと警察来ますよ」
- 「余計なことを…!!」
- 「あ~~これは… 私が責任を取らないと~~」
- 「さぁふたば…私じゃなくこの箱を狙うんだよ………」
- 「私じゃなく!!」
- 「ま… まら…入ってない…」
- 「ん…? 『木気戦隊……… カチコチレンジャー』……」
- 「パチモン!!」
焼きイモ屋(夏祭りのテキ屋。インチキで輪投げの景品を取らせまいとしていたが、ひとはの粘り強さに負けを認める)
- 「ハイ 1回3百円ね」
- 「え~~? 入るでしょ~~?」
- 「ほ~~ら入った!!」
- 「おや賢い子だね」
- 「ちょっと貸して 実際入れてみるから」
- 「おっと 落としちゃった」
- 「よいしょっと」
- 「おっと また落としちゃった ハイ」
- 「ん? 君らどっかで会ったかな?」
- 「あそう どうぞどうぞ」
- 「景品が!!」
- 「いいんだ全部あげるよ」
- 「どーせガラクタだ…」
- 「おいやめてくれ これじゃおじさん しょっ引かれちゃうよ!!」
- 「じゃ…コレであの子をゲットしてくれ!!」
- 「は……… ハメやがったな…?」
- 「こ…この輪であの子ではなくデカイ箱を取るつもりだろう?」
- 「思い出したぞっ…!! コイツは焼きイモをめぐる心理戦で 俺に勝利した恐ろしい子供だっ…!!」
- 「あの子が景品を壊してこういう形で責任を取らせるのも全て計算済みって訳か…」
- 「み…身を投げうってでも景品が欲しいというのかっ」
- 「勝負師…コイツは生粋の勝負師だぜっ…!!」
- 「負けたぜ…お前さんの気迫にな…」
丸井ふたば(ひとはの策のためにけしかけられる。景品を破壊した責任を感じて、自ら景品台に並ぶ)
- 「早くもお小遣いが残りわずか!!」
- 「こーやって自分で弾けば当たったのにー」
- 「あっ 輪投げなら自分で投げるから大丈夫かも!!」
- 「うん 小生が取るっス!!」
- 「本当だ!!」
- 「おっちゃん どっかで見たことあるっス」
- 「いいの?」
- 「よ~~~し………」
- 「あ……」
- 「ごめんなざい~~~~!!」
- 「でも…小生もうお小遣いが……」
- 「壊した景品の代りに小生が景品になるしかないんス!!」
- 「責任を取るんス!!」
- 「あっ 入った!!」
- 「しんちゃーん」
佐藤信也(輪投げでふたばを救出するイケメンぶり)
- 「ふたば!? 何やってんだ」
- 「これで気が済んだか?」
丸井みつば
- 「も~~ふたばたちどこ行ったのよ」
- 「何がしたいの あいつは…」
- 「っ……ぶふっ」