14卵性『ふたばの教室』
ふたばのきょうしつ
あらすじ 小生……拳を封印するっス… みっちゃんには許してもらえないかもしれないけれど…
みつどもえの破壊王・ふたば。その被害を最も被ってきたのは姉のみつばである。物を壊されて怒るみつばに土下座するふたば。それはこれまで幾たびと繰り返されてきた光景…のはずだったが、この時ばかりは少々様子が違った。みつばの筆入れが壊れているのを見て取り乱したふたばは、その場を走り去り、矢部の机の下に閉じこもってしまう。その後ふたたび職員室に戻ってきた矢部を待っていたのは、自分の道着をはさみで切り裂くふたばの姿であった。驚く矢部にふたばは言う。ふたばが壊した筆入れはみつばの宝物だったのだと。
そして放課後。相変わらずふたばは机の下から出てこない。様子を見にやって来たみつばにふたばは何かを差し出す。それは道着で作った筆入れだった。ふたばは涙ながらに語る。あの筆入れは三つ子が入学するときにお揃いで買ってもらった思い出の品、だからせめてもの代わりにお揃いの筆入れを作ったのだと…。それをどこか神妙な面持ちで聞いていたみつばは、次の瞬間、土下座するふたばの頭を踏みつけていた。こんな粗末なもので私が喜ぶとでも思っているのかと。でもそれもみつば流の照れ隠し。和やかムードに包まれ、これにてめでたく一件落着。…とは行かないのが、みつどもえの流儀。空気を一変させるひと言がひとはの口から放たれる。「私はいらない」。
そして放課後。相変わらずふたばは机の下から出てこない。様子を見にやって来たみつばにふたばは何かを差し出す。それは道着で作った筆入れだった。ふたばは涙ながらに語る。あの筆入れは三つ子が入学するときにお揃いで買ってもらった思い出の品、だからせめてもの代わりにお揃いの筆入れを作ったのだと…。それをどこか神妙な面持ちで聞いていたみつばは、次の瞬間、土下座するふたばの頭を踏みつけていた。こんな粗末なもので私が喜ぶとでも思っているのかと。でもそれもみつば流の照れ隠し。和やかムードに包まれ、これにてめでたく一件落着。…とは行かないのが、みつどもえの流儀。空気を一変させるひと言がひとはの口から放たれる。「私はいらない」。
データ
扉絵
道着の帯で自らの拳を堅く縛り、涙目になっているふたば。柱紹介
登場人物
登場場所
アオリ文
こんな悪い手は…⏎もう封印っス…。
オクリ文
台無しだ!!
作者コメント
担当さんから大宰府天満宮の御守りをいただいた帰りに自転車盗まれました。
台詞
- 「見ろよ ふたば Hカップだってよ」「マーベラス!!」(千葉・ふたば )
- 「ご……ごめんなさい…」(ふたば)
- 「ふたばがおっぱいをスルーしやがった…」(千葉)
- 「ひとはに聞いていた通り なんとなく居心地がいいス」(ふたば)
- 「1日100円でゆずりました」「勝手にショバ代稼がないで!!」(ひとは・矢部)
- 「小生……拳を封印するっス… みっちゃんには許してもらえないかもしれないけれど…」(ふたば)
- 「あの筆入れは…みっちゃんの宝物なんス…」(ふたば)
- 「これ…給食のプリン…」「とっといてくれたんスか?」「うん みっちゃんが」「バッ…バカ…!!」(ひとは・ふたば・みつば)
- 「べっ…別に心配なんてしてないんだからね!!」(みつば)
- 「あの筆入れは…入学の時に3人お揃いでパパが買ってくれたものなんス…」(ふたば)
- 「お揃いなの!! お揃いなの ほらっ!!」(みつば)
- 「だ…誰!? この天使…」(矢部)
- 「なあに? この粗末なものは? こんなもので私が悦ぶと思ってるの?」(みつば)
- 「ま…まぁ どーしてもって言うなら使ってあげてもいいけど?」(みつば)
- 「私は いらない」(ひとは)
キーワード
- 机
- ハチ
- マーベラス
- 筆入れ
- ショバ代
- ホクホク
- べそべそ
- 物持ち
- 道着
- プリン
- お揃い
- 天使
アラカルト
- サブタイトルの元ネタは、漫画『ふたばの教室』(八神健)
- この回より、不定期連載から本連載に昇格しました。
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※レビューはコミックス収録後に書きます。