加藤真由美
かとう まゆみ

パーソナリティ恋するまともな人

6年3組の女子で、佐藤の追っかけグループ「佐藤が好きでしょうがない隊」のメンバー。隊に残された唯一の良心にして割とまともな人。

ルックス

ルックス的にはおそらく地味な顔立ちの子としてデザインされている。
髪の色は黒で、モノクロではベタ塗りにキューティクルのハイライト。前髪は目に掛からないくらいの長さで、やや短め。後ろ髪は肩甲骨のあたりまであり、つむじのあたりで結んでポニーテールにしている。揉み上げ部分は伸ばしていない。瞳の色は髪と同じ黒。そしてポニテと共に彼女のルックスを特徴づけているのが瞳の形である。他のキャラの瞳の形がまん丸なのに対して、加藤の瞳は細い縦長の形をしており、これは他のキャラには見られないもの(※1)。顔立ち自体も全体的に面長のイメージがある。
(※1) 佐藤絵理がこれに近いが、絵理は加藤よりも目自体が細く、瞳も小さい。

体格

すらっとしたスレンダーな体型。宮下と並ぶ高身長キャラであり、男子よりも背が高い。中学生の佐藤絵理と比べても同じか少し高いくらい。小柄な緒方と並ぶと、目線の高さが2段階くらい違う。その背丈とディフェンス能力を買われて、バスケクラブに一時加入したこともある(*183)。バストは着衣時には特に目立つほどの大きさでもなさそうに見えるが、トップレス姿(※1)を見る限り、なかなか悪くない発育状況であるように見受けられる。
(※1) コミックス14巻の「POST SCRIPT」より。

ファッション

上はパーカーやトレーナー・Tシャツがメインで、冬はベスト・ジップジャケットなどを羽織る。下はホットパンツかミニスカがほとんど。シンプルでスポーティな印象のファッションが基本となっている。またみつばと同じくボーダー柄のニーソックスを愛用しており、彼女のファッションの中では目立ったアクセントとなっている。ブラジャーの着用は不明。パンツは無地のふわふわ綿パンツ(*261)

性格

優しく控えめな性格。しょうがない隊の中でも一歩下がった立ち位置であり、隊の外に出るとそれがいっそう顕著になる。人見知りなところもあるようで、違うグループのみつばたちに話し掛けようとした際には、必死に勇気を振り絞らなくてはならなかった(*261)。小学校に上がる前から想っていた佐藤のことも、以前はただ遠くから見つめるばかりだった。しょうがない隊の良心と言われるように、自分の居場所である隊の結束や調和を重視し、特に自分を導いてくれた緒方のことを大切に思っている。佐藤の笛のお宝部分を手に入れるというチャンスを前にしても、自分ひとりで独占するのを躊躇っていたほど(*202)。他のふたりが欲望に我を失っているような場面でも、加藤だけは一歩引いた姿が見られる。このように隊の中では比較的まともな方だが、それはあくまで相対的に見た場合の話。常識という名の尺度で測れば、変態寄りのカテゴリに分類されるのは間違いない。また視姦願望見られたいという性癖でも秘めているのか、脱いだ自分のパンツを佐藤に凝視された時には激しく興奮していた(*261)
なお自己申告(17巻のおまけ4コマ「コードネーム」)によれば「趣味は読書で、特技はゲーム」とのこと。わりと言うかやはりと言うかインドア系である。
(※1) コミックス3巻「わりとどうでもいいキャラクターに関するメモ④」より。

成績

学力に関しては不明だが、その一端が窺えるのが字の美しさ。佐藤に宛てたラブレター(*245)はとても丁寧な字で書かれていた。一方で運動は苦手だと自覚しており(*183)、持久走ではみつばよりも遅い5人のうちの一人だった(*210)。しかし彼女には本人も意識していない潜在能力があり、緒方の下半身を守る場合に限ってリミッターが外れ、高い運動能力を発揮。その機敏な動きを見た鴨橋オリオンズ監督が自らチームにスカウトするほどだった(*183)。また佐藤に近づきたい一心でサッカーの勉強(マネージャー狙い)もしているらしい(*17巻)

人間関係

現時点で母親が登場している(*260)。それ以外の家族構成は不明。絡みはほぼしょうがない隊内部に限られる。
佐藤信也変態軍団佐藤くん
想い人。小学校に上がる以前から想いを寄せていたが、その気持ちを伝えることは出来ず、ふたばと仲良くする彼の姿を離れたところから密かに見守るばかりだった(*『SSS隊今昔物語』)。その状態は2年生になって緒方に声を掛けられるまで続いていたようだ。その後しょうがない隊の一員として活動することによって変態軍団と疎まれる結果になったが、彼に気付いてさえもらえなかった頃に比べればまだ幸せなのかもしれない。
緒方愛梨真由美おがちん
しょうがない隊の同志であり一番の親友、かつ最優先防衛対象。引っ込み思案な自分に声を掛けて、佐藤に近づくきっかけを与えてくれた緒方のことは単なる友人という以上に恩義を感じているのではないだろうか。ともすれば想い人である佐藤よりも気に掛けている印象すら受ける。その一方で自分の苦労や心配もよそに、ノーガード状態の下半身を一向に顧みてくれない緒方の無頓着さにはやきもきさせられている。それ以外の場面でもツッコミ役・フォロー役に回るのが常である。
伊藤詩織真由美ちゃん詩織ちゃん
しょうがない隊の同志であり、名字的にもセットのような関係。親しい友人として一緒にいることが多いが(というより、お互い他に友人がいる描写がない)、そのぶん伊藤の腹黒い素顔を目の当たりにする機会も多い。そうした際には大抵震えているばかりだが、緒方が絡んだ時は怒ってみせることも(*215288)。毒リンゴをガチ展開とすぐさま看破した(*252)のも、伊藤の本性をよく知っているがゆえであろう。佐藤ストーカーとみなされている現状については、ふたりとも認識を共有しているようだ。

台詞・擬音

アラカルト

クンクンガール

佐藤の匂いを嗅ぎつける鋭い嗅覚は、しょうがない隊の3人の中でも屈指。その性能は野性的な勘を持つ緒方をも凌ぐものがあり、マスク(*88)やサッカーボール(*188)のほか、佐藤の姉の服からさえも佐藤臭を感知(*177)するなど、隊の活動を支えるセンサーとして活用されている。また隊のメンバー以外にもこのことは知られているようで、加藤のなりきりゴッコをしたふたばはまるで犬のように追跡しながら匂いを探り当てていた(*250)

コメント

2016年04月17日 03:05

SSS隊であるという事を除けば自己主張には乏しいけれど宮下以上に常識的な善人。
緒方を本気で心配していたり心底優しい子なんだろうね。重ねて言うがSSS隊でなければ。


みつたま 2016年04月17日 15:15

しょうがない隊の中でさえ自分を前面に出し切れないほど引っ込み思案な彼女ですけど
それがちょうどよい中和剤になっていますよね。
しょうがない隊が「隊」という形を保っていられるのも、彼女あってのことでしょう。


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