丸井ひとは
まるい ひとは

パーソナリティちょっと不思議な暗ガール!!

本作の主人公・丸井三姉妹の三女で、鴨橋小学校に通う小学6年生。
末妹ながら、家事全般や勉強など色々と足りてない姉ふたりを支える出来た妹でもある。人付き合いが苦手でクラスでも孤立していたが、連載が進むにつれて当初の根暗なイメージは払拭。交友関係を通じて最も内面の成長を見せてきたキャラであり、同じ一年でありながら人間関係が進展していくという、ある意味『みつどもえ』という作品の象徴ともなっている。
役回りは立場によって大きく変わり、脇役に回ったときは冷静なツッコミ役に、主役のときは周囲に振り回されて酷い目に逢うことが多い。多数の萌えポイントを抑えつつ、イタズラ好きだったりするお茶目さも相まって、根強い人気を獲得している。

ルックス

根暗のイメージを表すように、姉ふたりと比べても造形は地味め。加えて普段は暗いオーラを発しているらしい。
髪の色は黒。モノクロでは黒のベタ塗りで、縁取り以外にハイライトもない。カラーでは若干グレーがかっている。長さは肩に掛かるくらいのセミロングで、みつばより若干長い。前髪は無造作に垂らしており(※1)、後頭部は結わえておだんごにしている。運動時は後ろ髪を二つ結びにするほか、お出かけ時には前髪をアクセサリで留めて耳を出した髪型にすることも。 目は少し垂れ気味で、色は髪と同じ黒。平時は冷めたような目付きでいることが多い。デフォルメ時はジト目になる。
また風邪を引いて瞳が潤み頬が紅潮した状態=「きれいなひとは」(右下画像参照)になったときの美少女ぶりは、男子(*74)みつば(*118)も目を見張るほどであった。
(※1) 206卵性『ほんとにあった!霊媒小生』ふたばに前髪を切られて、次の207卵性まで少し前髪が短いことがあった。

体格

発育は遅れ気味で、典型的な幼児体型。1年生にも間違えられるほど(*273)低い身長と、固く閉じた蕾のままのバストに強いコンプレックスを感じている。身体測定では頭のおだんごを盛って身長を水増ししたり(*90208)杉崎を脅して豊胸アイテムを入手する(*204234)など、体裁を取り繕うことに関してはなりふり構わない。なお貧乳組の中では、杉崎>ひとは>=緒方くらいのランクに位置すると思われる。その代わりと言ってはなんだが、ほっぺたはCカップ級のおっぱいに相当する柔らかさを誇り、主にふたばに愛用されている。

ファッション

大抵ワンピースで、上にカーディガンなどを羽織ったりする。靴下は黒のハイソックス。スカートの丈は他の子に比べると長め。カラーコーディネートも含めて、彼女の性格を表すかのように控えめでやや垢抜けないスタイルである。パンツはストライプ柄のもの(縞パン)を愛用。ブラジャーは…無意味だし不必要だよ。

性格

性格面は連載を通じて大きく変わってきているが、基本的には人見知りで大人しい子。当初は友達が一人もおらず(*1)、自分だけの世界で生きている暗い少女だった。それが矢部松岡との出会い、チーム杉崎との交流を通じて心を開いていき、現在では最も交友関係が広いと言ってもいいほどである。今でも顔見知り以外にはキョドってしまうが、一度親しくなった相手には少し馴れ馴れしいくらいの態度を見せる。特にみつばや矢部、宮下たちに対してはイジり倒したり、毒舌レベルの厳しい言葉を投げかけることもある。笑顔はほとんど見せないが、笑い声は「ヒッヒッヒィ~」と不気味な感じである(*347)
イタズラや嘘・冗談が好きで、これらをコミュニケーション術として用いている節もある。ただ自分が攻めているときは強いが、ひとたび受け身に回ると弱い。普段は冷めているが、ガチレンや小動物など自分が好きな物のこととなると「むふぅ」と興奮し、目の色が変わる。そのぶん愛する者への独占欲も強く、嫉妬深い。机の下など狭いところを好む習性がある。
口調は「~だよ」という語尾が多い。目上の人には敬語を使う。焦るあまり言葉足らずになるときがあり、そういう際は大抵誤解を招く。

成績

学業面はクラスで最も優秀なレベルとされ、実際テストでも高得点を取っている(*92269)。また日頃から丸井家の家事を担っているだけあって料理・裁縫はもちろんのこと、ファンシーな絵を得意とするなど手先が器用であり、通知書は総じて高評価であろう。その反面、体育は壊滅的に不得意。そのことは「ひとはの運動神経をどうにかするシリーズ」として、たびたび取り上げられていることからも分かる。唯一、ドッジボールで最後まで残ることだけは得意らしい(※1)。また歌も苦手で本人も自覚している(*182221)。何気に見栄っ張りなので人前で恥をかくことを嫌がり、不得手なことや面倒事を避けようとする傾向がある。そうした場合は担任の矢部に窘められたりしている。
(※1) 248卵性『黒子のゴールマン』のおまけ4コマ(13巻)より。

人間関係

姉ふたりのほか、特に矢部・チクビ・チーム杉崎のメンバーとの関わりが深い。
丸井みつば(姉)ひとはみっちゃん・雌豚
素直になれない姉妹関係。家計も顧みず欲望のままに生きるみつばにひとはは何かと悩まされており、喧嘩することもしばしば。「雌豚」と蔑称で呼び始めたのもひとはである。一方で毛糸パンツを編んであげる(*176)など姉想いな一面を見せることも。
丸井ふたば(姉)ひとは・ひとふたば
家計への迷惑度では負けず劣らずのはずだが、ふたば自身の性格もあって姉妹仲は良好。ひとはの方が精神年齢が高いため、特段姉としての扱いはしていないものの、水泳など自分が苦手な点に関してはふたばを頼ることもある。
丸井草次郎(父)ひとはパパ
父親には無関心を装い、やや距離を置いている。ただそれは素直に甘えるのが恥ずかしい年頃ということもあるだろう。二人きりになったときには草次郎の懐に収まったり、一緒にお風呂に入って背中を流したりしていた(*145)
矢部智(担任)ひとはちゃん先生
担任の矢部に対しては普段から口さがない態度を取っているが、足が臭いと言いつつ彼の机の下を安住の地としているように、(ひとはの人見知りな性格を考えれば)父親以上に懐いていると言ってよい親密度だろう。大人を大人とも思わないような遠慮のない物言いも、彼に心を許している証と言えよう。また共通の趣味であるガチレンに関しては、熱く語り合える同志でもある。担任と生徒という禁断の関係や、素っ気ないひとはが時折見せる乙女要素も相まって、様々なシチュエーションで妄想を掻き立てられるカップリングではある。ヘーイヘーイ
チクビ(ペット)---チクビ
ひとはが愛してやまない存在。その溺愛ぶりは常軌を逸しており、みつばのハムパンに歓心を奪われた際や(*20)ふたばに懐いているのを目撃したとき(*24)には嫉妬に狂う様を見せていた。
松岡咲子三女さん松岡さん・さっちゃん
クラスメイトにしてひとはに初めて出来た友人。7卵性『11.3のひとは』で接触を持って以降、「三女さん天才美少女霊媒師」という誤解は解けることなく、今なお継続中である。ほぼ一方的に絡まれる関係ではあるが、内心では「さっちゃん」という愛称で呼んでいるように、ひとはの方も心を許せる相手と見ているのは間違いない。作中での交流を通じて徐々に関係を深めており、今ではメールやメッセージアプリ(*302)で日常的にやり取りする間柄になっている。
宮下宮○○さん三女
宮下に悪気はなかったのだが、面倒見の良さと微妙な恩着せがましさが仇となり、ひとはからは表向き疎んじられている。特に最初の頃に与えた悪印象(「グリーンとか好きだなっ(*81))が尾を引いているのか、いまだに名前でイジられるのが精いっぱい。
杉崎みく三女杉崎さん・杉ちゃん
貧乳同盟。壁女であるという悩みを共有している(*204)ことを知って以来、徐々に親密度を深めていった。当初ひとはは「杉崎さん」と呼んでいたが、豊胸マシンの貸し借りを契機に「杉ちゃん」という愛称で呼ぶように(常にではない)。今では時と場合によって「親友」となる関係である。
吉岡ゆき三女さん吉岡さん
お互いの性格から関係は良好だが、ひとはにとっては勝手に自分に向けた矢印を引きまくる、はた迷惑な人でもある。松岡がひとはにご執心なのを見て、自分こそが松岡の一番の友人だと自負する吉岡から嫉妬を受けたこともある(*231279)
杉崎龍太三女龍ちゃん
ガチレンを通じて仲良くなり、学校や家で一緒に遊ぶ仲になった。ひとはは「龍ちゃん」と呼んで、気の置けない弟分みたいな存在と思っている。一方龍太の方は、ひとはにほんのりと恋心を抱いているような節も見受けられる。

台詞・擬音

アラカルト

ガチレンファン

ある朝、偶然ガチレンジャーを見てその虜となったひとは。それ以来、しばらくの間はその趣味を明かすことも出来ずにいたが、クラスメイト(*81)矢部(*118)にカミングアウトしてからは、ファンであることを隠さずに振る舞うようになった。ベルトやTシャツ・女児向けパンツ・フィギュアなどのグッズ収集に走り、パチモンにすら踊らされる(*258)様は、完全にオタク道まっしぐらである。矢部や龍太らファン同士で集まると大人げもなく「ガチレンごっこ」に興じ、普段のクールなひとははどこへやら。完全に役に没頭するほど熱中している。なおこの際、ひとはが悪役の怪人を演じるのが常である。

嫌いなものアレコレ

家事や勉強などではハイスペックを誇る反面、苦手なもの・嫌いなものが多いのもひとはの特徴である。特に運動に関してはからきしで、命の危険のある水泳を筆頭に、鉄棒・跳び箱・バレーボール・バスケ・持久走など、その運動音痴っぷりを披露してきた。それ以外の学科ではダンスや音楽(歌)も苦にしている。こうした苦手なものに対しては「~なんて無意味だし不必要だよ」と言って避けようとする傾向がある。また肩車や騎馬戦でも怯えるほどの高所恐怖症である他、大の虫嫌いでもある。

エロ本マニア

ガチレン以外ではなぜかエロ本収集を趣味としており、ブックカバーを掛けて日常的に持ち歩いている。そのコレクションは、官能小説から『月刊エロチカ』などの写真投稿誌までジャンルは問わない模様。入手経路は長らく謎だったが、普通に書店で購入していると判明した(*v96)。矢部の部屋にあった巨乳写真誌を見て「相変わらずエロ本の趣味が悪い」とダメ出しをしていた(*150)

コメント

ハタ坊 2016年05月14日 21:00

以前松岡咲子を「ちびまる子ちゃんのお姉さんにそっくりだ」と書いたことがありましたが、今回また三女さんのそっくりさんを発見しました。しかも主役で・・・。
『私がモテないのはどう考えてもおまえらが悪い』のダークヒロイン「黒木智子」です。
ひとはの4年後でないことを心よりお祈りします。
言い遅れましたがはじめまして。


みつたま 2016年05月14日 21:21

>ハタ坊さん
「わたもて」のもこっちさんですよね。アニメも含めて作品そのものは見たことないのですが、
キャラ名が応援しているマリーンズに由来することもあり、名前や存在は存じております。
私ももしひとはが将来こじらせるとあんな感じになるのかな~と思ってましたw
もさっとした感じの黒髪といい、人見知りだけど毒のある性格といい、どこかそれっぽいですよね~。


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