16卵性『パパと踊る前夜祭』
ぱぱとおどるぜんやさい
あらすじ 娘に負けるわけに…いくかーー!!
運動会前夜の深夜2時。鴨橋小の校庭にひとりの少女の姿があった。丸井ふたばその人である。体操着にキリッとはちまきを締めて、興奮を抑えきれない表情のふたば。そしてそんな彼女を影から見つめる不審な人影。少女を狙う不審者…ではなく、娘を心配して着いてきた草次郎であった。草次郎は夜更けにひとりで外出したふたばを叱る。ふたばは運動会が楽しみなあまり、ひとりでリハーサルをしていたのだという。結局草次郎はふたばにほだされ、リハーサルに付き合うことになってしまう。
入場行進から選手宣誓、障害物競走、綱引きに騎馬戦と、親子ふたりきりの前夜祭は続く。締めは運動会の花形、リレー。アンカーのふたばにバトンを繋ぐべく、巨体を揺らして疾走する草次郎。しかし体力の衰えには勝てず、息も絶え絶えになる。しかし彼にはまだ最後の仕事が残っていた。ゴールテープ役。既にバトンはふたばに渡っている。父親として娘に負けるわけにはいかない。その意地が体力の限界を超えて体を突き動かし、間一髪ゴールテープは間に合った。だがゴールを切った時の弾みでふたばは勢いよく転がっていってしまう。草次郎は倒れたまま動かない娘の元に慌てて駆け寄るが、当のふたばは満足した笑顔で寝息を立てていた。その帰り道。少女をおぶって夜道を歩く不審者が職質に会うのは、もはやお約束。
入場行進から選手宣誓、障害物競走、綱引きに騎馬戦と、親子ふたりきりの前夜祭は続く。締めは運動会の花形、リレー。アンカーのふたばにバトンを繋ぐべく、巨体を揺らして疾走する草次郎。しかし体力の衰えには勝てず、息も絶え絶えになる。しかし彼にはまだ最後の仕事が残っていた。ゴールテープ役。既にバトンはふたばに渡っている。父親として娘に負けるわけにはいかない。その意地が体力の限界を超えて体を突き動かし、間一髪ゴールテープは間に合った。だがゴールを切った時の弾みでふたばは勢いよく転がっていってしまう。草次郎は倒れたまま動かない娘の元に慌てて駆け寄るが、当のふたばは満足した笑顔で寝息を立てていた。その帰り道。少女をおぶって夜道を歩く不審者が職質に会うのは、もはやお約束。
データ
扉絵
あぐらをかく草次郎の懐で、運動会のプログラムを嬉しそうに見るふたば。柱紹介
登場人物
登場場所
- 鴨橋小学校(校庭)
アオリ文
明日、運動会なの―。⏎ほう。
オクリ文
次号は巻中カラーで運動会だ!!
作者コメント
FAXを買い替えたい。時々妙な音を発する。
台詞
キーワード
- 運動会前夜
- むふー
- 不審者
- いかにもな風貌
- リハーサル
- 宣誓
- 校長先生
- 障害物走
- 綱引き
- 騎馬戦
- リレー
- アンカー
- ゴールテープ
アラカルト
- サブタイトルの元ネタは、ギャグ漫画『パパと踊ろう』(地下沢中也)
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※レビューはコミックス収録後に書きます。