65卵性「たったひとつの変」より。
「ほ…ほっといて佐藤くんの空気吸いにいこうよ」
「えっ…でも…」
「ほら…おがちんはあれで幸せなんだよ…」
「一番大事なのは佐藤くんでしょ?」
「……詩織ちゃん…?」
ひとり孤高の変態道を登り始めたおがちんを目の当たりにして、
あんなのに付き合ってたら、私まで本気で変に思われちゃう…
と危惧したのかどうか。この時点で冷静におがちんを切り捨てる
算段をつけ始めていた詩織。
やっぱ切れ者のナンバー2はこうでなくっちゃ。
しかし説得も空しく、おがちんの後を追い走り去っていく真由美。
遠ざかる背中を昏く濁った眼で見送る詩織…その心中はいかに。
72卵性「私の頭の中に」より。
消しゴムに工作を施し既成事実を作り上げ、佐藤を我が物とする
手に打って出た詩織。抜け駆けのお手本のような行動ですね。
ただこの作戦は計算高い彼女にしては、少々拙速だったかも。
ふとした思いつきに、深く考えず飛びついちゃったんでしょう。
これがカ○ジなら致命傷。おがちんが会長ばりの鬼畜だったら
全裸で焼き土下座ぐらいはやらされていたに違いない。
それはそれで見てみたかったけど!
でも転んでもタダでは起きないのが、詩織ちゃんのいいところ。
抜け目なくおがちんの消しゴムを回収するあたり、さすがです。
88卵性「クンクンカトウ」より。
「2等分しない?」思いがけぬ提案に面食らう真由美に向かって、
詩織は言葉を続ける。
「おがちんは隊長とはいえ、対等なライバルなわけだし…」
「こんなチャンスを逃すのもおかしな話だと思わない?」
(ほら、真由美ちゃん。我慢することなんてないんだよ)
(このマスクで、私と一緒にイイことしようよ…)
だが懐柔を試みるその言葉になにか邪なものを感じ取ったのか
またも真由美には拒絶されてしまう。
(バカだなあ…真由美ちゃん。堕ちてしまえば楽になれるのに…)
「元はあんな子じゃないんだけど」
真由美をフォローするはずのそんな言葉も、詩織自身の耳には
どこか自己弁護のように響くのであった…。
107卵性「変と水着とサバイバル」より。
佐藤信也に迫る魔の手。姉→さん事件です。
佐藤の空気を追う緒方たちから離れ、ひとり別行動を取る詩織。
そりゃあ本丸がガラ空きですもの。狙わない手はありません。
もしみっちゃんが来なかったら、何をするつもりだったのでしょう。
ひと通り味わい尽くした上で、目を覚ましたしんちゃんに、涙目で
「ヒドい…責任取って…」くらいのことは言いそうだな。
147卵性「仁義とかいろいろない戦い」より。
そう…詩織の辞書に仁義という言葉はない。
サブタイトルが示す通りですね。
友達付き合いもどこへやら。いつの間にかおがまゆに背を向け、
我関せずとばかり「恋のおまじないBOOK」を開く詩織。
このひとコマだけで、彼女の本音が窺い知れるというもの。
175卵性「間接フレーズ」より。
佐藤に顔が割れているため、女の決戦・バレンタインにおいて
例年不戦敗を喫していたしょうがない隊ですが、今年は違う!
隣のクラスの峰さんの犠牲の上に、我らがしょうがない隊が誇る
軍師・伊藤詩織が、起死回生の策を編み出したのであります。
その名も「変装して間接的にチョコを渡しちゃおう大作戦!」
わあ~。変装グッズは他の子にでも借りたんでしょうかね。
おがちんがヘマこいたせいで作戦は敢え無く失敗に終わりますが
それでも詩織は期待を裏切りません。人は裏切るけど。
失敗と見るやいなや、すかさず作戦変更するのであります。
「私はやめようって言ったんだけど…」
卑劣なり詩織…! 自分は悪くないよアピール!
ただこうしたアピールは、危険と紙一重。そのあざとさが鼻につく
ようになると男は疎ましく思うものです。わかってる、詩織ちゃん?
197卵性「彼女の水着に着替えたら」より。
女の友情。ああ、その存在の耐え難き軽さよ。
自分を信じて助けを求める親友の声は、彼女の耳には届かない。
「あっ、そういえば(急用を思い出した)」
「えっ、じゃあしばらく遊べないわね…」
「そうだね
残念」
わーなんて心のこもってない「残念」。まごころは、どこに。
202卵性「はめる笛吹き」より。
彼女の腹黒の血がいかんなくその本領を発揮した、この回。
友情を育むおがちんと加藤さんをよそに、何やら目論む詩織。
それはバラバラ死体の胴体に、別の頭部と脚部を結合して、
元通りに復元したかのように見せかける前代未聞のトリック!
御手洗君、出番ですよ。
ここで一句。「吹いてみて さあ吸ってみて 舐めてみて!!」
245卵性「テガミダチ」より。
「私…佐藤くんにラブレター書いたことないなぁ…」
「(えっそうなの?)」
「そーいえば私たち書いたことないわね!!」
「(だ…だね…ないね……)」
危うく抜け駆けがバレるところだった。そんな朝のひとコマ。

撮ったったwwwwww 撮ったったwwwww
真由美ちゃんとのツーショット撮ったったwwwww
そうだよ…真由美ちゃんは私のもの。
ううん、もちろん私が愛されたいのは、佐藤くんだよ。
佐藤くんの愛は私だけのもの。誰にも渡しはしない。
でも私が愛したいのは真由美ちゃん、あなたなの…。
だからおがちんにも…佐藤くんにだって渡さない。

どうして私がしょうがない隊でおがちんに付き合ってると思う?
佐藤くんに変態軍団と思われてまで。
どうして私がおがちんに意地悪なことをするんだと思う?
一歩間違えば、ものすごく嫌われちゃうかもしれないのに。
真由美ちゃん、そういうとき私のこと、ちょっと怒ったみたいに、
でも怯えながら見てるよね。気を許せないって思ってるよね。
うふふ…それでいいの。そうすれば真由美ちゃんは、きっと
私から目が離せなくなる。ずっと私を見続けてくれる。
そう、真由美ちゃんは私だけを見ていてくれればいいの…。
だから真由美ちゃん…いつか私の本当の気持ちに気付いてね。
そしたら一緒にどこまでも堕ちていこ。佐藤くんと3人で、ね?
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なあんちゃって!! ないない!!
だははーっ! んなわけあるかーー!!
はあはあ。途中で変な妄想スイッチが入ってしまったようです…。
こんなオチにする予定なんてなかったんですよ、本当に!
いやあ、でも、妄想は楽しいですね。妄想だけは得意です。
支離滅裂な記事になってしまいましたが、いつものことか。
フィーリングのまま書いてます。これからもきっとこんな感じ。
もう伊藤さんを浄化して救うことは出来ないのでしょうか…
SSS隊は伊藤さんにとって自らの暴走を防ぐ安全弁なのかも。
みつどもえの暗部を一人で背負って立つ覚悟の人なのか!?
>…いつか私の本当の気持ちに気付いてね。
ぎゃー!斬新で美味しすぎる妄想キター!むっふー!!
加藤さんが、佐藤も好きだけどおがちんも放っておけない女の子に対して、
伊藤さんは、佐藤も好きだけど加藤さんも好きだとか…複雑極まりない女子の友情関係w
245卵性で夜中に加藤さんたちが書いたラブレターを含みのある目で見ていたのも
もしかしたら加藤さんのことを知りたいって意味もあったのだろうか…。
妄想が暴れまわって吉岡状態になっていると~しきでしたw
>zenitさん
漂白された伊藤さん…要するにきれいなジャイアンみたいなもんでしょうか。
でも2年生の時点で既に悪女の片鱗を見せていましたから、これはもう生まれついての
腹黒と言わざるを得ないのでは…。きっと環境のせいではない。
スピードワゴンさんが嬉しそうに解説してくれそうです。
>SSS隊は伊藤さんにとって自らの暴走を防ぐ安全弁なのかも。
暴走を押さえる安全弁であると同時に、自分を守る隠れ蓑なのかもしれませんね。
出る杭はなんとやらで、もし単独行動だったらイジメの対象になりかねませんし。
>みつどもえの暗部を一人で背負って立つ覚悟の人なのか!?
腹黒と書いてブラックボックスと読む。彼女の真意はまったく読めませんね…。
きっと開けてはならないパンドラの箱でもあるのでしょう。
そして「光が強くなれば影もまた濃くなる」ってことは、他の女の子たちが
輝けば輝くほど、伊藤さんの闇も一層深くなるということに。恐ろしや…。
>と~しきさん
>ぎゃー!斬新で美味しすぎる妄想キター!むっふー!!
うひひ。ヘブン状態ならぬ吉岡状態。一緒に暴れ回りましょう。むっふー!
>245卵性で夜中に加藤さんたちが書いたラブレターを含みのある目で見ていたのも
>もしかしたら加藤さんのことを知りたいって意味もあったのだろうか…。
その発想が、今回の暴走の源でしたw
あとなんで伊藤さん、わざわざバレるように加藤さんをビビらせてるのかな~と。
おがちんを除け者にしようとするのも謎。そのへんを色々こじつけてみました。
多分に無理があるのは承知しております。っていうか、こっちは本筋じゃないんだよ!
>伊藤さんは、佐藤も好きだけど加藤さんも好きだとか…
伊藤さんって家も裕福そうだし、「欲しい物は全部手に入れてきた」みたいな
雰囲気があるじゃないですか。それでも思いのままにならぬのが佐藤&加藤。
そのへんで執着心がありそうだなと。まあ所詮は妄想ですが。たまにはいいですよね。
腹黒ヤンデレ怖い…((((;゚Д゚))))
245卵性は伊藤さんの黒さが集約されてますよね~
果たしてこれがピークなのか、それとも今後ますます黒くなるんでしょうか…(^^;;)
臨界点ギリギリな危険過ぎる妄想からスパッと現実に引き戻す鮮やかなオチまで、支離滅裂どころか素晴らしく引き込まれる記事でした。
ふぅ、嫌な汗かいた…(^^;)
でも一番食いついたポイントは、のりぺぃさんから島荘ネタが出たことだったりw
ミステリ読まれます?好きな作家は?好きな作品は?(←むふぅむふぅと鼻息を荒げながら)
>taraさん
>245卵性は伊藤さんの黒さが集約されてますよね~
しょうがない隊回でしたけど、実質伊藤さん主役回でしたよね。
「いい仕事した~」「ギュッポギュッポ」「プリクラ」「ゴロゴロ」まで徹頭徹尾
彼女の黒さで貫かれていましたから。ゾクゾクしました。悪の魅力に惹かれそう…。
>果たしてこれがピークなのか、それとも今後ますます黒くなるんでしょうか…(^^;;)
恐ろしいことを言わないでください。これ以上は彼女自身も不幸にしてしまいます。
伊藤さんの魂に救いあれ…!
>支離滅裂どころか素晴らしく引き込まれる記事でした。
たぶん気のせいですよ! オチも単なる照れ隠しですよ。なあんちゃって!
いつも書いてから、「こんなのアップするの恥ずかしいなあ~やめようかな~」
「まあいいや上げちゃえ」「ああ、やっぱりやめときゃ良かった…」の繰り返しです。
>でも一番食いついたポイントは、のりぺぃさんから島荘ネタが出たことだったりw
そ、そこを突かれるとちょっと辛いかな…(汗
(続きは私信にて…!)