矢部智
やべ さとし

パーソナリティちょっと痛いチェリーボーイ

6年3組の担任。23歳・童貞。「矢部っち」という愛称で生徒たちから親しまれているが、どちらかと言うとナメられているというのが実情で、大人の男として慕われてはいない。
連載開始当初は彼が主人公であり、彼の視点から物語が展開していた。しかし連載が進むにつれて主人公としての立場は明確に三つ子へとシフトしていった。今では生徒たちに振り回される役回りこそ似たり寄ったりだが、立場は完全に脇役となっている。気に掛けているという意味で、ひとはとの絡みが多い。

ルックス

どこにでもいる気弱そうな青年といった風貌。見ようによっては爽やかな好青年っぽいのだが、残念ながら女性にモテるということはないようだ。体格は中肉中背。髪は黒髪で前髪を垂らしている。後ろ髪は気持ち伸ばし気味。ファッションはチェックシャツや長袖のカーディガン等を着ていることが多い。アニメを見た人には「CHERRY」Tシャツのイメージが強いかも?

性格

基本的にはダメな大人。頼りなく優柔不断。たまーにいいところを見せるが、最終的にはヘタれたりボコられたりすることが多い。子供相手に大人げない振る舞いをすることもしばしば。仕事を離れればただのガチレンオタクで、DVDのほかガチベルトやフィギュアなどのグッズも買い集めている。同好の士(ひとは龍太)と一緒になってガチレンゴッコに興じたりもする。
教師としては新任ながらいきなり問題児のクラスを任されるという、信頼されているのか押し付けられたのか分からない状態でキャリアをスタート。そのため当初は問題児の三つ子に振り回されるヘタレ教師というポジションであった。その点は今もあまり変わっていないが、さすがに慣れてきたのか担任としても落ち着いてきた感はある。みつばに童貞呼ばわりされたり、ひとはにイジられるなど相変わらずナメられっぱなしだが、それは「子供目線で接することができる」というプラスの面にも働いている。彼が担任だからこそ3組の人間関係(特にひとは)が花開いていったのも事実であろう。野田校長にも「誰よりも生徒想いで真面目な男だ」と評されている(*109)。また小学校の教師なので、ああ見えて教職に必要な一通りの技能は持っているはずである。
性癖は巨乳&メガネスキー。その好みにバッチリ適合する栗山に想いを寄せているが、異性としてはほぼ相手にされていない。家にはおっぱいメインのエロ雑誌やDVDなどが散乱している。このご時世、性癖的に子供に手を出す恐れがないという点では安心できる。

人間関係

家族は母親父親が登場している。実家では犬を飼っているとのこと。生徒の中ではひとはとの絡みが圧倒的に多い。
丸井ひとは先生ひとはちゃん
通い妻。「矢部×ひと」というカップリングが熱烈な支持を得ていることが示す通り、矢部と最も関係性が深いのがひとはである。矢部の机の下を安住の地としているように、元々人見知りなひとはにしては当初から懐いている様子はあったが、直接的にふたりを繋ぐ架け橋となったのは、元は矢部が飼っていたチクビと、共通の趣味であるガチレンのふたつであろう。前者についてはチクビ会いたさに勝手に合鍵を作って侵入する(*13)など、ひとはが矢部の部屋に通い詰める口実となっている(矢部×ひと目線)。後者については、ひとはがガチレンファンであることをカミングアウト(*118)してからはガチレンゴッコで遊んだり、一緒に映画を観に行ったり(*293)もしている。それ以外の場面では大抵、矢部がひとはにからかわれたりイジり倒されたりと、尻に敷かれている状態。ただカップリングとは言っても、今のところ矢部の方にその気はないように見える。もちろん、ひとはの方も表向きそんな素振りは見せないが…。
栗山愛子矢部先生栗山先生
矢部の想い人。元々は主人公=矢部に対する、ヒロイン=栗山という関係が想定されていた。赴任当初から彼女が何かと気に掛けてくれていたこともあり、年齢も近い両者の関係は悪いものではなかった。もちろん「巨乳&眼鏡っ子」という彼女の属性が矢部の好みにマッチしていたのも大きい。それゆえ最初の頃は両想いの気配もあったが、矢部の度重なる失態(誤解もあるが)から教師同士のロマンスは終わりを告げた。その後も特に嫌われているわけではないようだが、「先生からメガネを取ったら何が残るんです」という暴言を吐く(*247)などして、栗山からの好感度を上げるには至っていない。
海江田矢部先生・あんた海江田先生
同僚教師。同じ6年生の担任であり、職員室でも隣の席ということもあって、絡み自体は栗山以上に多い。矢部が出張や病欠した時などは大抵、海江田が代理で3組の担任を務めている。ただ天敵である3組女子のせいで海江田が苛立つこともしばしばであり、そうした場合は矢部に八つ当たりすることも。

台詞・擬音

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