松岡咲子(プールサイドで日焼けして全身経文を書くのをサボろうと考える。杉崎親子に除霊されてまともに戻ったのかと思いきや…)
- 「私は松岡咲子!! ごくごく普通の小学6年生 今日は友達と市営プールに遊びに来たの」
- 「今年はこんがり日焼けしようと思うんだっ」
- 「ほらっ 毎日除霊のための経文書くの面倒臭いじゃない? だから書いたまま日焼けすれば文字の部分だけ白く残って 1か月くらいは全身経文がサボれるわけよ」
- 「この前なんて服を着ると汚れちゃうから着ずにレインコート一枚で墓地に行ったら通報されちゃって… その時のお母さんの怒りようときたらまるで悪霊が憑い… あれ? みんな?」
- 「…まぁ反応しづらいか今の話は//// 私 一眠りするから遊びに行っていいよ!!」
- 「人工精霊を使うのよ…(ムニャムニャ)」
- 「何を…」
- 「はっ…はい!!」
- 「ん……? 念仏を唱えている…?」
- 「……ということは!!」
- 「拙いながらも龍ちゃんが除霊を………!?」
- 「そーいえばこの子 三女さんと仲良いんだっけ…なるほど霊媒の英才教育が施されているってわけね(略して霊才教育ね!)」
- 「おめでとう龍ちゃん!!」
- 「すごーーい」
- 「いや~~さすが三女さんの………」
- 「……ッ」
- 「ちょ…」
- 「こ…これは… ひょっとして…」
- 「私に霊が取り憑いているという…壮大な勘違いをしているのでは!?」
- 「なぜだか知らないけど私普段 変な子扱いされることが多いわね それでこんな目に遭っているんだわ…」
- 「あのっ…私いたって正常です!!」
- 「違う!!」
- 「私は人間!! まともな人間よ!! 離して!!」
- 「え…? 何だか…頭が重いわ……… お…起き上がれない…!!」
- 「ひょっとして…本当に霊が……?」
- 「!? 何!? この背中のスーっとする感じ……!?」
- 「これが…除霊されている感覚っ」
- 「イイかも…」
- 「私……今までずっと自分はまともだって思ってたんだけど………違ったの!!」
- 「みんなの言う通りどこか変だったのかもしれない………ごめんね」
- 「これからも私と友達でいてくれる…?」
- 「じゃ早速廃病院巡りしよっ♬」
- 「本日は、記念すべき日となりました。プールサイドで寝ていた所、突然背後から彼らが現れて体の自由を奪われたのです。すると、なにがなにやら分からないまま今まで味わったことのない感覚が体を襲ってきました! それから私は全身の力が抜けて生まれ変わったような気分になったのです。忘れられない初体験になりました。羯諦羯諦波羅羯諦」(絵日記)
杉崎龍太(松岡の経文を利用して漢字のお勉強中。松岡には三女に霊才教育を施されて除霊しているのだと思われる)
- 「姉ちゃんいねーじゃん」
- 「荷物はあるぜ」
- 「誰だコイツ」
- 「ああとにかくおかしいやつか」
- 「なんか漢字がいっぱい書いてあるぜ」
- 「そうだけど…?」
- 「えっと”む”?」
- 「楽勝だぜ次は?」
- 「うーん…”あ”!!」
- 「よしっ全部終わったな!! 結構簡単だったぜ」
- 「約束どーり全部終わったから遊びに行って…」
- 「ま……前にも書いてある…!!」
- 「……ん? あの漢字…何て読むんだっけな~~…」
- 「隠すな!! よく見せろ!!」
- 「もうちょっとだ もうちょっとで出てくんだよ!!」
- 「あっ わかった!!」
- 「”れい”だっ!!」
- 「えっ 間違った……?」
杉崎麻里奈(大胆ビキニの杉崎ママ。龍太に胸を凝視されて恥ずかしがる松岡を、背後から羽交い締めにして拘束)
- 「あら?」
- 「遊びに行っちゃったのね~」
- 「『6-3おかしな子図鑑』№001の松岡さんよ」
- 「そうだわ龍ちゃん!! 塾の漢字テストもうすぐじゃなかった?」
- 「では…これは?」
- 「動かないでっ!!」
- 「じゃあ…これは?」
- 「ウフフごめんね~~」
- 「まだ終わってなかったみたい♡」
- 「れい…よね…?」
- 「やっぱり"れい"よ」
吉岡ゆき
- 「え~~ワイルドデビュー?」
- 「さっちゃんも普通に夏を楽しむんだね~~」
- 「さっちゃん……!!」
- 「夏休み中 いっぱい遊ぼうね!!」
宮下
- 「理解不能はお前の頭だよ」(松岡の回想)
- 「やっと目を覚ましたか!!」