2015年のみつどもえを振り返る②

パーソン・オブ・ザ・イヤー

昨年に引き続き、今年も『みつどもえ』で一番活躍した人=パーソン・オブ・ザ・イヤーを決定したいと思います。言うなればみつどもえの顔とも言える存在を決めようというもの。こちらはベストエピソードとは違い、純然たるデータに基づいてランキングが決定されます。
なお「2015年・扉絵ランキング」の方の順位は以下のようになっております。
順位キャラポイント
丸井ひとは16.5
丸井みつば16.0
丸井ふたば11.5
佐藤信也5.5
緒方愛梨4.5
伊藤詩織4.5
宮下4.0
松岡咲子3.5
今年の「扉絵ランキング」の特徴は、ご覧の通り4位以下がやや波乱気味だったこと。4位の佐藤に5位の緒方伊藤と、これまであまり上位に来なかった勢が上位に食い込んできました。代わりにランキングから落ちたのが杉崎吉岡。今年は全般的にチーム杉崎が不振だったという印象です。
さて今年は昨年同様「主役度」を数値化して算出したものと、それに加えて上記の扉絵ランキングのポイントを合算して、パーソン・オブ・ザ・イヤーの基準値としたいと思います。主役度は以下のルールで数値化されます。昨年からの変更点は昨年よりも基準を厳しくしたこと。今年は助演の場合は加点しないようにしました。純粋に「主役」でないと点数にならなくなったということです。そしてそもそも主役を張ったことがないキャラは、このリストから除外しました。シビア!
  • 主演=5ポイント
  • ダブル主演=3ポイント
  • それ以外=0ポイント
卵性エピソード名みつばふたばひとは杉崎宮下松岡緒方伊藤加藤佐藤海江田絵理紗江子チブサ
289恋のテレフォンCALL5
290埼玉の小学生とひとの日記5
291ギリチョコ!!5
292それでもやっぱり猫が好き33
293おニュー・シネマ・パラダイス5
294オーマイゴースト ~わたしが規格になっても~5
295チームT推し33
296後ろ足引っ張り隊5
297はじめてのあくしゅ5
298雌ブタがプロデュース33
299丸井ひとはのΨ難5
300完熟なる飼育5
301水着にまとわりつくエトセトラ33
302夏の日の201533
303いけちゃんとわたし33
304恋の男子サイド5
305背筋をもさっと…5
306仮装ディストピア5
307S機関情報5
308マツダケART5
309湯けむりスナイバァ5
310サンタが闇の底からやってくる33
311サンタが海の向こうからやってくる5
合計みつばふたばひとは杉崎宮下松岡緒方伊藤加藤佐藤海江田絵理紗江子チブサ
主役度合計1610285383631910533
扉絵ポイント16.011.516.53.04.03.54.54.52.05.53.03.000
総計32.021.544.58.07.011.57.510.55.024.513.08.03.03.0
と、このような結果になりました。

1位はひとは。2位のみっちゃんに実に1.5倍近い大差をつける完勝でした。289卵性293卵性での矢部っちとのラブラブっぷりに始まり、児童会選挙への立候補、運動会の男子・女子サイド双方における連続主演(304卵性305卵性)と、年間を通しての活躍が光りました。男装を披露したりとインパクトの面でも十分。この圧勝ぶりも納得です。人気投票でこそ僅差で涙を呑みましたが、見事昨年に引き続いての「パーソン・オブ・ザ・イヤー」2連覇。おめでとうございます!

2位は安定のみっちゃん。ポイント差こそつけられましたが、選挙前後における空回りっぷりなど、印象度という点では決して負けておらず、女王としての面目は守られた格好。そして今年最大のサプライズは、なんとしんちゃんが3位に食い込んできたことです。言われてみればバレンタイン回(291卵性)に始まりその後の選挙(298卵性)や仮装大会(306卵性)など、たびたび主役を張っていましたよね。今年の彼にはどこか「人気者の優等生」という従来のレッテルを覆すような振る舞いが見受けられ、もしかすると彼にとって転換点となった年だったのかもしれません。

その佐藤にかわされて4位に甘んじたのがふたばです。人気投票で宮下の後塵を拝してよもやの4位だった彼女ですが、ここでも再びその憂き目を見ることに。今年はやや脇役に甘んじたふたば、来年こそ巻き返したいところです。それ以下で10ポイント越えを果たしたのが、海江田松岡伊藤の3名。それぞれ主役を張ったエピソードでは印象的な役割を果たしており、健闘が光る一年だったと言えるでしょう。


部門賞(キャラクター)

ここからは各部門の発表に移ります。ここで挙げる賞は特に明確な基準はなく、完全に個人的な主観に基づくものです。

助演女優賞:海江田
今年は三十路の年。理由は敢えて言いませんが、きっと皆様にも納得いただけることでしょう。リアル世界とのシンクロとでもいうか…。実際にそうした効果があったのかは定かではありませんが、今年の海江田先生は生徒達ともいっそう親密になり、作中における扱いもこれまでの「必死な人」から一歩踏み込んで、より可愛らしく描かれるようになったと思います。チョコの罠を張って男子を捕獲しようとしたり(291卵性)、宮下に負けたことから育乳に取り組み始めたり(300卵性)、サウナでデトックスに励んだり(309卵性)。以前はただ人の足を引っ張ることばかり考えていた彼女でしたが、今年は自らをポジティブに変えていこうというような姿勢が見られました。人気投票で8位入賞というサプライズを果たしたのも、こうした彼女の前向きさが評価されたものと言えるのではないでしょうか。

助演男優賞:田渕
ランキングには現れませんでしたが、今年いい味を出していた男子と言えば、たぶっちゃんです。今年の彼は師匠筋にあたる千葉氏をも凌ぐ活躍を見せてくれました。特筆すべきは児童会選挙。泡沫候補ながら前向きに頑張っていた姿しかり、負けてからも佐藤を慰めていた「いい奴」っぷりしかり。いつも素直で懸命な彼の姿は、大変好感が持てるものでした。その後も伊藤さんとのWデートに駆り出されるなど、美味しいポジションを与えられていた田渕。モブだった頃の彼は既にいないと言っても過言ではないでしょう。第3の男が佐藤・千葉を喰う日も遠くはない…!? 次点は児童会長の小金井くん。「いい匂いがする岡部くん」との恋路も気になるところ。

新人賞:熊井
登場2回目にして、早くも名前付きのキャラとなったオカルト研究チーム。その中でも誰もがなぜか気になってしょうがない存在。それが熊井ちゃんでしょう。名前の元ネタはやっぱり熊井友理奈さん(Berryz工房)なのかしら…? 無口で大人しそうな性格、ガードの堅さやメカクレな髪型が醸し出す神秘性。オカルト好きという松岡さんとの接点も含めて、さまざまな可能性を秘めたキャラだと思います。そのことは読者の皆さんも気付いているのでしょう。人気投票で23位に入ったのも伊達ではありませんよね。早い再登場が待たれます。一方相方の眼鏡っ娘・坂下さんは…まあ玄人好みな感じですかねぇ。

残念賞:栗山愛子・杉崎龍太
主要キャラで今年一度も出番がなかった、残念賞。とうとう栗山っちがここに名を刻むことになってしまいました…。矢部っちの同僚ポジションはとうの昔に海江田先生に奪われてしまい、マドンナとしての立場ももはや風前の灯火といった風情。いっそのことこの出番のなさを自虐ネタにしてもいいんじゃないかというレベルです。ほぼ週刊の方で一度登場した(Vol.36)のがせめてもの救いでしょうか…。
龍太も今年は未登場。クラスメイトの二人(メグかおる)も出番はなかったため、こっち方面は薄い年だったということなのでしょう。麻里奈ママも12月号の2話に登場しただけで、例年に比べるとやや露出は控えめだったようです。

これ以外のもろもろの賞については、続く③にて。

コメント

と~しき 2015年12月31日 10:42

パーソン・オブ・ザ・イヤー!毎年ながら数字で見ると中々ナマナマしい感じで今年のみつどもえが見えてくるのが面白いですねー。
佐藤くんが三つ子の牙城に食い込んでくるって言うのが興味深かったです。言われてみれば確かに主役回も結構あったように記憶しております。
ふたばは……来年こそ頑張れ!
>助演女優賞:海江田
文句なしで今年は三十路の年でしたねー。
仰るように今年は、ただの「必死な人」ではなく可愛らしさも詰め込まれていましたよね。
実際可愛かった!でも必死っぷりでオトしてくるトコロも絶妙なバランスが取れていたと思います。


みつたま 2015年12月31日 13:53

>と~しきさん
今年もひとは強し! 数字がそれを証明してくれました。個人的に一番印象に残ってるのは
運動会周りです。小金井くんとの道ならぬロマンスも気になるわ…!
>佐藤くんが三つ子の牙城に食い込んでくるって言うのが興味深かったです。
その甲斐もあってか(?)、順調にダメ男に片足突っ込みつつある気がしないでもない。
割と自分の欲望に素直になってきたとでもいうか。
いくらイケメン無罪とは言え、女子に魔法を掛けていられるのも有限だということを
証明した1年だったように思います。
>必死っぷりでオトしてくるトコロも絶妙なバランスが取れていたと思います。
そして彼女自身もオチ要員になることに自覚的になりつつあるw サウナのブラの
くだりなんて、以前ならこんなノリで振る舞ってくれなかったんじゃないかな~。
まあこれこそ、朱に交わればってやつですよね。


tara 2016年01月01日 12:49

あけましておめでとうございます。
みつどもえあみだくじの結果は「凶」だったtaraです(三十路ww)
今年もよろしくお願いいたします<(_ _)>
本当なら去年の内に入れたかったコメントですが、横着して年頭のご挨拶と合体させて頂きます(^^;)
(「その1」へのコメントは、自分の方のエピソードランキングが完成してから改めて…)
>パーソン・オブ・ザ・イヤー
むふぅ。
エピソードランキングが悩ましくて嬉しい悲鳴です(^^)
矢部ひと方面では後半進展なしでしたが、今年は期待しております…
>部門賞
海江田先生はレギュラーの一角に完全に食い込みましたね。大人キャラで今一番勢いがあるのでは…(^^)
田渕くんは脱モブ候補の最右翼ですね。掘り下げが増えてキャラの深みも魅力も増してきました(^^)
虻川ちゃんや志久さんら女性勢にも頑張って欲しいところ…!
新人賞、“登場のインパクト”という点では矢部っち母が個人的には一番でした。
今年も再登場があるといいなぁと密かに期待…もちろん、ひとはとの共演で(^^)
残念賞は…うーん(^^;)
個人的には一郎太にもう少し頑張ってもらいたいところですw(焚きつけ)


みつたま 2016年01月01日 15:52

>taraさん
いやあとうとう明けてしまいましたな~おめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
あみだくじは凶の方がネタ的には美味しいのよ…!!(必死)
>矢部ひと方面では後半進展なしでしたが、今年は期待しております…
しょっぱなで来たかと思いきや、それっきりでしたね。小金井くんという
ダークホースも絡んできましたし、うかうかしてられない。
>大人キャラで今一番勢いがあるのでは…(^^)
みつどもえに登場する大人は揃いも揃ってダメな大人ばかりですけど、
その中でも特に関わりが多くかつ子供との対比が目立つということで、
海江田さんは完全に定着しましたよね。三十路というあだ名も秀逸でしたし。
しかし作中でのランクが上昇するに連れ、本人は落ち込んでいくという…。
>田渕くんは脱モブ候補の最右翼ですね。
男子の中では一番好きかも…/// これで女子だったら完全に萌えている。
>虻川ちゃんや志久さんら女性勢にも頑張って欲しいところ…!
伸びそうで伸びない…この焦れったさよ。まあジリジリ来てくれればよろしい。
>矢部っち母が個人的には一番でした。
これはまた随分シブいとこを攻めてきましたね~w ごくごく常識的な
フツーのおばさんだったもので、正直あまり印象に残ってなかったです。
というか、候補にすら挙げていなかった…(汗)
ああ大事なのは、矢部×ひとにおける役割ということ…なるほどねw
>個人的には一郎太にもう少し頑張ってもらいたいところですw(焚きつけ)
一郎太が頑張れば、必然的におがちんの出番も増えるということですな。
しかしそれに比例して、上尾の危険タウン度がますます上昇してしまう!


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