パーソナリティエロに手厳しい佐藤の母

佐藤絵理・信也姉弟の母で、幼い頃の三つ子を知る人物のひとり。千葉和実とは女子高時代の先輩・後輩の関係にあたり、和実の手によるセクハラの被害に遭ってきた。

ルックス

中学生の子供がいるとは思えないほど、見た目は若々しい。年齢は３６歳(*306)であることが明かされたが、焼きイモ屋の見立て(*116)によれば３２歳くらいに見えるらしい。その整った容姿は息子の信也に色濃く受け継がれており、中でも光沢のない瞳は彼女譲りのもの。髪は茶髪のセミロング（モノクロでは淡い感じのトーンだが、カラーではやや濃いめの茶色）。後ろをバレッタで留めていることが多い。後ろ髪はその半分を肩口から胸の方に垂らしている。横髪はやや長めで内巻きにしている。
高校生の頃はまだ今のように髪を伸ばしておらず、肩に掛からないくらいのセミショートだった。当時から美少女として評判だったことは想像に難くなく、息子同様に「白石あかりさん親衛隊」なる集団に付きまとわれていた。

体格

パンツルックがよく似合うスレンダー美人。同じママさんキャラでも杉崎麻里奈や千葉和実のような母性あふれるグラマータイプではなく、その細身のプロポーションはむしろ清純さや瑞々しさを感じさせる。そのぶんバストサイズの方も控えめであるように見受けられる。

ファッション

ジーンズ・レギンスなどのパンツスタイルが多い。家ではエプロンを着用。ハロウィンのコスプレイベントではまさかのセーラー服姿をお披露目し、見事優勝を飾った(*306)。周囲からはドン引きされていた目を背けられていたが、実際これほどセーラー服が似合うさんじゅうろく歳は他にはいまい。

性格

こと常識という尺度で測れば、みつどもえでも１・２位を争う常識人であるのは間違いない。そんな彼女の魅力と言えるのは、ママさんキャラにしては妙に純情でウブであるというギャップであろう。特にエロス的な要素に対しては、ほとんど免疫がないと言っていいほどの拒絶反応を示す。逆に性に奔放な和実からは「いろいろ堅いんだから」と言われていた(*161)。実際、息子が雑誌の水着グラビアを見ることさえ許さないほか、エロ本を「触るのもイヤ」と躊躇うほどの徹底ぶりである。同じくお堅い面のある吉岡紗江子が実はムッツリであるのに対し、あかりの場合はただ純粋に耐性がないような感がある。こうした純真さは女子高育ちだったことも影響しているのかもしれないが、こんなにもウブなあかり嬢をまさのぶがいかにしてオトしたのかは大いなる謎である。しかも２０台前半（２３歳前後）で子供まで作っているのだから…。

人間関係

佐藤信也母さん信也

家族の中では息子の信也との絡みがほとんどである。パンツを被って帰宅したり(*61)、パンツが描かれた年賀状を受け取った信也を「変態息子」と罵って家から締め出す(*５巻『おしょうがＣＨＵ』)など、エロスに対しては厳しい顔を見せる。こうした場合、佐藤家での家族会議が開催されるのがお決まりである。その一方でストーカー被害に遭っている信也を心配するあまり、やや過保護な面も見られる。ストーカーを捕まえようと警官（一郎太）同伴で現れるなど、ちょっとズレたところも。「うちの息子に限って」(*236)という台詞からして、本質的にはまだ息子の潔白を信じていたいのだろう。授業参観で肖像画のモデルになった際には、まるで恋人同士のように信也相手にはしゃいでいた(*260)。

千葉和実あかりちゃん先輩

女子高時代の先輩であり、今なお交流が続いている腐れ縁である。お互いを「あかりちゃん」「先輩」と呼び、ふたりの関係性は当時から変わっていない。かつては和実のセクハラ技のいい実験台だったらしく(*190・286)、何の因果かその関係は息子たちにも引き継がれている。女子高当時、ふたりがどのような形で先輩・後輩関係となったのかは不明だが、『女子高今昔物語』では「白石あかりさん親衛隊」に絡まれていたあかりを男前な和実が助けるというエピソードが描かれていた。

緒方愛梨おばさま警官の妹さん

信也が遭っているというストーカー被害への対策に協力を申し出てきた緒方。このため当のストーカー本人だとも知らずあかりは緒方のことを信用しきっており、家に上げることもしばしば(*274・303)。自宅前でしょうがない隊がたむろしているのも、ストーカーから警護してくれていると思っているようである(*307)。信也にとっては自宅まで侵入され、母親も懐柔され、もはや外堀を埋められた感でいっぱいであろう。

丸井草次郎丸井さん

佐藤家と丸井家の交流は保護者の間でも為されていたようで、あかりと草次郎も顔見知りである。特にふたばと信也の将来について二人は意気投合しており、「佐藤くんにならふたばを任せられる」という草次郎の言葉をあかりは嬉しそうに聞いていた(*135)。

台詞・擬音

「そんな変態知りません」（61卵性『アレ、参上』）
「うちの子がストーカー被害にあってるんです！！」（135卵性『Pinkな遺伝子』）
「でもうちの子がそんなおぞましい目にあってると思うと…」（135卵性『Pinkな遺伝子』）
「丸井さん！！ふたばちゃんとは将来的にもいろいろ…仲良くしてもらいたいし！！　ストーカーとか困るんです！！」（135卵性『Pinkな遺伝子』）
「なんですか！？学校のメンツが大事とか言っちゃうんですか！？」（135卵性『Pinkな遺伝子』）
「やめてください！！ありえませんうちの子に限って！！」（161卵性『神様、もう一冊だけ』）
「先輩んちが奔放すぎるんです！！パンツを被ってきたことはあってもエロ本はありえません！！」（161卵性『神様、もう一冊だけ』）
「そんなバカな…うちの子に限って…まさかね……」（161卵性『神様、もう一冊だけ』）
「どっ…どうしよコレ…捨てないと………！！　触るのもイヤだけど…」（161卵性『神様、もう一冊だけ』）
「このっ変態！！うちの子に手を出さないで！！」（177卵性『みちでの遭遇』）
「今日は信也のストーカーを捕まえる！！チャンスだと思うの」（236卵性『最終実況計画』）
「まぁ肩たたきなんて！！信也も千葉くんを見習ったら？」（242卵性『シュガー＆レス』）
「信也今晩は家族会議よ」（242卵性『シュガー＆レス』）
「ウソ！！　見せなさいよ～～」（260卵性『ペアレンツの肖像』）
「び…美化しすぎよ～～」（260卵性『ペアレンツの肖像』）
「手作り貰ったんなら手作りで返さなきゃダメよ」（270卵性『クッキーストッカー』）
「だから…信也のためを思って…　ちょ…聞いてる？ねぇ」（306卵性『仮装ディストピア』）
「ほらっ謝んなさい　あなた」（336卵性『姉弟船』）
「なぜ誰のパンツかわかるの！？この変態パンツ息子！！」（５巻『おしょうがＣＨＵ』）
「あっでも今日はブルマはいてるから平気なんです～」（１６巻『女子高今昔物語』）

アラカルト

その他の設定

旧姓が白石（しらいし）、年齢が３６歳であることが判明している。

みつごのたましい