1 |
| 伊藤家絵理・伊藤・加藤
| 3人 | 伊藤家に集まった絵理・伊藤・加藤の3人。伊藤と加藤は興味津々の様子で、絵理に「トム先輩」が好きなのかと尋ねる。
|
|
2 |
伊藤 | 中学生は「アレ」が出来るからいいよねと言う伊藤。なんのことかと尋ねる加藤に、伊藤は「上履きがスニーカー」だと示唆する。
| 加藤 | その言葉に加藤は心当たりがあったらしく、肯く。
| 伊藤・加藤 | キャッキャッとふたりで盛り上がる伊藤たち。
| 絵理 | 一方話にまったく付いていけない絵理は、なんなのとふたりに問い掛けるが…。
| 伊藤 | 伊藤の答えは「好きな人とスニーカーの紐をこっそり交換するやつ」というものだった。その口ぶりからすると変態的には割と一般的な行動らしい。
| 絵理 | 「変態の共通行動なの?」
|
|
3 |
伊藤・加藤 | 伊藤たちは消極的な絵理に対して、もっと行動に移すように促す。
| 絵理 | しかし絵理としては、変態向けのアドバイスをされても困るだけである。
| 絵理 | 絵理がしていることといえば、ノートに好きな人の名前を書くくらい。
| 伊藤・加藤 | 絵理にノートを見せられた伊藤たちは、その片隅に書かれた「富永十四郎」という名前を見て困惑する。
| 絵理 | 絵理はそれがトム先輩の本名だと明かす。
|
|
4 |
伊藤・加藤 | 「トム先輩」という名があだ名だったと知って、微妙な空気になるふたり。
| 絵理 | しかも絵理が言うには、彼が自分でそう呼んでと言い出したものらしい。
| 絵理 | そういう(お調子者な)所が玉に瑕だと、まるで自分のことのように自嘲気味に語る絵理。
| 伊藤 | 沈んだ空気を感じて伊藤は慌ててフォローする。
| 伊藤 | 「全然いいと思います」「鳳凰堂ユリカよりは」
| 加藤 | それを聞いて思いっきり噴き出す加藤。
| 絵理 | フォローされるどころか、先のお花見の際の痛すぎる失態をほじくり返された絵理は、思わず取り乱す。「忘れて」
|
|