松岡咲子
まつおか さきこ

パーソナリティ”いちばんおかしい人”

6年3組の女子で、三つ子と関わりの深いグループ「チーム杉崎」のひとり。オカルトが大好きで、ひとはのことを天才美少女霊媒師と思い込んでいる。

ルックス

外見上これと言って際立った特徴はないが、男子からの評価を見る限り、高いレベルでまとまった美少女といったところだろうか。もちろん黙っていればの話。
髪の色は多少色味がつくことがあるが、基本的には黒。モノクロではキューティクル入りのベタ塗り。垂らした前髪が自然と真ん中あたりで分かれている。後ろ髪は襟に掛かるくらいの長さで、普段は細いリボンでふたつ結びのお下げにしている。瞳の色は髪と同じ。ふたばと同じようなパッチリとした瞳をしている。

体格

中肉中背の平均的な体格。人並み以上のバストサイズも含めてスタイルは良い。ただ丸井家に居候した際にひとはの料理美味しさについ食べ過ぎて、ひと夏で5kgも体重が増えてしまった(*200)。その状態でも吉岡には体型の変化に気付かれていなかった(*201)ので、元々ある程度しっかりした体つきだったのかも知れない。その後は元の体型に戻ったようである。身体測定では座高が伸びたことを気にしていた(*90)

ファッション

ルックス以上に彼女を特徴づけているのが、その出で立ちである。まずひとつが首に掛けた大きな数珠。登下校時はランドセルに入れて持ち歩いており、教室に入ってから着用することが多いようだ。いつも身に着けているような印象があるが、意外と外している場面も多い。
もうひとつがYシャツにネクタイ・ブレザー(カーディガン)・チェックのスカートといったプレッピーなファッション。女子高生の制服ライクなこの格好に加え、ネクタイを緩めたりYシャツの前をはだけたりと意外と脱ぎっぷりがよい(?)ことも、彼女が大人びて見える一因かもしれない。なお初期はまだこのスタイルではなく、もう少し大人しめの小学生ファッションだった(※1)
ブラジャー着用者。みつばが可愛いブラと評していた(*198)パンツはプレーンな綿のふわふわ系(*263)。靴下は上部に白いラインの入った、黒のハイソックス。
(※1) 数珠&制服スタイルは22卵性『Dr.写経診療所』で登場して以降、定着。小さい数珠はそれ以前にも身に着けている。

性格

元々秘めていたオカルト趣味が、ひとはとの出会いをきっかけに覚醒。その興味の及ぶ範囲は霊能力・心霊現象・UMA・宇宙人・呪術・魔術など多岐にわたる。特に霊関係が印象深い。事あるごとにオカルトネタを絡めてくるため、友人たちのみならず他のクラスメイトからも頭がおかしいと思われている。彼女がオカルト関連に注ぐ情熱と行動力は相当なもので、雑誌への投稿(*172)などはもちろんのこと、夏場になると墓場にキャンプを張ったり(*58)、入院したときには一日中病院を徘徊したり(*231)していた。また超常的存在と身近になりたいあまり、霊に憑かれたり呪われる、あるいはブラックサンタにおしおきされたい(*263)といったマゾじみた願望を持つ。
ただしオカルトを離れれば、ごく普通の女の子である。特に性的なことに対する耐性は低め(※1)。幼少期に出会った杉崎たちに松岡本人だと思われていなかった(*『TS今昔物語』)ことや、矢部にも「大人しい方」と評されていた(*7)ように、むしろ存在感の薄い子だったのかもしれない。またやや意外とも言える一面が、その「雑な性格」(*243))。衣服やゴミが散らかっている自室(*282)や、でたらめな調理手順がその証拠である。自分の関心のあることには強い執着心を持つ一方で、こだわりのないことにはまるで無頓着という彼女の二面性が垣間見える。
(※1) みつばフィッティングを頼まれた時(*198)やおっぱい経文(*206)を唱える時の照れ具合、龍太に胸元を凝視された際の反応(*256)など。

成績

学業面が窺えるのが98卵性のひと幕。算数が「珍しく」100点。社会は霊の仕業で50点。一応100点を取れることや全身経文の難解な漢字をすらすらと書けることを考えると、それなりの地頭を持っているのではなかろうか。能力が自分の興味のある分野や得意な領域に特化しているものと思われる。バイタリティの高さから察するに運動神経も悪くないようだ。その反面、雑な性格が災いして、料理は大の不得意。バレンタインに作ったおみくじ入りチョコレートは見た目もお粗末でクレヨンみたいな味がすると評され(*243)、カレーも手順がまるででたらめで謎の固形物が出来上がっていた(*282)

人間関係

家族構成は父・母・娘の3人家族の模様。作中における描写から、おそらく一人っ子だと思われる。
丸井ひとは松岡さん・さっちゃん三女さん
ひとはにとって松岡は3組で最初に出来た友人であり、一番の親友と言ってよい。一方的な思い込みから松岡はいまだにひとはのことを「天才美少女霊媒師」と固く信じており、いくら拒絶や否定をされても自分に都合よく解釈してひとはに付きまとい続けている。一方でひとはの方も問答無用で自分のペースに巻き込む松岡のことを迷惑がりつつも、内心では親友だと思っており、取り乱した際には思わず「さっちゃん」と愛称を口走ってしまった(*221231)。霊媒師扱いされることに関してはひとはの方も受け入れつつある。こうした絡みを続けているうちにふたりの距離はどんどん縮まり、今ではメッセージアプリやメールで日常的にやり取りする間柄となっている。
吉岡ゆきさっちゃんゆきちゃん
ひとはに次いで松岡と仲が良いのが吉岡。元々同じチーム杉崎の一員として、松岡の一番の理解者は吉岡だったと思われる。ところが最近の松岡と来たらすっかりひとはにお熱であり、吉岡はちょっとしたジェラシーを覚えているようだ。
丸井ふたばさっちゃんふたばちゃん
決して仲が悪いわけではないものの、お化けが苦手なふたばにとって松岡は相性の悪い相手。松岡の怪談話にも律儀に付き合ってくれるのだが、そのことによって理科太郎くんを破壊したり(*206)、お漏らししてしまう(*276279) などの実害も発生している。
オカルト研究チーム
鴨橋小学校のオカルト好きの4人組。松岡は彼らを招集してチームの顧問を務めていると自称していたが、当の4人からは「知らない人」扱いされていたように松岡の独り相撲だったらしい(*299)。ただその後も交流を続けていることから、それなりに一員としてとけ込んでいるようだ。
住職
松岡がキャンプしていた墓場のある寺の住職。存在のみが語られているが、松岡は霊能者として信頼を置いている模様。ドラム缶風呂に監視カメラを仕掛けていたことから、おそらく男性だと思われる。また松岡が身に着けている数珠も彼から譲り受けたものである(*249)

台詞・擬音

アラカルト

パーソナルデータ

294卵性みつばの手帳より、電話番号が「080-745-○○○○」、メールアドレスが「gost_my_love@」で始まるもの、住所が上尾市の「中○○」町の5丁目(?)であることが判明している。上尾市の「中」で始まる町域は「中新井」「中分」「中妻」の3つがあり、うち5丁目があるのは「中分」「中妻」のふたつ。

「チーム杉崎 徹底特集」の杉崎による紹介

三女のことを天才美少女霊媒師と勘違いしている心霊大好き少女。本来は私たちチーム杉崎の一員なんだけど、暴走ゆえの単独行動が多くて困っちゃう。
※『週刊少年チャンピオン』年号 みつどもえ増刊号「チーム杉崎 徹底特集」より抜粋。

コメント

2016年04月09日 06:19

キャラクターが掘り下げられる都度、オカルト暴走キャラ以外の魅力もどんどん増して行った幸運な子。
ひとはとのエピソードもなごむ、しみる、やに下がる…!


みつたま 2016年04月09日 23:15

意外にもずぼらで雑なところとか、性的なことになると途端に奥手っぽいところを見せたりとか、
出番が夏以外にも広がるにつれてキャラの深みも増していきましたよね。
三女さんとのおかしな友情は心が温まります。


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