杉崎みく
すぎさき みく

パーソナリティみつばのことが大嫌いな(?)ブルジョワ

6年3組の女子で、三つ子と関わりの深いグループ「チーム杉崎」のリーダー。裕福な家庭の生まれで、作中ではみつばのライバルキャラに位置づけられる。

ルックス

ぱっつんの前髪と、くるくるツインテールが特徴。
キューティクルのある黒髪で、モノクロでは濃いトーンで表現されている。前髪は眉毛のあたりで切り揃えたぱっつん。同じぱっつんにしたみつばに対し、当初は真似していると気に食わない様子だった(*36)。耳の上で束ねた両サイドの髪はクルクルと螺旋を描く形状となっており、通称ぴょんぴょんと呼ばれる。このぴょんぴょんはバネとしての力が強く、引っ張って弾けば卓球の球を飛ばせるほど。髪を下ろした時は襟口くらいの長さで、緩いウェーブが掛かっている。一度ストレートパーマをかけたことがあったが、「髪が伸びる日本人形みたい」と言われ周囲には不評であった(*181)
目はやや釣り目気味で気が強そうに見える。またみつどもえのキャラクターでは珍しく一重である(※1)
(※1) コミックス2巻『どうでもいいキャラクターに関するメモ③』より。

体格

小柄で華奢な体格。身長はひとはよりも少し高いくらい。ひとはとは違い、身長に対するコンプレックスは感じていない模様。あばら骨が浮いて見えるほど、上半身の脂肪が少ない。胸の小ささが目下の悩みであり、小学生時代の母親の写真を見た際には、あまりのおっぱいの才能の差(とそれが遺伝していないこと)に絶望していた(*204)。財力を頼みにあの手この手でその劣等感を埋め合わせようと足掻いている。またかつてはみつばとバストサイズで張り合っていたが(*51)、その後のみつばの成長に対して杉崎はいまだ底辺に留まっており、だいぶ水を開けられた感がある。

ファッション

白のブラウス+フレアのジャンパースカートなど、セレブらしい品のあるロリータファッション(それほどフリフリしたものではない)を基本スタイルとする。その多くは高価なブランド品のようだが、友人たちとSADYで買い物している姿も見られる。多くの場合、黒のオーバーニーソックスを穿いている。ガーターベルトや大人向けの布地の少ない下着を愛用しているように、本人的には「エロ可愛い」がひとつのポイントとなっているらしい。職人の手によるオーダーメイドのブラジャーを着用。
ハロウィンの仮装パーティでは貧相なボディにもかかわらず露出度の高い小悪魔コスプレを披露して、「痴女」と呼ばれていた。

性格

グループの中心人物だけあって、表向きは自己主張の強いリーダータイプ。お金持ちであることを自己のアイデンティティとしており、それは持ち物を見せびらかすなどのセレブ自慢という形で表れている。ただこれは周囲への強い依存心の裏返しという面もあり、友人たちと仲違いした際には、「実は嫌われているんじゃないか」という不安な胸の内を大粒の涙と共に吐露していた(*87)。基本的には(盗撮癖を除けば)常識をわきまえ気配りも出来る良い子なのだが、感情のブレが大きく、精神的な脆さも併せ持っている。家ではしっかり者で手の掛からないお姉ちゃん。ただそれゆえ、母親の麻里奈が自分を見てくれないことを内心寂しく思っていた(*98)。弟の龍太を可愛がっており、ややシスコンの気もある。
「~じゃないの」「~しなさいよ」といった語尾や、親しい相手を「あんた」と呼ぶなど、口調や性格はライバルのみつばに近しいところがある。

成績

はっきりした描写はないが、特に苦労している様子もないので学力や運動神経は比較的高い方ではないかと思われる。運動会のリレーで巻き返していた(*111)ことから見て、少なくとも運動が苦手ということはないだろう。普段の言動も賢さや精神年齢の高さを感じさせる。

人間関係

家族構成は母親の麻里奈・弟の龍太と同居。父親はみつどもえ本編では未登場。
丸井みつば杉崎みつば
みつばのことは当初から気に食わない相手として意識しており、36卵性『マリア様がみてない』で本格的に関わり始めてからは強い対抗心を燃やすようになった。その経緯もあり、杉崎の方からみつばに絡むことが多い。特にみつばの弱点を探るために始めた盗撮行為はどんどんエスカレートし、今ではもはや「みつば専属カメラマン」状態となっている。執拗に絡み絡まれるうちに、二人の関係はじゃれ合いから友情に発展。さらには相思相愛の領域にまで踏み込んでいると言っても差し支えないが、杉崎がみつばのストーカーと化しているように、杉崎の方がやや求愛度が高いように思われる。みつばの方も一同が誘拐されたと思い込んだ時に杉崎の安否を気に掛けていたように(*48)、憎まれ口を叩きあう仲と言えど、大切な存在と思っているのは間違いない。
杉崎麻里奈(母)みくちゃんママ
しっかり者のお姉ちゃんと見られていたが、内心では母親に甘えたかったようだ。ただ麻里奈の昔の写真を見て、自分は既に「手遅れ」なのだと悟って以来(*204)、(グラマラスボディの持ち主である)母親に対して愛憎入り混じった複雑な感情を抱くようになった模様(*260)
杉崎龍太(弟)姉ちゃん龍太
溺愛というほど大げさではないものの、軽いシスコン。お遊びに過ぎないガチレンごっこの最中でさえ、弟に手を上げることを躊躇っていた(*84)。家では食事を作ったり、絵本を読み聞かせて寝かしつけたりと龍太の面倒を見ている。最初のうちは三つ子に近づけまいとしていた。
丸井ひとは杉崎さん・杉ちゃん三女
貧乳同盟。要するに、同病相哀れむ。チーム杉崎で行動を共にするうちにひとはとも馴染んでいったが、決定的にその距離が縮まったのは、秘密を共有したことがきっかけである(*204)。弱みを握られたとも言う。バストサイズに関しては、杉崎の方がわずかにリードしており優越感を感じている。
吉岡ゆき杉ちゃん吉岡
チーム杉崎というくらいなので、ほとんどの場合において一緒に行動している。時に暴走する杉崎に呆れたりなだめたりと、吉岡が杉崎を受け止めカバーする役回りとなることが多い。ハブにされたと友人関係に不安を覚えて揺れる杉崎を慰めたのも吉岡だった(*87)。ただナマコちゃんのヒットにより吉岡家の財政が豊かになったため、自分のポジションを脅かされるのではないかと杉崎が焦りを覚えることも。
宮下杉崎宮下
吉岡と同様、チーム杉崎のひとりとして一緒にいることが多い。ただその割に直接的な絡みはあまりない印象。「宮下って時々すごくうっとうしい」(*81)と宮下の本質を言い当てていたのも、長い付き合いがあってのことだろう。

台詞・擬音

アラカルト

みつばのストーカー

盗撮趣味をこじらせてみつばストーカーと化したため、みつばからは「ストぴょん女」と呼ばれる。収集したみつばのお宝ショットは自宅のパソコンに大量に保存していたが、松岡の手によって供養され、一度は全て失われてしまった。しかしそれにもめげず、その後も盗撮ライフに精を出している。その成果は壁新聞の「みつばNews」のコーナーで発表され、自身のみつば愛を知らしめることみつばを貶める目論見に一役買っている。

すくすく育たない

多くに恵まれた杉崎だが、いまだ壁のように固く平たい胸が悩みの種。その悩みは深刻なもので、成長期を前に豊胸マシンやパットでの補正など、コンプレックスを解消すべく様々な処置を試みている。が、今のところ効果の程は見られない。巨乳になった気分を味わいたいあまり、ハリウッドの特殊技術でおっぱいを盛るという所業に手を染めた際は、貧乳仲間のひとはに「それは偽装だよ」と責められた(*234)

「チーム杉崎 徹底特集」の杉崎による紹介

まずは私、お金持ちでかわいくてクラスの人気者・杉崎みくよ! ブランド物で着飾って、吉岡や宮下を引っ張っていくチーム杉崎の中心なの。
勝手にクラスをしきったつもりになってる三つ子のみつばが目障りでしょうがないのよ。前髪とか私の真似してるし…。庶民のくせに…。だから、みつばの弱点を探るために、ケータイでみつばの恥ずかしい画像をいっぱい集めてるのよ。ホント、あくまで、みつばをバカにしたり、弱点を探るためにみつばの恥ずかしいパンツや何かを撮っているだけで、別に他の意図はないんだから。
※『週刊少年チャンピオン』2009年51号 みつどもえ増刊号「チーム杉崎 徹底特集」より抜粋。

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