緒方愛梨(日々のラブレター回収に励む。佐藤に送るラブレターに自らの皮を使うが、頬に出来た傷にその皮が癒着してしまう)
- 「こちら佐藤くんの下駄箱 ラブレター2枚を確認…処分しました どうぞ」(佐藤くんの下駄箱=「本部」のルビ)
- 「確保よ 確保&処分よ!!」
- 「真由美 そちらはどう?」
li>「処分よ」
- 「さて私は佐藤くんが来る前に本部の掃除でも…」
- 「えっ…!? 奥の板が外れたわ…!!」
- 「なるほどここから直にラブレターを渡そうってわけね!!」
- 「さあその手紙を寄こしなさい!!」
- 「ぬ…抜けない…」
- 「まあしかし大漁ね!!」
- 「そーいえば私たち書いたことないわね!!」
- 「そんな発想無かったわ!! 真由美天才じゃないの!?」
- 「いいわね!!」
- 「わ~~ペンの体液 どこの体液混ぜよ~?」
- 「じゃあん♬ 皮ーーっ」
- 「私のに決まってるじゃない!!」
- 「確かに!! どうしよ」
- 「あぶり出しね!!」
- 「それやろそれやろ」
- 「この汁で書いて火であぶるわけね!! ん? このみかん変なニオイ…」
- 「切手貼る位置どーしよ!? ほらっ唾液で貼るじゃない!? 佐藤くんに触られる位置に貼らないと…」
- 「それじゃまんべんなく書こっ」
- 「もちろん!! 最初からそのつもりよ!!」
- 「へぇ…それ…いつ…」
- 「んあ」
- 「さとーくん……」
- 「やだぁ~~」
- 「ダメよこんなの見せられないわ!!」
- 「朝読み直したら夜中のテンションで書いた恥ずかしい内容なんだもん!!」
伊藤詩織(自宅でラブレター書く会&お泊まり会。しかし灯油のあぶり出しやプリクラなどで緒方を陥れようとする。確保&処分も)
- 「異状な…」
- 「あっ 待ち伏せ発見!!」
- 「ふーー朝の日課は一苦労だねっ」
- 「言い忘れてたんだけどコレ私が開けたんだ… ラブレター回収が楽になると思って…」
- 「いい仕事した~」
- 「えっ そうなの?」
- 「だ…だね ないね……」
- 「じゃあさ 今日みんなでレターセット持ち寄って ラブレター書く会しよっ」
- 「ウフフ」
- 「じゃあん 可愛い花柄のレターセットいっぱい買っちゃった」
- 「わーーそれいい!! おがちんは?」
- 「…………………えっ 何……の…?」
- 「でもさー 封筒に入れないと内容が人に見られちゃう可能性あるよ」
- 「そうだ!! みかんの汁で書いて火であぶると文字が浮き出るやつあるじゃん」
- 「みかんの汁持ってくる!!」
- 「はーい お待たせ-」
- 「ねーー終わりそうにないし今日泊まってく?」
- 「やったー うちでお泊まり会♬」
- 「あっ じゃあこの間撮ったプリクラ貼っておこうよ!!」
- 「この時楽しかったよねー」
- 「何だかドキドキして眠れないよ~~」
- 「でもさー プリクラ貼らずとも差出人がわかるよねっ」
- 「そこーー!?」(加藤と)
加藤真由美(初めてのラブレターに悩める乙女。緒方の居ないところで伊藤とプリクラ撮った疑惑が…?)
- 「はいコチラ 5年2組の佐藤さんの下駄箱前 ラブレターを発見 誤爆でしょうか?」
- 「処分完了しました」
- 「ラブレター処分するだけだよ」
- 「お…おがちん…」
- 「もーーお顔擦り剥いちゃって~~」
- 「ねーー…ふと思ったんだけど…」
- 「私…佐藤くんにラブレター書いたことないなぁ……」
- 「普通だよ すごい普通のこと」
- 「わ~~何書こ~?」
- 「私は佐藤くんに合わせてサッカーボール柄のレターセット!!」
- 「おがちんすごい灯油のニオイする…おがちん…」
- 「もうこんな時間ー いざ言葉にしようと思うと恥ずかしくて… 全然筆が進まないよーー…」
- 「わっ詩織ちゃん もうそんなに…すごい…」
- 「おがちんは悩んでるね」
- 「そこ!? 下駄箱に入れるから切手貼らないよ?」
- 「えーーっ うそ…」
- 「じゃ…私もそうするよ…」
- 「……とうまゆみ…っと できたっ」
- 「思ったんだけど…佐藤くん 私たちの名前わかるかなーー?」
- 「詩織ちゃん寝よ もう寝よ」
- 「ね……寝ないの……?」
- 「おがちんおがちん ラブレター持って寝よ」
- 「……擦り傷に癒着しちゃったね……」
5年2組の佐藤さん(自分宛だったかも知れないラブレターを処分されてしまう)
4年1組の女の子(誰かにラブレターを渡そうと待っていたところを伊藤に見つかり、確保&処分されてしまう)